鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

名駅ゲートタワー「和食バル音音」大江戸天麩羅重1380円

昨日の雨が朝まで残っていた

一応傘は持っているが傘をさすのが嫌いな俺

どうせ傘と言ってもとても小さな折り畳み傘

広げたところでほとんど役に立たない

まるで俺の器と同じぐらい小さいのだ

そんな俺はいつもフードを被る

撥水素材の薄手のアウトドア用パーカー

ヨーロッパでは一般的なこのスタイルも日本では非常に怪しまれる

まるで犯罪者かのような目で見られる

それでも俺はフードを被り雨の中を歩いていく

 

今日は久しぶりの休みだ

正直体は疲労困憊

それでも俺には行かなければならない場所がある

それが俺にとって心の安らぎにもなるからだ

午前11時30分

俺は名駅へと降り立った

朝から何も食べていない

時間つぶしとしてスタバで苦いだけのコーヒーみたいなものを飲んだだけである

エスプレッソの本場イタリアに進出したスタバではあるが管理職のリストラを行うという

やっぱり業績悪いのかな?

最近では所構わず田舎にも出店してるしな

そもそもリストラする前にコーヒーをうまくするとか方法があるだろうにと思うのだが

これで大丈夫なのだろうか?

値段は今のままでいい

ドリップコーヒー

ショートで302円

量を半分にしてもいいからちゃんとしたコーヒーを出して欲しい

いくら人件費を削ろうがコーヒーがまずくては儲からない

 

コーヒーしか飲んでいない俺は腹ペコである

とりあえずゲートタワーへと向かった

何も考えてはいない

何となくである

途中でビックカメラを通過する

エスカレーターの前にはアップルのスペースが

俺は横目でちらちらとアップルウォッチを見た

どうやら11月までは在庫切れ状態が続くようだ

帰りにでも見てみるか

40か44か

バンドの色

本体の色

決められない

12階のレストラン街まで上り詰めた

思い出した

先日は天丼を食べそびれた俺である

「よし今日は天丼だな」

そうと決まれば話は早い

一番安く天丼が食べられる店

13階にある和食バル音音へ向かった

未だに店名はわからない

漢字で書けても読むことができない

他人に教える場合は「おとおと」と書く店としか言いようが無い

まぁとにかく向かったのだ

相変わらずこの店は客が少ない

店の前では店員さんが待ち構えている

そんな光景にひるんだ俺は一旦通り過ぎてしまった

しかし通り過ぎたところで結局は戻るしか無いのだ

俺は無意味にフロアを一周して店へ向かった

一応メニューを見て迷うふりをして店内へ侵入した

いつもならカウンターだが今日はテーブル席にした

どうせ客はほとんどいない

椅子に腰掛けると目の前のカウンターに綺麗なお姉さんが腰掛けている

見たところ全て食べ終わったみたいである

しかしお姉さんはスマホをいじることもなくただひたすら前を見て座り続けている

時間つぶしなんだろうか?

すると注文を取りに来た

俺は注文した

「大江戸天麩羅重」と生ビール

ご飯は無料で大盛りになる

午前中に体力を消耗した俺は大盛りにした

俺は新アイパッドをカバンから出して明日の仕事で忘れないようにリマインダーを設定した

そして青空文庫のアプリを開く

ダウンロード済みの「吾輩は猫である」を読み始めた

少しでも暇があるときに何となく開く本

やはりどこから読んでも何度読んでも面白い

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ビールが運ばれてきた

スーパードライではあるが器が錫なのが嬉しい

ついつい直ぐに飲みがちだが

錫の場合は少し待ったほうがいい

飲み頃になるには少々時間が必要だ

再び猫を読む

 

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しばらくすると運ばれてきた

大江戸天麩羅重

江戸でなく大江戸

天丼でなく天重

考えてみれば俺は天重というものは初めてかもしれないな

いつも天丼ばかりである

ハミ出しすぎな丼よりキチンと収まってる重のほうが食べやすいかもしれないな

見た目は江戸を超えた大江戸だけあって真っ黒だ

天タレが黒い

そしてこれでもか!と大量にぶちまけられている

まぁいい

とりあえず食べてみるか

俺はまずししとうから食べた

小さいので一口だ

いたって普通な天麩羅

値段からしたらこんなものだろう

まずくは無い

続いてナスだ

甘辛い天つゆの味がナスの味を消している

クタクタに柔らかくなったナス

まぁこんなもんだろう

俺はもう少し食感が残ってるほうが好きだ

そしてやはりタレが多すぎるな

ご飯も真っ黒だ

この辺りが江戸なんだろうか?

濃すぎるタレは少量でいい

タレのかけ具合は同じゲートタワーに入居している鰻屋が絶妙だ

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小鉢はひじきだ

ひじきは今日も合格点

味噌汁もうまい

次に俺はイワシに手をつけた

イワシの天麩羅はうまい

アジならフライだがイワシなら天麩羅だよな

これは何だろう?

アナゴかな?

これは鶏天

残すはエビ天と野菜かき揚

俺は天麩羅でビールを飲み干し

最後の締めに取り掛かった

エビ天はエビがプリプリしててこれまたうまい

野菜かき揚げはさすがにタレのアジで消されているがかすかに玉ねぎの甘みが感じられる

そしてタレの甘みと合わさって非常にくどい

やはりおっさんになると天重は重いな

ご飯にだけ少量のタレをかけて天麩羅は塩だけのほうがいいかもしれないな

でも大江戸だし

やはり濃いタレをドバドバとぶっかけたいんだろうな

それでもたまに食べたくなる天丼系

おっさんには小天丼がちょうどいいかもしれないな

蕎麦と組み合わせて

あとは自分でタレをかけさせてくれ

こんなにタレはいらない

 

 

俺はビックカメラでアップルウォッチを見た

欲しいなぁ

でも本当に必要なのかと自分で自分に問いかける

別になくても生きていける

それだけに迷うのだ

 

本屋では本を一冊購入

 

 カレーに関するエッセイ集

やはりみんな大好きなカレー

一番最初は池波正太郎から始まる

カレーが食べたい

昨日食べたばかりなのに

昨日は弁当にカレーを持って行った

丼タイプの弁当箱

100円レトルトのチキンバターカリー

100円でも満足な味

昼に100円でこれだけのカレーが食べられれば満足だ

少なくとも某トッピング商法の店よりはうまい

ただ弁当箱を洗うのが面倒だな

ヌルヌルだしな

 

スケーター 保冷 保温 丼ぶり 弁当箱 540ml ネイビー レトロフレンチ LDNC6
 

 小さいかな?と思ったがご飯は1合弱詰め込めた

食べ過ぎはメタボの元だしな

これぐらいがちょうどいい

 

色やサイズは様々なものがあるみたいだ

その時によって値段が変わるので注意が必要

今この青は何故か高い

俺は1000円で買ったのに

 

 

そして俺はいつもの奈良の店へ

今日は山桜の木ベラを買った

とにかくチャーハンが作りたくなる

ただ問題は自分で作るチャーハンはまずいということだ