鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

ゲートタワー「MASA'S KITCHEN」特製貝柱炒飯1500円

梅雨の中休み

と言えるほどの休みではないが今日は天気が良い

どうやら30度近くまで気温は上がりそうだ

俺は三太郎の日にauから頂いたエアリズムを着込んだ

「さてどうするかな?」

先月に部屋の整理をしたおかげで未着用の新品の服が大量に発掘された

その数50着以上

まぁ半分以上はユニクロのワゴン品ではあるが

20年以上前に購入したSHIPSの服も10着以上ある

「これで死ぬまで服は買わないくて済むかな」

あとはたまにワゴン品を買い足すぐらいでなんとかなるだろう

とにかく俺はワゴン品が好きだ

誰にも見向きもされず最後の最後まで売れ残る商品

そんな変な色の服を買うのが好きだ

基本的に俺は人からどう思われようと気にしない

なので年甲斐もなくピンク色の服も着る

春にはピンク

初夏には黄色

真夏には赤

わかる人は分かることだろう

いつだってリーダージャージ気分

フルームはドーフィネのTTコースの試走中に落車

大腿骨を骨折した

もし今年フルームがツールで5勝目をあげていたら?

あと欲しいタイトルは世界チャンピオンと金メダル

来年の東京五輪のコースはフルーム向きでもある

彼がオリンピックのミニ照準を絞れば勝てる可能性は高い

なんせイギリスチームは全員エース級

最後の最後まで残れるアシストがいっぱいなのだ

おそらく本気で金メダル狙いに行ったかもしれない

しかし今年のツールは絶望的

そうなると来年のツールに全力を出すことになる

とりあえず5勝クラブに入りたい

しかし金メダルは4年に一回のチャンス

しかもクライマー向けな厳しいコースで勝てる可能性はある

年齢的なこともある

「二兎を追うものは一兎をも得ず」

まぁ今から東京五輪を考えても仕方がないな

来年俺が生きていたら考えることにしよう

まだ誰が出るかもわからんしな

 

フルーム不在の今年のツール

イネオスはGがエースだろう

エリッソンド緊急招集かな?

ベルナルは走るのか?

ニバリは「ツールにしとけばよかった・・・」なんて思ってるかもしれない

とにかく今年は混戦だろうな

ピノ、バルデは最大のチャンスだろう

おそらく今年を逃したらツールは勝てない

最後の詰めが甘いTJも今は絶好調

伏兵フグルサング

復活キンタナ

とにかくドーフィネの山を見てから予想してみよう

 

なんでこんな話をしている?

今日は暑くなる

かといって半袖はまだ寒い

そこで無印のリネンシャツ

色は青

ドラゴンズブルー

これを着込んで街へ繰り出したのだ

 

いつものように時間調整でスタバに入る

メニューを見てあることに気づく

「コーヒープレス」

どうやらコーヒープレスで淹れてくれるらしい

でも値段が高い

どうせなら自前で豆を用意したいぐらいだ

ちょうど近くに成城石井もある

器具さえ貸してもらえれば自分でプレスしてもいい

それで半額ぐらいにならないだろうか?

そんなことを考えていた

まぁそんな非常識なことが実現するわけもなく

普通にドリップコーヒーを注文した

俺はコーヒーを少し口に含み苦味以外の味を探そうとした

俺はとても慎重深く口の中でコーヒーを転がした

しかし感じられるのは相変わらず苦味だけ

俺の舌がバカなのか

スタバの豆が超深煎りで劣化した上に高温で抽出してるのか

そもそも本当にドリップコーヒーなのか

原因はわからない

おそらくこれでもかと深煎り

イタリア人もびっくりローストなんだろうな

アメリカで焙煎された豆をあえて時間をかけて日本まで運ぶ

コーヒーは鮮度が命

それをあえて時間をかけて日本まで運ぶことでより一層の苦味を出しているのかも知れない

考えてみればものすごいこだわりである

徹底して苦味を出そうとしている

苦味のみのスタバのコーヒー

ある意味とても興味深い

 

 

用事を済ませた俺はいつものように名駅へと向かう

今日はビックカメラで取り置きしてある商品を取りに行かねばならない

「ゲートタワーだな」

今日のランチはゲートタワーに決定

とりあえずビックは後にしてレストラン街を目指した

平日でもそこそこ行列ができている

こんな時でも行列ができない店を俺は目指した

1秒でも早く飯が食べたいからだ

俺はいつものようにマサの店にたどり着いた

正確にはマサの台所

今日も行列はできていない

俺は一人だと告げるとカウンターへと案内された

今日はテーブルに手をつくことでなんとか上手に椅子に座ることができた

やはり椅子を引かれるのは何回経験しても慣れないものである

「限定メニューです」と小さなメニューが先に渡される

よだれ鶏冷麺」

とても美味しそうだが流石に冷麺食べるほど暑くはない

せめて気温35度超えてからだな

俺は他のメニューを眺めた

しかし最初から俺の心は決まっていた

だいたい一通り食べてきた俺

しかしまだ食べていないものが一つ

それが「チャーハン」

俺は特製貝柱炒飯を注文した

炒飯で1500円は高いように思えるが前菜二品つくことを思えばそれほどでもない

そしてここの前菜はかなり美味いのだ

 

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今日もバカボンの本官さんを思い出す

きくらげのなんとかと冬瓜とホタテの貝柱

もう見た目でも楽しませてくれる

まるで和食の八寸の一品

俺はまず味が薄めであろう冬瓜から食べた

冬瓜は俺の好物である

他の地方では馴染みはないのかな?

まぁ冬瓜は美味い

しかし美味い冬瓜を出す店は少ない

やはり料理人の技術が出てしまうからな

この手の料理はごまかしがきかない

なんせ冬瓜自体味はほぼ無い

要するに出汁が決めてなのだ

冬瓜を小さく切り分けて口に中へ運ぶ

その瞬間口の中に広がる大地と海

土で育った冬瓜が海の恵みと出会ってしまった

そして俺の頭の中にある曲が流れ出す

「リフレインが叫んでいる」


リフレインが叫んでいる 松任谷由実

 

どうして?どうして?

でも出会ってしまったものは仕方がない

貝柱の旨味が冬瓜にこれでもかと染み込んで俺は幸せである

俺は壊れるほど冬瓜を噛みしめた

そして次に冬瓜と一緒に貝柱を口の中に放り込んだ

「ああナンテコッタ、パンナコッタ」

ダメだこれ美味すぎるぞ

たかが前菜だと思うなかれ最高の一品ではないか

ああ酒が飲みたい

とても酒が飲みたい

でも我慢我慢

ツールまでは我慢なのだ

 

次にきくらげのなんとか

もうこれもコリッコリ

味付けも絶妙だし

小さなトマトも上手に切ってあるし

もう本当すごいな

この前菜で1500円はむしろ安い

 

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スープも登場

あっさり中華スープではあるがちゃんと旨味は凝縮されている

しかもとても具沢山

なんか徹子の部屋土井善晴が作ってた味噌汁を思い出す

小さな小さなスープだが

とても大きなスープである

これもまた立派な一品としてちゃんと成立している

一般的な「とりあえず付けておきました」的な手抜きスープではない

ああ美味い

マジで幸せだ

 

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そして真打登場

「特製貝柱炒飯」

やはり炒飯は早い

黄金に輝く炒飯

もう絶対に美味いやつ

そして事実美味い

毎回驚かされるマサの料理だが

今回は王道な炒飯

確実に炒飯

しかし全てがハイレベル

「本当美味いよ」

俺が我を忘れてガツガツ食べた

街中華の消滅で美味い炒飯もなかなか食べれなくなった現代

冷凍炒飯もそこそこの味を出しているが

さすがに本物には叶わない

もう最高だ

炭水化物万歳

貝柱万歳

すごい

とにかく旨味がギュって

ああ美味い

確実にBEST3に入るな

 

 

会計を済ませた俺はビックカメラで取り置きしておいたカリタの温度計を受け取る

袋詰めの時に商品を落とす中国人店員

彼女から謝罪の言葉はない

まぁこれで感で淹れていたコーヒーの温度管理ができる

果たして今まで何度で淹れていたのか非常に興味深い

ちなみに今は沸騰直後の熱湯を月兎のスリムポットに移して南無大師遍照金剛を3回唱えてからドリップしている

 

そして東急ハンズでコーノのフィルターを160枚分購入

ついでの父の日フェアを冷やかす

やはり良い酒器が並んでいる

今日は店員が寄ってこない

冷やかしがバレてるのかもしれない

 

そして俺は大名古屋の奈良の店へ

ここで穴開きおたまを衝動買い

 

工房アイザワ 穴あきお玉 パセリ 小 880-2
 

 

 デザインが非常に気に入った

なんとなくこれでゆで卵すくってみたくなったのだ

 

そしてハンカチを一枚

motta

水玉のやつ

やはりツールだしな

山岳賞

色は違うが

www.motta-handkerchief.jp

 

 

 

明日は晴れるのかな?

とりあえずゆで卵でも茹でてお玉ですくってみるか