鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

偶然同じ女子トイレに二人の男が侵入

事件は札幌で起きた

札幌市西区のとあるスーパーの女子トイレに一人の男が侵入した

8日の午後6時半過ぎ

ちょうど晩御飯の買い物客で賑わう時間帯だろう

惣菜とか半額になるのを今か今かと待ち受けてる時間帯でもある

そんな日曜日の夕方一階の女子トイレあろうことか個室の上からデジカメが覗いていたのだ

間違いなく盗撮

用を足しているところを狙った卑劣な犯行である

男ですら見られたくないなと思うのに女性は常に警戒しなければならないので大変だ

そんな犯行現場を偶然女性従業員が見つけ通報

まずは警備員が駆けつけて個室内にいた男を捕まえて警察へと引き渡した

犯人は51歳の男で無職だった

個室の上からカメラを差し出す古典的な方法

他には個室の壁に穴を開ける方法も昔はよくあった

俺が通ってた高校の女子トイレなんかもよく穴が開けられてるという噂で持ちきりだった。当時の俺たちは様々な想像を膨らませたものであるが膨らんだのは想像以外の場所でもあり真偽は不明だった

今は盗撮機器も小型化に無線化

資金のある奴はあの手この手を使って撮影するのだろう

撮影された動画はネット上で売買される

そんな手の込んだ仕掛けではなかったのが犯人逮捕となった事件だ

これで一件落着かと思われたのだがこの事件には続きがあった

 

最初の事件から1時間後のことである

警察が実況見分のために再び現場を訪れた

その時同じ女子トイレのある異変に気づいたのだ

「あの個室から人が出てこないな・・・」

誰かが用を足してる場所での実況見分は無理だ

ドアを叩くなどの催促するのも警察官としてやってはいけないことだろう

ものすごく腹の調子の悪い人かもしれないしな

ここは一旦女性従業員に様子を見てもらうことにしたそうだ

しばらくして女性従業員が様子を見に再び例の女子トイレを尋ねると・・・

なんと女装した男が個室から出てきたのである

すぐさま女装男は逮捕

自称国家公務員の57歳だという

彼の趣味は女装だ

春の休日に彼は趣味を楽しんでいたのだろう

今ならネット通販でいくらでも女性の服は帰る

女装マニアにとっても幸せな環境なのだろう

お気に入りの服を着てスーパーへお出かけ

つかの間の快感を楽しんでいたのだろう

しかし彼の体に異変が発生

なんと彼はもよおしてしまったのだ

小なのか大なのか記事からは判別つかないが

想像するに大だろう

小ならなんとか我慢できる

彼は迷った

普通なら堂々と男子トイレに入ればいいだけだ

しかしその時の彼は女装中である

こんな格好で男子トイレに入れば騒ぎになるのでは?

趣味がばれるのを恐れたのか彼は女子トイレに入ることを選択した

女装してるのだから女子トイレの方が好ましいという結論に達したのだろう

そして彼は女子トイレで用を済ませた

しかし外の雰囲気がおかしいことに気づいたのだろう

なぜか女子トイレ内で男性の声がする

会話から警察であることも分かったのかもしれない

彼はそのまま待機した

もうそろそろいいかな?

彼は緊張しながら個室を出た

そこで女性授業員と鉢合わせ

そのまま現行犯逮捕となってしまった

 

おそらく盗撮野郎がいなければ自称国家公務員の男性は逮捕されなかったかもしれない

彼は確かに変態だが決して女性の姿を覗き見ようとしたのではない

彼はただ純粋にうんこがしたかったのだ

出るものは仕方がない

俺も学生時代、緊急時に公園のトイレで男子トイレのドアが破壊されていてやむなく女子トイレで済ませたこともある

男と女それぞれ一室ずつのトイレなので入りやすいのは入り安いのだが

それでも個室から出る時は誤解されないかドキドキしたものである

今回の事件は運が悪かった

女装の趣味もバレて女子トイレ侵入の罪にも問われる

本当に国家公務員なら人生すら棒に振りかねない

でも女装趣味の人ってやはり女性になりたいから女装なのだろうか?

女より男の方に興味があったりするのだろうか?

俺にはよくわからない世界でもあるが

スカートというものは一度履いてみたいとは思う

どのぐらい開放感があるのか?

あれは男には未知の世界である

 

 

昨日のパリ〜ルーベで不幸な出来事が起こった

残り約150キロ地点の石畳区間で単独の落車が発生

国際映像のテレビカメラに映し出されたのは仰向けになったまま動かない選手

その後心臓マッサージを受けて蘇生という速報が伝わり安心していたのだが

その彼が9日亡くなった

ホーラールツ23歳

これが初めてのパリ〜ルーベだった

先日は大相撲において女性の素晴らしい判断で市長さんが一命を取り留めた

自転車レースでの落車は頻繁に発生する

そんな中でもレースは中断することなく走れる選手はすぐに走り出していく

レースにはドクターカーも並走しているとはいえレース中では駆けつける前に時間もかかるだろう

ただ自転車レースの特性上落車ではいちいちレースを中断できないのだろうな

ウェイラントの時のような明らかに大量の出血がある時でもそのままレースは続行された

酷い落車が発生してもメカニックは選手の体を気遣うことなく車からスペアのバイクをおろし選手は選手で骨折していようがとりあえずバイクにまたがり再び走り出す

それがサイクルロードレースである

テレビに映し出された時の彼は一人ぼっちで倒れていた

周りのチームメイトは皆レースを続行しなければならないからだ

特に彼のチームはシクロクロスの世界チャンピオンがエースであり優勝候補だからだ

なんかもう少し対応が早ければ助かったんじゃないのか?

もっと早く何か応急処置ができなかったのだろうか?

落車があるたびにいつも思うことだ

未だにジロでのウェイラントの事故は鮮明に覚えている

幸い怪我は軽かったが去年のツールでのリッチーポートの落車

あんな酷い落車をしても助けることよりもレースを優先させなければならない選手たち

崖下に落ちる場面も時折目にする

特に最近では下りが勝負どころとなっている

これからもこういった事故は起こるだろう

なんかもう少しルール的になんとかならないのだろうか?

 

マイケル・ホーラールツ選手のご冥福をお祈りします