鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

2017年ブエルタ第7ステージ

2017年のブエルタ・ア・エスパーニャ

第7ステージ

3級山岳が3つ登場するがスプリントにもなる可能性のあるステージ

問題は最後の3級山岳が石畳の急勾配でゴール直前にあるところだ

間違いなくこの最後の3級山岳が勝負所

そしてそこまでは逃げとメイン集団は平穏なサイクリングをするだけだ

案の定、中継が始まると大きな逃げ集団ができている

その中には怒りの最強逃げ屋デヘントも含まれている

その他有力勢ではBMCのデマルキ、AG2Rグジャール、UAEのモホリッチなどが逃げメンバーに入った

総勢14人の逃げ集団だ

メイン集団はリーダーチームのスカイがコントロール

スカイがコントロールする限りは逃げは安泰

そしてこの日もスプリンターチームはやる気を見せない

やはり最後の3級山岳をこなすのは厳しいと判断してるのかもしれない

これがツールなら登れるスプリンターやパンチャーも多数いるためにステージを狙いに来るチームが多いのだろうが

スプリンターチームのやる気スイッチはどこにあるのだろうか?

ちなみにツールではアシストがフルームのケツを引張叩いたらスイッチが入ったそうなのでフルームのやる気スイッチはお尻にあると思われる

そんなスカイは逃げとの差を8分ほどでコントロールした

途中でバーレーンが横風作戦を敢行するが不発に終わる

その後もしばらくピリピリした緊張感が出るものの決定的な分断にはならない

一時的に逃げとの差も縮まるも再び開き始めた

残り20キロ

逃げ集団

デヘントが仕掛けたことにより動きが出る

ここからは最後の戦いに向けた牽制が入る

誰もが一緒に行きたくないのは元祖登れるスプリンターのロハス

モホリッチが抜け出しグジャールが追いかける

わずかに先行しながら最後の3級山岳へ突入

道幅も狭い石畳の登りだ

バイクとぶつかり単独落車発生

追走集団からはロハスとデヘント、ポランスキーらが合流

デマルキは遅れる

山頂を超えて下りに入るとモホリッチが単独で抜け出した

追走のデヘントも必死に追いかけるが届かず

最後のストレート何回も後ろを確認

そしてジャージの胸を指差してスポンサー様へのアピールからのガッツポーズ

モホリッチが嬉しいステージ優勝となった

全てを出し切ったモホリッチ

ゴール後すぐにバイクから下りて座り込む

泣いているようにも見えた

 

一方メイン集団は何事もないまま集団でゴール

甘いものを食べて談笑しながら200キロのサイクリングを無事に終えた

総合系の順位の変動はなし

勝負は第8ステージ

ゴールまでわずか2kmの場所に1級山岳がある

おそらく最大勾配18パーセント以上

今日もコンタドールの動きに注目したい

そしていかにフルームを丸裸にするか?

そのためには総合系みんなが攻撃を仕掛けないと

フルームのアシストという服は剥ぎ取れない

幸いにもブエルタのフルームはランダ貞操帯はつけていない

 

 

今日は休み

しかしなかなか疲れが取れない

先ほど巨大ショッピングモールへ行ってきた

目的はATMと100円屋だがついでに本屋へ

本など読む暇もないのに一冊購入

しかも結構分厚い

 

銀河鉄道の彼方に (集英社文庫 た 29-5)

銀河鉄道の彼方に (集英社文庫 た 29-5)

 

 宮沢賢治銀河鉄道の夜をベースにした本

早く読みたくて仕方がないが

俺には時間がない