鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

2018年ツール・ド・フランス 第8ステージ

2018年ツール第8ステージ

翌日に石畳のステージを控えたおやすみ平坦ステージ

「距離も多少短くしときますから休んでくださいね」的な感じだろうか

見てる側も非常に助かる

距離が短いと言っても181キロ

しかし放送が始まると既に残り100キロを切っている

残り86キロだったかな?

これはいいぞ

だいたい2時間あればゴールまで見れる

そして眠りにつけるぞ

どうやらこの日のステージはW杯に合わせてのことらしい

W杯の3位決定戦前にはレースを終わらせようという魂胆

しかし選手たちはのんびり走る

「おいおいそんなんではW杯見れないぞ」

いいのか?イングランド人とベルギー人

まぁみんな疲れている

そして俺も疲れている

昨日に引き続いて何にも起こらないステージ

逃げは誰だっけ?

もう逃げが誰だかも思い出せないぐらいつまらない今年のツール

スポンサーアピールだけの逃げはつまらない

確かディレクトエナジーとワンティが逃げてたな

忘れてたがこの日はフランス革命記念日

フランス人が頑張る日だが

正直デマール以外勝ち目はないだろう

改めて逃げたのは

ローレンス・テンダム(サンウェブ)

ここにマルコ・ミナールト(ワンティ・グループゴベール)

ファビアン・グルリエ(ディレクトエナジー)

そうかヨダレのテンダムは途中でチームからの命令で戻されたんだな

おそらくデュムランを守れと

そんなんで2名の逃げ

メイン集団も必死に追いかけないし逃げも必死に逃げない

フランス革命記念日なのにフランス人はやる気がない

まぁW杯の方が大事なのかもしれないな

タイム差は6分ほど開く

ようやく重い腰を上げてベルギー人が動き出す

そろそろ動かないとW杯後半に間に合わない

クイックステップ、ロットソウダルを中心にオランダのロットNLユンボも加わり追走開始

それぞれガビリアとグライペルのステージ勝利に向けての動きだな

中間スプリントポイントではメイン集団の中からデマールが飛び出す

ポイント賞は諦めているデマール

ゆるーくスプリントするもサガンたちは追わない

フランス革命記念日に対してのフランス人リスペクトだろう

「デマールさんどうぞどうぞ」「おしゃれ着洗いはエマールですけどね」

そんな会話が交わされたかどうかは定かではない

残り45キロ

逃げと集団のタイム差は2分

ボーナスポイントではヴァンアーベルマートがアシストを従えての大名行列

彼もまた西川きよし作戦を実行している一人である

「小さなことからコツコツと」

この日が彼が獲得したポイントはたったの1秒である

そしてヴァンアーベルマートが本気で狙うのは明日のステージ

そのためにあとは落車しないようにこの日を終えたい

サッカーも気になるしな

相変わらず何も起きない

しかし今日は起きていられる

明日は休みだ

4時半に起きる必要はない

すると突然落車発生

「またかよ」

今年のツールは落車以外の展開が起こらない

集団やや後方か

かなりの選手が巻き込まれているが

何てことだ・・フグルサングとDマーティンがまた転んでるぞ

フグルサングは運がないな

他の総合エースはモレマも巻き込まれている

アラフィリップも巻き込まれたが彼は総合には興味がない

距離は残り18キロ

集団のペースは上がっている

結局Dマーティンたちは必死の追走虚しく1分16秒遅れでゴールした

残り6キロ

メイン集団は逃げを吸収して最後のスプリントに向けて動き出す

各チームトレインを作り街中へ突入

残り3キロ

テクニカルなコーナーでトレイン崩壊

カオス状態に突入

そこでジルベールが単独で飛び出す

彼もまたベルギー人だ

早くゴールしなければW杯が見られない

しかしディメンションデータとロットソウダルが逃がさない

再びメイン集団に戻る

今度はガビリアのためにがんばる番だ

ここまではまだまだトレインができていたが

ディメンションデータのアシストがカヴェンディッシュを探している

どうやら迷子になったようだ

残り1キロ

フラムルージュ通過

フランス人デマールの勝利に向けてFDJが出る

残り600メートル

サガンがスプリント開始

そのあとにグライペルが続く

すると大外からガビリアが

ガビリアの前方はグライペルによって塞がれている

「どけやゴリラ!」

ガビリアは頭をグライペルに押し付けて強引に進路をこじ開けサガングライペルを抜き去る

しかしその反対からもう一人怒涛の加速をする男がいた

オランダ人スプリンター

フルーネウェーヘン

この日も圧倒的な強さでステージ優勝を手にした

 

 

かなり見応えのあるピュアスプリンター同士のガチガチの力勝負

最後の最後で楽しませてくれたな

しかしこの中にキッテルの姿が無いのが気になる

グライペルはまだまだ頑張ってるのに

カヴェンディッシュはすでに本人も力の衰えをわかってるようだが

キッテルはまだまだ最強スプリンター

決して力が落ちてるわけでは無い

ただチームとしてトレインが機能していないのだ

また移籍もあるのかな?

スプリンターは居場所を見つけるのが難しいな

ツールで自分のためのチームを作ってもらわないと勝てない

それかサガンのように単独でうまく立ち回れるようにしないと

どうやらガビリアとグライペルは降格処分みたいだ

危険だしな

でもあれがスプリントでもある

二人の降格でサガンがこの日も「安定の2位」をキープした

 

 

総合では何気にTJが3位なんだな

2位はGトーマス

4位にジルベール

第8ステージでこの順位は珍しい

それも全て今日のステージで動くんだろうな

石畳

パリ〜ルーベのコースを借用するステージ

モンサン・ぺヴェルも登場

15箇所で21・7キロ区間が石畳

結構本気な石畳ステージだな

そしてこの日もフランスW杯決勝前にゴールしたい主催者

面白いな

誰が勝つだろう?

サガンかヴァンアーベルマート

やっぱりマイヨジョーヌでのステージ優勝が見たいからな

ヴァンアーベルマートだな

 

 

 

今日もクソ暑い

昨日は夜なのに室温が34・6度あった

その中で酒を飲んでたが

以外と死なないものだな

つまみは塩

それもフランス産をセレクトしてみた

ツールだしな

でもすっかり暑くて眠れないなんてことはなくなった

どんなに暑くても熟睡してしまう

これも全ては寝不足のおかげだな

そして明日は生きてるかな俺?