鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

終わるGW、終わる10連休。「コーヒーでも飲むか」

終わる

ついこないだ平成最後とかほざいていて

令和になったらなったではしゃいで

気がついたら明日から仕事である

大型連休明けの会社

どこも溜まりまくった仕事でパニック

しかし社員の頭は連休から抜け出せないままだろう

そうならない対策としてはやはり休まないのが一番

昭和の時代なんかみんな働いてた

まぁ頑張れば頑張っただけ報われた時代でもあるのだが

おかげで俺は子供の頃に家族で出かけた記憶がほとんど無い

周りの友達も同じでGWでも通常の休みと同じく普通に友達同士遊んでたものだが

この10連休俺の周りはとても静かだ

まるでみんな消滅してしまったかのように静かだ

やはり毎日のようにどこかへ出かけているのだろうか?

 

静かなのはありがたい

ようやく今日から花粉も収まり俺は部屋の窓を解放した

今日で長い長い連休が終わる

後、半日

「長いようで短かった10連休」

「10連休!」

小学校の卒業式定番のフレーズだが今から思えば小学生の6年間はとてつもなく長かったと思う

今回のGWも平成最後から始まったはずである

「おいおい10日も何すれば良いんだ?」

実際は予定していたことの1割もできていない

かろうじて部屋の整理とベランダの整理はできたが肝心な庭の剪定ができなかった

一体俺は何をしてたのか?

確かにぼちぼち仕事しながらなんで完全に10日は休んでいないが

 

「庭木の剪定しないと」

「ベランダを片付けないと」

「部屋も整理しないと」

「読めていない本を読みまくろう」

「録画してある番組をみよう」

アマゾンプライムビデオで映画でも観よう」

「久しぶりに自転車で走りたいな」

「日帰りで京都でも行こうかな」

「そういえば無印週間だな」

「柏餅食べないと」

「そうか請求書も書かないと」

「医者に行くべきか」

「今日から令和か」

「米が無いな」

「GWだし酒飲んじゃおうかな」

「アレクサ!」

「おいアレクサ」

「どうしたアレクサ」

 

気がついたら5月6日最終日

気分はパリシャンゼリゼ

すでに半分、終わった。

平成とともにチームスカイも終わった

令和と同時にチームイネオス誕生

ジャージは赤黒グラデーション

どうやらスカイ時代より予算は10億円UP

「10億もアップかよ・・・」

一体どれだけ強くなる気なのか?

今日は朝から録画してあるツール・ド・ヨークシャーを見ている

4日間の短い小さなレース

ワールドツアーチームもあまり出ていない

プロコンチ、コンチが半分以上だ

それでも景色はとてつもなく綺麗

この景色はノルウェイにも匹敵するな

そしてレースの内容も面白い

ステージレースでありながら各ステージがクラシックレースかのような展開

最後の最後まで楽しめた4日間だった

残念なのはカヴさんの存在感が全く無いこと

解説の中野さんも言ってたがやはりあのスタイルの選手寿命は短い

後はプライドだろうな

絶対エースとして走ってきただけにアシストとして晩年を迎えるのは無理なのかもしれない

おそらく前田敦子が研究生になるようなものだろう

それでもバッソスカルポーニペタッキベンナーティ

意外だが中野さんの言う通りイタリア人エースは素直にアシストを受け入れる

イギリス人だがフルームも今回のヨークシャーではアシストとして若い選手の総合優勝に貢献

ちょっと目がウルウルしてたフルームである

そんなサイクルロードレースを観戦しながら朝のコーヒーを準備する

今日は初キントー

彦根に本社があるんだよな

www.kinto.co.jp

なんか滋賀って地味な印象だがこんな洒落たメーカーが存在してたとは

マグカップなんか色違いで全部揃えたいぐらいだが

どうやら東京とロスに店があるらしい

なぜ彦根に出さない?長浜に出さない?大津に出さない?

何でもかんでも東京な風潮は良く無いな

せっかく琵琶湖があるんだから

琵琶湖周辺で出すべきだな

東京なんか物が溢れかえってる場所で店を開いても仕方がない

「今スマホに知らせが来た」

どうやらもうすぐ雨が降るらしい

サボテンを取り込まないと

雨が降ればもう外出する気は全くなくなる俺である

これで本当に終わる

アレクサはスリラーをかけている

思わず例の振り付けをしてしまう

話が脱線気味

要するに朝からコーヒー豆をガリガリ挽いて昨日届いたキントーのカラフェでコーヒーを淹れたのだ

ステンフィルターの奴

気軽に簡単にハンドドリップ

そしてバエル

 

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これだけでセッティング完了

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俺は淹れたコーヒーは大抵このコーヒー専用ボトルに淹れておく

そしてテレビを見ながら本を読みながらちまちま飲むのだ

このボトル

さすがコーヒー専用なだけのことはある

考え抜かれた飲み口の大きさ

臭い汚れの付きにくい素材

ザクとは違うのだよザクとは」って感じだ

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地元の骨董市で購入した大黒様

その横には石庭の文鎮

あの京都は龍安寺のやつだ

お土産としてかなりオススメな一品だな

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「思ったより豆が膨らまないな」

やはり俺が下手くそなのだろう

「まあいいや」

俺は細心の注意を払いながら電気薬缶からお湯を注いだ

できるだけ細く細く

しかしちょっとしたことでお湯はドバッと出る

「ま、マチルダさん・・・」「アムロ行きまぁ〜す」「うっ・・・」

そんな勢いで出てしまう

アムロ大丈夫か?アムロ大丈夫か?」

「ちょっとアムロなにしてんのよ!!」

「なにってナニだよ・・フラウ・ボウ・・・」

赤面して両手で顔を押さえるフラウ・ボウ

「もうアムロのバカ!!」

アムロバカアムロバカ」

「うるさいな、あっち行ってろハロ!」

などと朝から妄想が止まらない令和初のGWである

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なんとか抽出完了

まるでブラックホールみたいだな

全てが吸い込まれそうだ

 

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熱々な淹れたてのコーヒーをすかさずコーヒー専用ボトルに移す

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やはりステンフィルターの宿命

どうしても微粉は出てしまう

まぁ仕方がない

これもまた風情だと思うしかない

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せっかくなんで一杯分カップに注ぐ

味はそこそこうまいな

スタバなんか全裸で逆立ちしても叶わない程度にはうまい

そして麻のフィルターとも味は違う

やはり少しばかり雑味が気になるが

これもまた景色だな

なんせ日本は「わびさびの国」

汚れも傷も全ては味となる

 

 

 

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机の前にはその日の気分でセレクトした本が並ぶ

本日のテーマは「いつも手にとって読みたい本」

園芸家12カ月、ボタニカル・ライフ、ヘッセの庭仕事の愉しみは植物好きにはバイブルのような本

太陽の塔は初めて読んだ時に衝撃を受けた本

断腸亭日乗もバイブル的な一冊

小津安二郎も常に枕元に置いておいた本である

海うそは俺の中でこれから語りつがれる名作になりうる可能性を秘めた本

ノルウェイの森

ずっと読まず嫌いだった村上春樹

旅先の古本屋で50円で購入してホテルで読んだ

なんだかんだ言って名作である

そして僕は勃起した「やれやれ」

 

 

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ガジュマルを仕立て直した

「なかなかいい感じだ」

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なにやら蚊が嫌う臭いを出すハーブ

名前は忘れた

小さな花を咲かせていた

 

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3時のコーヒータイムに備えて乾燥中

 

 

ヴィンテージのイームズに座る

ぬいぐるみは「オリゼー

もやしもんの麹菌

限定本のおまけ

 

かもすぞ〜」

 

 

明日からどうすればいいのか?

なんかもう全てがめんどくさい

 

 

雨か・・・

 

令和だな