鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

名古屋ボストン美術館最終展「ハピネス」、たん熊北店「8月会席味暦」

ようやくスタートした俺のお盆休み

8月13日

20数年前の数年間は俺にとって特別な日であったが

今は普通に迎え火の日である

迎え火は日が落ち始めてから炊く

うちは遺骨は自宅に保管してあるため墓まで出向く必要もない

一人寂しく墓に入るより家にいた方がいいだろうしな

既に前日にお盆の準備は済ませた

今日はお出かけ日和

俺は休みだと言うのに朝の4時に目覚めて

いつものように植物の世話をしてから

バスに飛び乗った

正確にはゆっくりと歩いて乗り込んだのだが

さすがに飛び乗るバカはいない

バスから電車に乗り継ぐ

お盆のJRは危険だと判断した俺は料金が少々高いと言う事実に目をつぶり名鉄で移動することを決断した

俺の予想通り名鉄はガラガラだ

俺は一路金山駅を目指した

電車内では本を読む

幸い今日は大声で喋り捲る乗客もいない

みんな神妙な顔つきで乗車している

やはりお盆だしな

今日から16日まで限定的に日本の人口は増える

それも劇的に増える

ありとあらゆる時代に生きた人々が帰ってくるのだ

俺はカバンの中から本を一冊取り出した

「しをんのしおり」

 

しをんのしおり (新潮文庫)

しをんのしおり (新潮文庫)

 

 とても面白く読みやすい

俺は電車の中でサクサク読み進めた

帯には「電車で読めない本NO1」と書いてあるのも御構い無しに読んだ

気がつくと既に名駅に到着

金山まではあと一駅だ

俺は本をしまった

数分で電車は金山駅に到着

俺は駅に降り立った

降り立つとすぐに階段を登る

一歩一歩

自分が歩んできた人生と重ね合わせて登るようなめんどくさいことはしない

無事に階段を登り切るとそこに待ち構えているのがトイレだ

俺はとりあえず用を足すことにした

俺はおもむろにズボンのチャックをおろし自らの下着に手をかけた

いつもと変わらないユニクロのボクサーブリーフのローライズ

と、こんな話はどうでもいいな

とにかく俺は人目を気にすることなく用を足したのだった

洗面台ではこれでもかと手を洗う

相変わらず手をあらわない人は多い

なぜあんな簡単なことまでめんどくさがるのか?

俺には理解ができない

トイレを出た俺はいつもの場所へと向かう

お向かいの小さな本屋だ

別に買うものはないが一通り冷やかす

本屋を見つけるとどうしても立ち寄ってしまうのである

本屋を出た俺はその斜め前を確認する

「今日もちゃんと開店してるな」

そこには小さなパン屋さんがあるのだ

パン屋の前にはコンビニがある

コンビニには人がたくさんいるがパン屋にはいない

と言ってもパン屋がまずいわけではない

たぶんみんなパンが嫌いなんだろう

前世で小麦粉にひどい目に遭わされたのだろう

そんな前世を持ち合わせていない俺はいつものようにパン屋へ向かった

相変わらず店の名前は覚えられない

調べてみたカスカードと言うんだな

俺好みの惣菜パンが置いてあるのが嬉しい

美術鑑賞は体力勝負でもある

途中途中にソファが置いてあるとはいえほぼ立ちっぱなし

若い頃ならそんなことも多々あったが

最近はどうもいかん

先日もネットで二階堂ふみのヌードを鑑賞した俺であるがピクリとも反応しなかった

ただひたすら体に見とれてしまった

「何かとすごいな」

これが俺の素直な感想である

しかし今回はこの立つの意味ではない

美術館では素直に足で立ちっぱなしなのである

移動しては立つ

だいたい俺は10時のオープンと同時に入場して外に出ると午後1時近くなることが多い

そのために美術館へ行く前にはしっかりと食べておかねばならないのだ

まず俺はサンドイッチコーナーを物色

そして焼きたてコーナーを見た

既に商品は歯抜け状態

夏一押し系の各種カレーパンも売り切れだ

俺は残された中から素早く決めた

まずはコロッケバーガー、そしてエッグロールだ

今日はお盆

多少のカロリーオーバーは気にしない俺である

パンを購入すると俺はようやく金山駅から出ることになる

ポケットから切符を取り出し慎重に自動改札口へと切符を通す

最近はこの前にICカード専用かどうか見極める行為も増えて少々めんどくさい

俺は無事改札を抜けることに成功

すぐに名古屋ボストン美術館へと向かった

とは言っても美術館は駅のお隣である

すぐに到着

閉館、最終展、ファイナルの文字に感慨深くなる

そうかあれから20年になるんだな

そしてたった20年で終わってしまうことに寂しくなった

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さすがにまだ朝の9時過ぎ

人はほとんどない

俺はとりあえずパンを食べることにした

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エッグロールからだ

ふんわり柔らかでほんのり甘い生地の中に卵がたっぷり

俺を裏切らないうまさである

続いてコロッケバーガー

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通常ならこれ一つで十分だ

しかし今日は体力勝負

俺はコロッケパンにかぶりついた

コロッケパンと焼きそばパンには目がない俺である

俺は幸せを噛み締めつつ食べた

まさに「ハピネス」

奇しくも今日の最終展と同じであった

外で一人パンをむさぼり食べるおっさんを横目で見ながら通り過ぎる人たち

哀れむような視線が俺のハートに突き刺さる

ジム・ダインのような俺のハートに

テイファニーの前ならぬ名古屋ボストン美術館前での朝食を終えた俺は建物の中に入る

建物にはホテルが併設されていてその中に今日俺がお邪魔させていただく「たん熊北店」が入居しているのだ

美術館は3、4、5階

俺は1階をうろうろした

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名古屋ボストン美術館のポスターが展示されている

そして20年前

ここから始まったのである

わざわざアメリカのボストンまでいかなくとも日本で名古屋で金山で素晴らしい作品を見られる幸せ

誰もが心を踊らせたはずだったのだが・・・

基本的に名古屋では文化的なものが育たない 

みんなさほど興味がないのだろう

中日ドラゴンズと味噌さえあれば生きていけるのだ

北斎展や浮世絵系は人が多い印象だったが

いつ来ても静かにのんびりと鑑賞できた

ゴッホやモネにウォーホルも独り占めで鑑賞できた

しかしそれは入館者数が少ないと言うこと

ついに20年で終わりを迎えることとなってしまった

裏事情的には看板料やボストン美術館の作品しか展示できないなどの企画の弱さをあったのも事実だろう

俺は階段を登り2階へと上がった

ここから見る風景もあと僅かだ

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お盆なのに誰もいない金山

金山再開発の拠点としての美術館は外せない存在だと思っていたのだが

名古屋人にとってはウインズ金山の方がいいのかもしれない

パチンコと競馬そしてやはり味噌だろうな

相変わらず都会になりきれない名古屋である

河村市長の公用車は軽自動車だしな

しかも信号無視で捕まっていた

あれがセンチュリーならスルーしてくれたことだろう

俺は待ち時間の間再び本を読んだ

気がつくと開館5分前

警備員さんが朝の挨拶

入場券完備の人から通される

俺はいつだって当日券

たった数百円でも美術館の利益になればと思ってのことだ

そんな俺の優しさは後回しにされる

まぁいい

どうせ並んでる人はごく僅かだ

俺は名古屋ボストン美術館最終展へと入場した

展示室へ入る

いつもよりスペースが広い気がする

作品自体が少ないのか

それでもハピネス

幸せが伝わる展示が俺を出迎える

そして感謝の気持ちが伝わってくる

20年間ありがとうございました

むしろお礼を言わなければならないのはこちらの方だ

正直目玉となるような超大作はない

それでもとても温かい気持ちになる

そんな最終展

日本美術はいいものが揃ってる

これもフェノロサの功績か

今回最初で最後となる展示が一番印象に残る

実際にメリーゴーラウンドで使用されていた豚

そして作者不明の「海辺に想う」

浜辺で一人の男がじっと海を見つめる作品だ

彼は何を想うのか?

作者不明ながらものすごく惹きつけられる作品だった

そして最後の最後

ジム・ダイン

当然ハートだ

これでもかとハートだ

ハピネス

俺はとても幸せな気持ちになり退館した

20年間ありがとうございます

いつだってそこにあると思っていたものが無くなるのは寂しい

そして今日はお盆だ

死んだ人たちも皆帰ってくる

 

俺はたん熊北店へと向かった

当然金山にある名古屋店だが

ちなみに「きたてん」ではなく「きたみせ」と読む

京都に本店を構える板前割烹

とは言っても支店は料亭である

本店は谷崎潤一郎も通った名店

彼の指定席に誰かが座っていても谷崎氏が店に来るとすぐに席を開けるのだ

さすがにあの無愛想な顔がもっと無愛想になるのはヤバイからな

俺はいつも京都でもう一つのたん熊、本家たん熊のほうに食べに行く

たん熊北店は今日が初めてである

いつだって初体験はドキドキ

そんな俺をたん熊北店は暖かく受け入れてくれた

一人です

予約はしていない

俺は4人がけのテーブル席へと案内された

俺は青森フェアと迷ったが最初の予定通り8月特選会席「味暦」4600円にした

酒はまずビールだ

いつもなら「生」と行くところだがここは料亭

やはり瓶ビールだな

各種メーカーが揃えてあるのも嬉しい

俺はキリンの瓶ビールを注文した

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さすがである

キリンでクラシックラガーだった

やはりビールは苦い方がうまい

子供の頃はこんなもん飲めるか!と思ったビールだが

大人になるとなぜか美味くなる

最初の一杯はお酌付き

やっぱり佇まいが良いよなぁクラシックラガー

これこそが昭和のビール

夜になれば日本のお父さんはキリンラガーとプロ野球だった

日本酒だと2級酒だな

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ちなみにこれが今回俺が食べるミニ会席のメニュー

ミニ会席とはいえお値段はビッグ

まるで田原俊彦である

こんな贅沢は久しぶりだ

正月の奈良ホテル以来か

これも連日の39度38度という猛暑に耐えながら大金を稼いだ自分へのご褒美である

プチ打ち上げだな

一人でやった仕事なんで打ち上げも一人だ

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直ぐに最初の一品が運ばれてきた

先付

長芋かん  叩きオクラ ラディッシュ 山葵 旨出し汁

わさびをちょこんと付けて長芋かんを食べてみる

「おぉ、長芋だ」

当然である

しかし今までに体験したことがない食感

旨出し汁も絡んでスゲエ美味い

上に乗ってる緑はオクラか

ラディッシュなんか信じられない細さで切られている

味だけだけでなく5感で楽しませるのが日本料理

この手間暇はさすがに凄いな

値段の高さも納得せざるおえない

そして何より美味い

まさにハピネス

俺の選択は正しかった

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向付

本鮪山かけ 青のり 山葵 蛸千枚造り あしらい一式 

要するに本鮪の刺身とタコの刺身

タコは山椒で食べるのが推奨だ

マグロは山かけ仕様

ネバネバで猛暑を乗り切ってくださいというメッセージだな

正直俺は名古屋で食べる刺身に期待はしない

某有名店で1万円程度のコースを食べたときも俺を満足させる刺身は出て来なかった

流通が進化したこの時代でも名古屋で食べる刺身はイマイチなことが多い

しかしたん熊北店は違った

奈良ホテルで刺身を食べた時も

「本気出せばこんな美味い刺身食えるんだ」と思ったが

この店でも同じだった

「美味い」

まずはタコから食べたのだが

日間賀島、明石、尾道と俺はタコを食べてきたが

どのタコにも負けない旨さである

嗚呼、ぷりっぷりだ

本鮪も美味いなぁ

久しぶりにこんな美味いマグロを食べた

やろうと思えば名古屋でもできるんだよなぁ

願わくばあと10皿ぐらい食べたい

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吸物

清汁仕立 蓮餅 鱧の子真蒸 丘ひじき タピオカ
エリンギ 一文字柚子

これぞ日本料理の真髄

中に透明ないくらが入ってると思ってたらタピオカだったんだな

一体何がどうなれば碗にタピオカを入れようと思うのか

一口飲んだ俺は感動の渦に飲み込まれた

一体どんな手間をかければこんな美味い吸物が作れるのか?

まぁ流石に永谷園のお吸い物と比べるべきではないのだろうが

法事などで利用する5000円程度の料理に比べても雲泥の差である

値段的には同じなのにな

具材の蓮餅、鱧の子真蒸

どちらも旨味が凝縮されている

それでいて研ぎ澄まされた出汁を濁すことなく仕上げられている

この手の高級料亭へのレビューで低い点数をつける人に値段に対する料理の少なさを書いてる人がいるが

この一品作るだけ一体どれだけの手間がかかっているのかを考えてみてほしい

まさに芸術作品である

味が薄いとか文句言うのは仕方がないな

俺でも若い頃はそう思ってた

そんな俺の考えを変えたのが京都の「志る幸」である

たん熊の基本も「もんもな料理」

素材の持つ旨味を最大限引き出してやるのだ

そうすれば誰もがハピネスになる

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ここで日本酒を追加

青森フェアにちなんで青森の地酒が取り揃えてある

青森といえば田酒が思い浮かぶが残念なことに田酒は売り切れだった

さすがにたん熊クラスになると目ん玉が飛び出るぐらいの値段の酒が揃っている

これはもう値段で選ぶしかない

俺は一番安い日本酒を選んだ

青森の酒だがメニューの漢字が読めなかった俺である

味はもう間違いなく美味い

何にでも合わせやすい酒だな

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焼物

鰈鈴薯焼 枝豆飾り 酢取り茗荷 お浸し 糸花

 

いよいよメインの領域に入ってきた

カレイの上に枝豆が乗っている

まるでナウシカ王蟲みたいだ

これが小豆だったらヤバかったな

カレイの上に馬鈴薯が乗っかっている

洋食でチキンなんか使ってある感じだな

アクセントとして脇を添える枝豆も一切妥協することな美味い

おそらく一般の人はこれほどの枝豆を食べたことがないだろうな

俺の近所は高級枝豆の産地で関西方面へ出荷される

スーパーで売られてる枝豆とは同じものとは思えない美味さである

そんな高級枝豆も出荷できないB級品がある

B級品と言っても味は同じ

本来3つ入ってるところに2つしか入ってないとかなのだ

そんな枝豆も農家の人からタダで貰い食べまくっていた俺である

そのために枝豆には少々うるさい

そんな俺も感服する美味さであった

主役のカレイも当然美味い

俺は今までカレイをヒラメのぱちもんだと思っていた

正直カレイを食べて美味いと思ったことはなかった

骨ばかりだし

それがどうだろう

俺は驚愕した

「こ、これがカレイの底力・・・」

「これがカレイ本来の美味さなのか」

まるでバルバトスが本当の力を引き出した時のような衝撃である

「決してヒラメと目の位置が違うだけの魚じゃないんだな」

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取肴

○取肴万願寺ちりめん煮 ○すくい寄せ湯葉
穴子肝有馬煮 木の芽 ○だし巻き玉子
○すだちイクラ挟み ○丸十レーズン茶巾
名古屋コーチン蒸し煮 山椒あん 粒マスタード

7種類プチおつまみ

もうこの一皿でのんびりと酒を飲みたいところだが

そうも言ってられない

料理は次から次へと運ばれてくるからだ

どれも美味い

とにかく最高だ

こんな美味い湯葉は食べたことがない

名古屋コーチンも地元鶏店真っ青になるぐらい美味いな

穴子肝なんか酒のあてに最高だ

定番のだし巻き卵

イクラなんかオシャレにスダチに挟まれている

万願寺唐辛子とちりめんは白飯が欲しくなる

ワシワシ食べたくなる

そんな宝石箱のような取肴

食べ終わる暇もなく

「お料理が重なってしまって申し訳ありません」

と揚げ物が運ばれてきた

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揚物

海老天ぷら 白身魚ふらい 甘芋 ペコロス 天つゆ レモン

「天ぷらは揚げたて熱々の時に親の仇かのように食べろ」

これは池波正太郎先生の教えである

男の作法である

早速俺は天ぷらに手をつけた

まずはエビ天だ

「サクッ、ハッフ、ハフハフ」

文句付け用がないな

完璧なエビ天だ

そしてとても清楚で上品な味がする

やはり女と天ぷらの好みは重なるんだな

これは何だろう?

ペコロスとか言ってたが

「玉ねぎみたいですげえ美味いぞこれ」

調べてみたら玉ねぎだった

知らなかったな

でも玉ねぎもこんなに美味くなるんだな

白身魚のフライ

白身魚とだけ表記されてるとうことは深海魚系か

でもスゴイな

これフライなんだよな

まさに飛んでしまいそうなぐらい美味い

さすがにこのフライにソースは合わない

こんなお上品なフライは初めてだ

最後に芋

もう最高だな

やはり天ぷらは芋かユキノシタだな

そして再びのんびりと取肴で酒を楽しんだ俺である

 

いよいよ酒も無くなった

もう一杯と行きたいところだが我慢我慢

調子にのると直ぐに肝臓の数値が上がる

俺は名残惜しいが残りの料理を酒なしで平らげた

 

しばし間が空き

いよいよ留椀

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御飯

鯛茶漬梅風味 ぶぶあられ 刻み大葉 山葵

香の物
三種盛り

 

シメは鯛茶漬け

ぶぶあられがいいアクセントとなる

まさにぶぶ漬け

早く帰れと言う意味か

でも美味い

酒を飲んだ後の俺の胃を優しく包み込んでくれる

サラサラ

サラサラ

漬物3種盛りも決して手抜きはない

さすが京都だけあってどれも美味い

もう白飯とこの漬物だけでも満足してしまうぐらいだ

俺は飯を終えた

贅沢なランチ

残りはデザートのみ

 

 

そんな俺の前に新しいおしぼりが運ばれてきた

俺は顔を拭きたい衝動を抑えて手を拭いた

しばらく待たされて

最後の一品が運ばれてきた

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甘味

黒糖蕨餅 黄な粉

 

わらび餅

よく車で売りに来てたがそういえば今年は見かけないな

まぁ一度も買ったことはないが

すると再び新しいおしぼりが運ばれて来た

「まるでセクキャバ並みのおしぼり量だな」

なぜか名古屋だとキャンパスパブとなる

そんなことはどうでもいい

俺はわらび餅を食べた

「や、柔らかい・・・まるでこの柔らかさはおっ・・・」

これ以上はやめておこう

そしてその後にやってくる確かな黒糖の味

これほど黒糖の味がしっかりしてるわらび餅は初めてだ

そして最後の最後まで俺を幸せにしてくれる

ハピネス

今日はこの一言に尽きるな

なかなかいいお盆休みだ

 

あとは16日だな

16日