鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

ハンモック生活

ハンモックが届いた

昨日は時間がなく開封してハンモックチェアとして軽く試し座り

なかなかいい感じ

しかしいかんせん置き場所がない

今日は午後から仕事が暇になったのでハンモックを組み立ててみた

想像以上にでかい

チェアの時はそれほどでもなかったが本来のハンモックにすると相当でかい

とにかく部屋に対する威圧感がすごい

いつも使ってる無印の折りたたみ机は降りたんでベッドの上に放り投げた

これでようやくハンモックが置けるスペースを確保できる

しかし部屋の空きスペースはほぼ消滅することとなる

獣道程度のわずかな動線が確保できるぐらいである

とてもおしゃれな雰囲気とは程遠い

こんな小狭い部屋で一人おっさんがゆらゆらしていたら確実に通報されるレベル

しかし買ってしまったものは仕方がない

休日にだけ出すことにしようと心に誓う

「3WAYなんで普段はハンガーラックにしとけばいいか」

なんて甘い考えも吹き飛んだ

でかい

とにかくでかい

10畳しかない俺の部屋では占有率がすごいことになっている

「まさかこれほどとは・・・」

フランフランで実物を見たときはこれほどまで大きくは感じられなかった

やはり店舗が大きいからだろうな

こんなものは平成後期に建てられた馬鹿広いリビングや吹き抜けを持つ家にしか合わない

細かい仕切りの部屋ばかりな昭和建築では到底無理だ

それでも俺は部屋の真ん中にハンモックを設置した

寝転んでみた

ゆらゆら

ふわふわ

軽く揺れる感覚がとても心地いい

大きな布に包まれる感覚がとても懐かしい気がする

まるで一反木綿に抱かれているかのようだ

ただ問題が一つ

頭の収まりが悪い

俺は近所の無印へと行くべく車にキーを差し込み始動

そして走らせた

19日から無印週間が始まるが

「そんなの関係ねぇ、そんなの関係ねぇ」

俺はクッションを購入してすぐさま家までとんぼ返り

自宅に着くなりハンモックにクッションを設置

再び寝転んでみた

「あぁなんて快適なんだ」

これならちゃんと頭も治る

俺のハゲた頭も優しく包みこんでくれる

俺は音楽が聞きたくなった

とてつもなく大橋トリオが聞きたい

「こんな時にアレクサがあれば・・・」

「アレクサ!大橋トリオかけて」

寝転んだままで操作ができる

そもそも俺は盗聴アレクサを我慢するためにハンモックを購入したのだ

「なんて皮肉な・・・」

結果として俺はスマートスピーカーが欲しくなってしまった

俺はなんとかハンモックから降りる決断を下し

JBLのスピーカーの電源を自らの手で入れた

そしてiPadとペアリング

大橋トリオのバラードベストをかける

「な、なんて素晴らしんだ」

窓の外では春の雨音

部屋の中では、ゆらゆら、ふわふわ

「ダメだ快適すぎる。このままでは俺、完全にダメ人間になる」

この場所から動くことを拒否したダメ人間

一度ハンモックに優しく包まれ揺られるともう2度と降りられなくなる

iPadと文庫本

そして俺は眠りにつく

 

本を読むにも最高なハンモック

一体この先俺はこいつとどうやって付き合っていけばいいのか?

俺はこいつとの関係に今とても悩んでいる

 

 

 

 

 

 

 

ノートルダム大聖堂再建を5年で成し遂げるとフランスの大統領が言った

彼が毛糸洗いに自信があるのは知っていたが

まさか寺院建築再建にも自信があったとは

すごいな

食べたいなマカロン

明日は休みを取った

お客さんの都合ではあるが俺にとっても都合がいい

久しぶりに街までお出かけ

とりあえず明日はダメ人間回避

ジルベールだって頑張ったしな

まさかのサガン失速

そして舞台はアルデンヌへと

バルベルデとアラフィリップ

楽しみだ