鯖棒亭日乗(下)

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大名古屋「浪花ろばた八角」チキンカツ定食 880円

肩凝りが酷い俺

昨日もコーヒーをドリップするときにプルプルしてしまい3投目が雑になる俺である

今はマンデリンを飲んでいる

昨日はカリタのウェーブで淹れた

ハリオより苦味が少ないような気がするが同時に飲み比べないとなんと言えない

先日購入したカリタの温度計で図るとだいたい92度で淹れてるみたいだ

沸騰直後のお湯を月兎のポットに移すと丁度92度になる

やはりよくできてるんだな

俺はとても感心した

 

肩凝りが酷いので今日は体のメンテをしてきた

腕が上がらないことを伝え首と肩を重点的に治療

でも神経が圧迫されてる感もある

多分新調したニトリの枕が合っていないのだと思う

ただ買ったばかりの枕を捨てるのも忍びない

かといっておっさんのよだれが染み込んだ枕など一部のマニアを覗いて売れるわけもなく・・・

さてどうしたものか?

多分枕の高さが足りない

ふわふわすぎて俺の脳みそも頭髪もスカスカな頭を乗せても沈み込んでしまうのだ

そうなるとホテルみたいにダブル仕様か

ニトリも多分2つ買わせることが狙いなのかもしれない

ちなみに枕はホテルなんとかって奴だ

 

メンテを終えた俺は電車に飛び乗り名駅を目指す

若いカップルの男の方が非常にだらしなく今にも崩れ落ちそうに座っている

正直蹴飛ばしてやりたいが辞めておく

何事も我慢である

 

名駅についた俺は大名古屋を目指す

いつものように三階へ登る

やはりここは空いていて良い

そしていつもの店に入る

浪花ろばた八角

魚系が豊富なので安心感がある

そして月替わりの限定メニュー

今月はどうやらチキンカツ

しかも愛知県産の錦爽どりを使用してるそうだ

どっちにしろ俺はチキンカツがとても好きだ

しかしチキンカツが食べられる店は少ない

そしてパサパサなチキンカツも多い

880円という値段から迷うことなく俺は注文した

 

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880円でこのボリュームなら満足である

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日替わり小鉢はなんだろう?

正式な名前は知らないがうちの近所のスーパーで「スタミナ」と称して売ってる奴だ

一体何がスタミナなのか謎ではあるが

俺はソースを全体的にぶちまけた

名古屋だとせっかくのチキンカツを味噌で台無しにしてしまう店が多いが

こはちゃんとソースなところが嬉しい

チキンカツを注文して味噌がこれでもかとたっぷり塗られて出てきた時の敗北感は凄まじい

味の濃い豚なら味噌でも行けるが流石に淡白なチキンは無理だ

完全に味噌に支配されてしまうのだ

 

俺は端から一切れとって食べてみた

揚げたてサクサク

とても良い食感だ

そしてチキンがとてもジューシー

これは毎日食べたくなるチキンカツ

「正解だったな」

やはりこの店の安定感はすごい

一流店のような洗練された美味さではないのだが毎日食べたくなるような味

これがやはり庶民には一番美味いのだ

そしていつ来ても何食べてもハズレはない

この大衆感が素晴らしい

サラダもたっぷりあるし

ポテサラも王道な味だし

小鉢もまた美味い

つまみにして酒飲みたい気分になる

漬物は普通だが食べ放題

お茶も飲み放題

もちろん常識的な範囲でだが

「やっぱりソースだよな」

「なんで名古屋は味噌なのか?」

「地元民でもそれほど味噌が好きってわけじゃないのにな」

「やはり名駅だと観光客向けになってしまうのだろうか?」

どっちにしろチキンカツに味噌は無い

やはりソースである

あとどの店も最近はチキン南蛮ばかりなんだよな

なんでチキンカツを出さないのだろうか?

調理なんて同じだろうに

南蛮酢作る手間も省けるのにな

そしてチキンカツ丼出して欲しいな

カツ丼は重すぎるんだよ

おっさんには

 

3分の2も食べると既に満腹である

「萬平さん・・・」

あれだけ夢中に見てた朝ドラも放送が終わった瞬間に記憶から消去される

半分、青い。」なんて遥か遠い過去のようだ

今の朝ドラも毎日見てるがタイトルが思い出せない

広瀬すずはとても可愛らしいお嬢さんだが

俺世代だと正直山口智子の方が良い

今回は記念ドラマだけあって過去の主役が登場しまくる

先日もいきなり山口智子が踊りだした

でもあんなシーンはいらない

東京編はよくわからない

できることなら北海道で乳搾りして欲しいが無理なんだろうな

この先どんな展開が待っているのか?

誰が登場するのか?

イランではおしんが大人気

もしかして今回の戦争を回避できるのはシンゾーではなく天陽くんのお母さんなのかもしれない

それにしても満腹だ

やはり50歳手前になるとこのボリュームは辛い

でも食べたいチキンカツ

 

「ごちそうさまでした」

 

俺はとても満足して店を出た

そして奈良の店で南部鉄器の燕鈴を購入

 

www.nakagawa-masashichi.jp

 

この音色にノックアウトである

そして独身な俺でも夫婦円満になれるそうだ

 

 

今日は父の日

高島屋ではセルフ父の日を推奨している

でもいくらお父さんが自分で購入しようがそれが家族にばれたら激怒される

「なんでこんな高いもの買ったの?」

「お酒飲むのにこんな錫製のぐい飲みなんていらないでしょ」

「あんたなんか100円ので十分」

「安月給のくせしてバカじゃ無いの?」

「当分お小遣い減らしますからね!」

となるだけである

そんなお父さんフェアを俺はお父さんでも無いのに冷やかしてきたのだ

入り口に2台ポルシェが置いてある

しかも真っ赤のポルシェ

緑の中を走り抜けたくなる

しかしお父さんと言えども1000万は少々お高い買い物

話題作りのポルシェだが群がるお父さんもほとんどいない

高島屋は何か勘違いしている

スポーツカーを展示するならカウンタックじゃ無いとお父さんホイホイにはならない

ポルシェでは役不足

そしてポルシェを展示するならかつてポルシェのライバルだったハコスカの方がお父さんホイホイになる

ハコスカはとても良い車だ

俺も18歳の頃に乗ってブイブイ言わせていた

ハンドルはクソ重たいし

ブレーキは効かない

そして回らないエンジン

それでもハコスカは良い車だ

 

高島屋の中に侵入してみると各階のお父さんコーナーはほとんど賑わっていない

俺は酒器のコーナーへ向かった

正直今日は買う気が無い

冷やかしだけである

酒器コーナーは全く人がいない

俺以外は若い夫婦が一組いただけである

夢中で眺める夫の横でイライラしてる妻

これが日本の現実

「どれにしょうかなぁ?迷うなぁ?」

「早くしろやハゲ」

「そんなもんどれでも一緒だろうが」

しかし奥さんには一度冷静になって考えてみてほしい

もしこれが逆だったら?

自分だって迷いに迷うはずだ

そしてそれは酒器よりはるかに高いアクセサリーであったりバッグだったりするはずである

しかしなんで夫婦というものはこうなってしまうのか?

やはり他人同士が一つ屋根の下で暮らすには相当の愛と相性の良さが必要なんだろうな

 

俺は一通り酒器を眺めた

錫製で気になるのはあるにはある

しかし今一つ決め手が無い

彫りのデザインだな

デザインがどうも今一つ

タンブラーで目に止まるやつはあった

実際に手にとって見た

「これ欲しい」

値段を確認

3万弱

何かが間違ってるな

 

俺はゲートタワーへ移動

比較的安い器の店へ

どうやら今日は全品10パーオフ

「買うなら今しかねえ」

「買うなら今しかねえ」

俺は買う気満々になった

まず小型のガラス製のフラワーベースをチェック

1000円だ

これはサボテンの水耕栽培に使おう

「あとはそうだな・・・」

「おっ粉引きがあるぞ」

俺は粉引きのカップを手にとった

小さなボウルみたいな奴

湯のみでもスープでもなんでもいけそうな万能タイプ

もちろん日本酒でも良い

「こないだもらった赤霧島でもいいな」

俺の頭の中で妄想が始まる

様々な液体を粉引きに注いで飲む妄想が

1800円

「買いだな」

俺は長い間粉引きを探していたのである

あとは一つ一つ表情が違うので4個あるうちのどれにするか

親切な店なら在庫全部出してきて見せてくれるが

さすがにこちらからそこまで図々しくはなれない

4個だ

俺は4個の中から一番好きな奴を選んだ

こういうのはやはり第一印象が大事

一番最初に「これだ」と思ったものを購入した

ちなみに美濃焼の粉引き

器は育てて楽しむもの

バンバン使ってこその粉引きなのだ

 

 

そして俺は地下へ潜る

今日は父の日であるが和菓子の日でもある

先日から無性に食べたかったとらやのコーヒー羊羹を2本購入した

そんな俺の目に芥川龍之介の写真が飛び込んできた

「亀戸」「くず餅」

そうなのだ芥川龍之介永井荷風など文豪に愛された元祖くず餅の船橋屋である

www.funabashiya.co.jp

 

みつ豆豆かんもうまそうだぞ」

しかしここはとりあえずくず餅だな

なんせ発酵してるそうだからな

発酵好きの俺としては押さえておかないとな

俺はバラ売りを2個購入した

1個だけ買うのが少々恥ずかしかったからだが

まぁ良い

なんせJR東日本おみやげグランプリの総合グランプリだからな

冥土の土産だ

俺はウキウキ気分で帰宅した

 

どうやら冷やしすぎは厳禁みたいだ

基本常温だが発酵してるだけに暖かい季節は多少臭うのかな

そんな時は冷蔵庫で1時間2時間冷やしてくれとのこと

確かに江戸時代には冷蔵庫なんてなかったしな

そのまま常温で食べるのが正解だろう

鬼平でも出てきたような気がするが

調べてみたらやはり食べてるな

池上本門寺だがまぁ江戸の味だ

さすがスイーツ男子長谷川平蔵

夜だな

食べよう

ドーフィネを見ながら

芥川龍之介永井荷風そして長谷川平蔵に思いを馳せて

楽しみだな

でもしばらくとらやは後回しだな