ブエルタ・ア・エスパーニャ第14ステージ
獲得標高5000メートルというとんでもないクイーンステージ
Jスポーツも気合いが入りレース開始から放送
ツール同様にアタック合戦が見られるのはワクワクする
さすがにこの日はキツすぎるので新城は最後尾の定位置でアタック合戦には加わらなかったが集団前方では今まで同様激しいアタック合戦が繰り広げられた
途中で逃げ容認と言うよりメイン集団が中切れを起して40名ほどが抜け出して逃げ集団となる。ジャイアント以外は各チーム逃げに送り込む事に成功
山岳狙いのフライレ、ジェニエもしっかりと入る。そしてなんとモビスタが3人も逃げのメンバーにそして総合12位のモレーノが入ったためにスカイはあわてて集団を引き始めるも差はどんどん広がっていった
山岳は最初の二つをフライレが獲得。ジェニエは最初の1級こそからんできたがこの日はここまでだった。ジェニエが山岳争いを脱落すると今度はチームメイトのエリッソンドがフライレに食い下がろうとするがフライレが頑張る
逃げを積極的に引いたのはオリカの3人。この段階ではまだオリカの意図は読めなかった。そして逃げをおもいっきり引き倒して脱落して行くオリカの二人。
一体何がしたいのだろう?
スカイのアシストを削る為なのか?
と思っていたら残り70キロ。3つめの1級山岳の頂上付近でメイン集団からサイモンイェーツがアタックして単独抜け出しに成功して頂上を超えようとする
すると絶妙なタイミングで逃げから脱落したオリカのサイモンゲランスとコルトが下りに入るタイミングで次々とサイモンイェーツに合体。あっというまにオリカトレインが形成されて下り始める
もうゾクゾクするこの展開。まるでゲッターロボが合体するかのように3人が1つになった。そして下り終わって平坦にはいるともう一人のオリカのケウケレールまで合流して平坦をチームタイムトライアル。まさにオリカの作戦大成功。サイモンイェーツはメイン集団との差を1分半まで広げて最後の超級山岳へと突入した
逃げ集団からは残り7キロでヘーシンクがアタックして抜け出す
そのヘーシンクにエリッソンドが合流してカチューシャのシリンも加わり3人でゴールを目指す
残り300メートルでヘーシンクが最後の力を全部出し切るかのようなアタック。だんひたすらダンシングでエリッソンド達を寄せ付けることなく独走で復活のグランツール初勝利。
かつてはラボバンクのエースとして常にツールの表彰台候補とされながらも心臓病でエースの座を明け渡す。そして父親の死も乗り越えての今回の復活勝利だった
メイン集団はお互い牽制し合う状況
コンタドールやキンタナなどアタックをしかけるもなかなか決め手にはならない
そしていつのまにかバルベルデが脱落
コンタドールも脱落
キンタナとフルームがやり合ううちに知らない間にケーニッヒやチャベスがキンタナ達の前へ出てたみたいだ
このあたり正直中継がどこを移してるかわからない。見ていて頭が混乱する
結局キンタナ、フルームは同タイムでゴール。コンタドールが遅れてバルベルデは完全に表彰台圏内から脱落した
この日は作戦が再成功したオリカと集団を引き続けながらも結果的に成功したスカイが躍進した
マイヨロホ キンタナ
2位 フルーム 54秒遅れ
3位 チャベス 2分1秒
4位 サイモン・イェーツ 2分17秒
5位 ケーニッヒ 2分38秒
6位 コンタドール 3分59秒
となった。それぞれトップ5に二人
オリカとスカイの表彰台争いが今後楽しみである
そして今日の第15ステージの予想
今日もスタートからの放送
今日は距離が短い為にハイペースで展開されることが予想される
そうなるとタイムアウトがコワイ
調子の悪い選手にとっては正念場になるであろう
最後の山岳は平均勾配が5%ぐらいとこのレベルではあまりキツく無い登り
高速の山岳バトルになるであろう
そうなるとキンタナのインターバル走法もあまり効果的ではない
たんたんと登るフルーム優位だが結局は総合上位は同タイムでゴールになりそうだ
おそらく今日も逃げが決まる
誰にしよう?
エリッソンド、フライレ、ヘーシンク、ジェニエの山岳ほしい人
今日こそはとローラン、マティアスフランク
メイン集団からだとタランスキー辺りは抜け出してステージも狙えるかもしれない
まぁどうせ今日も当たらないのでタランスキーにするかな
タランスキーが最後の登りでメイン集団からアタックして逃げを吸収。キンタナ達に1分ほど差を縮める。これで行こう