鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

ファミマ、ノドグロ入り「忖度御膳798円」を12月から販売

「忖度」

今年、突然世間に知れ渡った言葉である

そして流行語大賞にもノミネートされた

そんな忖度の名を冠した弁当がファミマから販売されるという

発売日は12月1日

しかし今月21日から予約を受け付けるそうだ

なぜ予約なのか?

80万食の数量限定商品

そしてごく少量とはいえ高級魚のノドグロ

やはりコスト的にも限定でいかないとダメなんだろうな

要するに話題を集めるための弁当である

内容は

「腹黒い」とかけた高級魚ノドグロを焼いてほぐしたものを乗せたご飯

「ゴマすり」をイメージさせるホウレン草のごまあえなど、無理やり感満載だが

9種類のおかずと3種類のご飯を詰め合わせだ

少量のおかずがたくさん入ってる

俺の好きな弁当のタイプである

しかも798円

この値段なら食べてみたいなと思わせる弁当である

多分ノドグロの味はわからないだろう

俺は好きなものは最後まで取って置く派である

そのために何度夕食時に最後まで残しておいた好物を親父に取られてきたことか

本当に損なタイプである

しかし楽しみは最後に取っておきたい

そんな俺は最後にノドグロごはんを食べるであろう

そして後悔するのだ

「少なすぎて味がしないな・・・」

激安松茸弁当もそうだが、あまりにもペラペラにスライスされているために肝心の食感が消されているのと同じだろうな

そして弁当の松茸は外国産なんで匂いも最初からない

あと問題なのは俺は10年以上コンビニの弁当を食べていない

俺はコンビニの弁当を食べると体が痒くなるのだ

そのために長い間コンビニの弁当を食べるのは避けてきたのだが

最近は俺の体にも対応してきてるかもしれないな

でも店頭に置いてなければ買わないな

デパ地下弁当と競合する値段だし

ただ話題作りには持ってこいだな

酒のアテになりそうなおかずだし

 

風邪もだいぶ良くなった

やはり養命酒琥珀生姜酒は良い

体がポカポカになり

風邪なんか吹っ飛んでしまうのだ

鬼平こと長谷川平蔵は風邪を引くと卵酒を飲んでいた

「小鍋に卵を割りこみ、酒と少量の砂糖を加え、ゆるゆるとかきまぜ、熱くなったところで椀へもり、これに生姜の搾り汁をおとす」

これが鬼平好みの卵酒である

一度やってみようと思いつつも実際に風邪をひくとめんどくさくなってしまうのだ

 

今日はメガネを買ってきた

普段使いの予備のメガネである

普通のメガネを買うほど予算もないので

いつものように安いメガネ屋さんへ

JINSZOFFを周り

ZOFFで買った

人生初の丸メガネ

ずっと欲しかった丸メガネである

思えば俺が憧れてきた人は丸メガネをかけていた

ジョンレノン

ジャン・レノ

北大路魯山人

種田山頭火

永井荷風

荒木経惟

波平

今、俺は丸メガネをかけて鏡を見ている

そこに映ってるのはジョンレノンではなく波平である

どこからどう見ても、まぎれもない波平である

国民的おっさんの波平だ

かつて日本のお父さんの象徴であった波平

俺はようやく波平になれたのだ

波平はあの姿になっても育毛剤を使用するほど往生際が悪い

1本だけ残すのは大変な苦労があるだろう

しかしそれが波平のこだわりでもありオシャレなのだ

彼は残された1本の毛を大事そうにドライヤーをかける

そんな波平の行為にあろうことか息子のカツオが「無駄だ」と言おうとした

すかさず止めに入るサザエ

日本中が安堵した

俺もいつか頭頂部に1本だけ残したい

波平は54歳

俺はまだ波平の年齢には程遠い

いつか波平に追いついた時に俺は真の波平になることであろう

 

そして本を一冊買ってきた

いとうせいこう氏の「鼻に挟み撃ち」

早く読みたいが、録画して見ていない番組も山積みだ

 

しかし「るろうに剣心」の作者がロリコンだったとは・・・

 

 

鼻に挟み撃ち (集英社文庫 い 78-1)

鼻に挟み撃ち (集英社文庫 い 78-1)

 

 

 

養命酒製造 琥珀生姜酒 700ml

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