鯖棒亭日乗(下)

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昭和の旅のお供「ポリ茶瓶」人気復活の兆し

昭和という時代

俺が子供の頃の事だ

家族で

電車に乗ってちょっと遠出する時に必ず親が買ってたきたものの中に「ポリ茶瓶」がある

当時はポリ茶瓶なんて呼び方はしてなかったが

ただ単にお茶と呼んでいた

正直ポリ茶瓶という単語は初耳である

それでも聞いた瞬間に「ああ、あれか!」と思い出す懐かしいものでもある

俺が子供の頃はまだお茶のペットボトルなんか存在していなかった

そのために旅のお供としてのお茶は小さなポリ容器に熱々のお湯と緑茶のティーパックが入っていたのだ

持ちやすいように持ち手が付いていて蓋がコップになる優れものだ

そんな旅の必需品とでも言うポリ茶瓶がいつしか姿を消した

まずは缶のお茶

そしてペットボトルの台頭だ

軽くて丈夫でいつでもどこでも気軽に持ち運びできるペットボトルは非常に便利

完全にポリ茶瓶市場は失われたかと思っていた

それがどうやら最近人気が復活してきているという

製造メーカーはほぼ全滅しただろうに

細々と続けてたメーカーがあったみたいである

缶のお茶が登場したのが昭和40年頃らしい

そうなると昭和46年生まれの俺はポリ茶瓶全盛期最後の世代なのかもしれないな

最初の頃の缶のお茶は不味かったのかもしれない

親が買うのは毎回ポリ茶瓶だった

そんなポリ茶瓶当然今のヤングマンたちは知らない

お土産やさんなどでたまに売られているポリ茶瓶を見て衝撃を受けるそうだ

そして女子は「かわいい」となるのだ

若い世代からは物珍しさによる需要

ポリ茶瓶世代からは懐かしさ需要

これによりポリ茶瓶復活なのである

どんどん扱うお店が増えているそうだ

飲み終わった容器は調味料入れやペン立てなどインテリアとして再利用もされているという

俺もデザインのいい缶詰の空き缶とか小物入れにしてるしな

なんか捨てられないのである

花瓶にしたりスプーン、フォークを入れたり

一番の活用法は使用済みのマッチ入れ

神棚や仏壇のロウソク点火に使用したマッチを一時的に入れておくゴミ箱なのだ

さすがにポリ容器では無理だが

ポリ茶瓶

今は駅弁すらデパートの催事場で購入して自宅で食べるものになりつつある時代

新幹線が速すぎて駅弁食べる時間がなかったり

コンビニで済ませたりすっかり駅弁を駅で買わなくなった

いろいろと周りが気になる時代だしな

551の豚まんやシウマイ弁当など食べようものならもはやテロと同じである

駅弁食べたいなぁとは思うが現地についてから店で食べようとも思ってしまう

もう一度のんびりと駅弁を食べられるような旅をしてみたいものである

その時はペットボトルではなくポリ茶瓶だな

おそらくコップで飲むポリ茶瓶の方が衛生的である

一度開栓して口をつけたペットボトルは雑菌がどんどん増殖する

今年のような猛暑ならなおさらだな

ただ冷たいお茶を入れるには容器が小さすぎるという問題があるな

そもそも冷たいやつあるのかな?

 

ポリ茶瓶

思い出したら無性に寅さんが見たくなってきた

ポリ茶瓶、駅弁、電車旅、寅さんと連想ゲーム

あとは冷凍みかんとゆで卵だろうな

うちの親父は必ず電車に乗る時は酒とゆで卵を買っていた

一度だけ家族で伊勢神宮に行ったことがあるのだが

現地に着いた時にはすでにベロベロで

外宮に着いた途端に「帰るぞ」と言い出したものである

昭和の親父の言うことは絶対で誰も逆らえないのである

昭和の時代って在来線でも普通に昼間から酒飲んでた人が居たんだよなぁ

 

 

昨日から仕事してるが

昨日も世間はほとんどお盆休みだな

いつもと車の混み具合が違う

そして他県ナンバーの危なっかしい運転の車も多かった

出会い頭の事故も多いんだよな

みんな一時停止線で止まらないからな

幹線道路を時速30キロで蛇行しながら走る高齢者の車とかチラホラいたし

やっぱりお盆は家にいた方が無難だな

俺は一般道では時速60キロまでしか出さないので必ず後ろから煽られる

まぁ煽られても一切動じないなんだが

あれだけテレビで危険運転が取り扱われているのに未だにいるからな

でも昔俺が若気の至りでコルベットC3に乗ってた時はどんなにゆっくり走ろうが煽ってくる車はいなかった

すれ違いが出来ない狭い道で鉢合わせになると必ず相手がバックして道を開けた

なんなんだろうな

路駐でもベンツと国産車が並んで違法駐車してあると捕まるのは国産車だけってことも昔はよくあった

警察も面倒くさいことに関わり合いたくなかったんだろうな

 

ちなみにコルベットで自転車に乗る女子高生の横を走るとパンツが見えるという噂は全くの嘘であると言うことをここに書き記しておく