佛教大学でオリジナル日本酒が完成した
その名も「佛米!夢乃酒(ぶっこめ!ゆめのさけ)」
仏の米で「ぶっこめ」とは
かなりふざけた名前である
そもそも仏教には「不飲酒戒」と言う戒律がある
簡単に言えば酒を飲んではダメだということ
在家に関してはほどほどなら構わないが
出家者は完全に禁止のはずである
「薬として一杯程度なら大丈夫」
「そもそも不飲酒とは、酒を飲むこと自体がいけないのではなく酒を飲むことで堕落し、悪いことを行うのがダメなのだ」
などと都合のいことを言っては酒を飲もうとする出家者も多いだろう
現代の日本仏教の場合は坊さんも肉魚を食べれば酒も飲み生行為を行い子供まで作る
このことが日本人の仏教離れの原因
仏教ブームとはいえ観光としてのお寺巡りになってしまっている原因だろうな
法事などでありがたい話を聞かされてもいまいち信憑性がない
「さっきあんた美味そうに俺の横で肉食ってただろ」
なんて思ってしまうのである
まぁこれらは酒や肉食など公に許されている浄土真宗系に多いのだが
さすがに親鸞的に大丈夫と言われても「なんだかなぁ」と思ってしまうのではあるが親鸞さんも親鸞さんなりに考えがあっての肉食と妻帯であろう
この辺りのことは俺はまだ勉強不足なんで書くことができない
一応本は購入してあるが密教で精一杯でまだ禅や浄土は読めていないのだ
そして今回酒造りをした佛教大学は浄土宗の大学である
法然さん的にも酒は完全禁止はしていないようだ
もともと神仏習合だったし
神道では神事において日本酒を飲むこともある
そのために
「まぁできるだけ酒は飲まない方が良いけど少しだけなら良いよ」
「でも念仏だけはちゃんと唱えようね」
って感じみたいだな
まぁ医者がよく言う台詞だな肝臓癌を患って完治した患者に対しても
「1合までなら問題ないですけど。どうせ1合で終わらないでしょ?」
「それなら最初から飲まない方が良いですね」
と医者は言うのだ
確かに俺もそう思うのだ
結局1合程度飲んでも酔わないしな
それなら最初から水でも飲んでる方が良いのだ
このように酒を飲みたいという気持ちを抑えるのも仏教徒としての務めだと思う
俺の場合は煩悩に勝てずに飲んじゃうけどな
気持ち的にはダメだと理解しているのだ
でもやっぱり説得力ないよなぁ
いくら宗派的にOKでも
出家した人たちが焼肉食べながらビール飲んでたら
そんな矛盾だらけの日本仏教
そして佛教大学
日本の伝統を守るために日本酒造りを学ぶのはとても良いことだと思う
一応、日本酒を醸すための大義名分として
米と酒に関する文化を講義で学ぶことに始まり、酒米の田植えから収穫、醸造体験、ラベルデザイン、販売プロモーションまで携わることを通じて、社会的・職業的自立に向けたキャリア形成を目的としているそうだ
そしてすでに今年で10年目になるという
でもそれはあんた達がやるべきことではないようにも思う
自分たちで醸した酒、やはり飲んでみたいだろうしな
大学って修行的な位置付けじゃないのかな?
この佛教大学オリジナル日本酒「佛米!夢乃酒(ぶっこめ!ゆめのさけ)」は 3月14日(水)~3月20日(火)に同大学生がJR京都伊勢丹(JR京都駅)において、販売プロモーションを行うそうだ
奉納するのではなく売っちゃうんだな
まぁ当然と言えば当然だが
確かに俺も飲んでみたいとは思う
でもこの酒を飲みすぎて我を無くし人に迷惑をかける人も出てくるであろう
そんな酒を販売して利益を出そうとする仏教関係っていうのも
なんだかなぁと思ってしまう
デパートでイベント的に販売して利益を得るのではなく
学校やお寺などで一人5勺程度を無料で配るとかにした方が良いと思う
そして各浄土宗系のお寺へお供えだな
阿弥陀様がお酒を飲まれるのかどうか知らないが
お寺に酒をお供えするのも神仏習合の名残なんだろうな
佛米!夢乃酒(ぶっこめ!ゆめのさけ)
純米吟醸「生酒」
720ml:1,620円(税込)
純米吟醸「火入れ」
720ml:1,512円(税込)
今日はまた寒くなった
しばらくは天気も悪そうだ
明日は昼間天気が良ければお不動さんへお参りに行ってこよう
NHKはアラーキーの番組をいっぱい作ってくれるのでありがたい
まぁこの手のドキュメンタリー番組は民放が作ると台無しにしちゃうからな
その点NHKは良いものを作る
今回のはまだ見てないけど大道さんも出てるんだな
エロスと死がないまぜになった世界とあるが
アラーキーにとってエロスは「生」だからな
つまり「生と死」を撮ってるということ
でもアラーキーも77歳かぁ
いつまでも元気でいてほしいな