鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

タコは街を作ることが判明した

タコ

茹蛸、タコ飯、たこ焼き、天ぷら、甘辛煮、酢の物、カルパッチョ

とても美味しいタコ

俺は正直好きである

そんなタコ

以前ブログで宇宙からやってきた宇宙人だと書いたが実は彼らは街を作るということが判明したそうである

そもそも今まで彼らは単独行動すると考えられてきた

しかしタコは貝殻を集めて山を築く

それを数世代続けてやがてアパートに姿を変える

さらにそのアパートが数棟集まって村を作ると言うのだ

最初に発見されたのはオーストラリア沖

そ子に存在していた「タコの街」は偶然だと考えられていた

まさかタコが街を作るなんて

誰も信じなかったのだ

それは最初に書いたように彼らは単独行動をする一匹狼ならぬ一匹蛸だからだ

2009年ダイバーが海に潜るとそこには驚きの光景が

なんと蛸たちの小さな集団が海底にある金属ゴミの周囲に穴を掘り共同生活を送っていたという

一体なんの集まりなのか?

家族なのか?会社なのか?宗教団体なのか?

そこまでは分からない

しかし明らかに彼らは共同生活を送っていたのである

これをダイバーは「オクトポリス」と名付けたが

まだまだこの時点では「たまたまそこに金属ゴミがあったから」と自分たちが見た光景を全部受け入れようとはしなかった

ところが2016年

ついに人類は蛸の驚くべき姿を目撃することとなる

それは人間の関与が考えられない別のタコのコミュニティ

つまり貝殻で築き上げた蛸アパートなのだ

蛸荘とでも言うべきか

ようやく科学者たちは蛸は昔から共同生活を送ってきたんじゃないかと疑い始めたのである

アラスカパシフィック大学で海洋生物学を研究するデイヴィッド・シェール教授の研究チームは、この新しい発見を『Marine and Freshwater Behavior and Physiology』誌で発表

彼らは蛸荘をオクトランティスと呼び数ヶ月にわたり観察

観察といえば聞こえはいいが、蛸からしたら覗きに盗撮である

その蛸荘には10〜15匹のコモンシドニーオクトパスで構成されたアパートが何棟か確認された

それは都市と言うよりは岩場の周囲に巣が集まってできた数世代続いた村に近い

エサとして食べた後の貝殻をリサイクル

さらに蛸たちはビール瓶や釣り用のルアーなどのゴミまでかき集めてリサイクル

3年と言われる短い蛸の寿命

彼らはその短い生涯をひたすらアパート建設に費やしてきたのかもしれない

そして祖父の意志を継ぎ、父の意志を継ぐ

そうやって数世代にわたり建設されたのが蛸荘なのだ

リサイクルしたゴミを積み上げ

内部に穴を掘る

そして隣り合うように巣を作るのだ

「これらの蛸荘は食料が豊富にあっても隠れ家となる場所が限られているようなところなら、どこでも発生する可能性があります」とシェール教授は語る

研究チームはダイバーが撮影したものと自動カメラで撮影した動画を使って研究

そこには都会慣れした蛸の姿が映し出されてたという

少なくとも3組の蛸カップルがSEX

さらに1組のカップルが未遂で終わったそうだ

他には蛸同士の喧嘩なども観察

完全に盗撮してたんだな

本当に蛸迷惑な話である

蛸はもはや訴えてもいいレベル

 

しかしこれらすべての事実は蛸が宇宙人だと考えれば納得すること

やはり奴らは宇宙人だったんだな