鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

「チキンラーメン」史上最高の売り上げ

拝啓 

萬平さん・・・

チキンラーメンが売れてます

袋麺が売れないと言われてる今でありますが

なんと史上最高の売り上げを記録しました

60周年ということもあり

今では実に様々なバリエーションのチキンラーメンが発売されました

 

つい先日も鶏白湯を食べました

それはもうとても濃厚で濃厚で

すっかり途中からクドくなりました

汁は1滴も飲めません

医者から飲むなと言われているのもありますが

あれはどんな原材料であんなに濃厚にしてるのでしょうか?

鶏屋のスープなら濃厚でも飲めます

とても美味しいです

しかし即席麺のスープは飲めませんでした

おそらく今の開発チームが萬平さんのような完璧主義じゃないからでしょうね

自営業の発明家ではなくサラリーマン研究員だからでしょうか?

あれは単にクドイだけのスープです

でも巷のラーメンも同じようなものですね

個人的には鶏白湯はラーメン専門店より老舗の鶏屋が作るラーメンの方が美味しいと思います

そしてチキンラーメンの鶏白湯

カロリーが麺とスープと分けて表示してありました

初めて気づいたのですが

最近は皆分けて表示してあるのでしょうか?

あれだけはとても良いと思いました

いつも私は疑問に思ってました

「このスープ残したら何キロカロリー減るのだろうか?」と

鶏白湯の場合は

ちなみにビックサイズです

麺が386キロカロリー

スープが102キロカロリー

合計488キロカロリーです

さすがハイカロリーですね

これ一つで済ませるにはちょうど良いかもしれませんが

これにサラダをつけたいですね

あとは何か食物繊維系を一品

話を戻しますと

史上最高の売り上げに貢献したのは紛れもなく NHKの「まんぷく」です

ドラマを見てるとチキンラーメンが食べたくて仕方がないです

先日も一袋買ってきたのですが

なかなか食べる機会がなくて困ってます

最初のコンセプトは体に良いということでしたが

飽食の現代では逆に体に悪いイメージがどうしても付きまといます

あんなに苦労して開発した麺を油で揚げる製法が体にとってやはりどうなのかと?思ってしまいます

あの油は酸化したりしないのでしょうか?

萬平さんが作り上げた「日本即食品工業会」によると

油は完全にコントロールされているそうです

つまり油を人間の支配下にしたということですね

決め手はやはり温度管理

これも萬平さんが無料で公開した特許のおかげだと思います

油の温度は140度から150度に保つこと

揚げ油はできるだけ空気に触れないようにすること

揚げカスを速やかに除去すること

装置の材質は油脂を酸化させないものにすること

揚げ終えた麺と油は素早く冷却すること

酸化防止剤としてビタミンEを添加すること

酸化を防ぐために温度、日光、空気に対して遮断性の高い容器、梱包を使用すること

そうやって完成した製品は徹底的にチェック

ついでにゴキブリが入ってないかもチェック

こうやって油を完璧にコントロールするそうです

これを聞いて少しは安心しました

どうしても昭和世代の私は体に悪いと言われて育ったものですから

コーラも飲むと歯が溶けると言われてました

今から思えば科学的な根拠を理解しないで批判してた時代でした

調子の悪いテレビなどの家電製品は叩いて直してた時代ですからね

ある程度の誤解は仕方ないのかもしれません

栄養に関してはやはりそれほど期待できないようです

これはもう現代では仕方がないですね

巷には優れた栄養食品が溢れかえってます

ダネイホンですら太刀打ちできないかもしれません

ただ一工夫するだけでたちまち栄養満点な総合商品へと変化します

野菜を入れるのです

さき姉ちゃんの言ってた生卵を入れるのも良いですね

海藻にキノコなどなど

これでチキンラーメンも栄養満点になりますが・・・

ただ一つ問題が

それは直ぐに麺が伸びてしまうこと

たっぷり入れられた具材を食べてるうちに麺は伸びてしまいます

特にチキンラーメンの場合は一分一秒を争います

これからの即席麺

この辺りどう進化していくのか?

これからの課題かもしれません

とは言っても今の萬平さんの会社みたいに無理やり生麺に近づける必要はありません

あくまで即席麺は即席麺で

結局あの体に悪そうな感じがクセになり

たまに無性に食べたくなる味なのです

 

最後にこんな素晴らしい発明を本当にありがとうござました

そしてできることならUFOを最初のものに戻してください

お願いします

 

 

敬具