鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

もらって困るお歳暮は?

12月

お歳暮の時期である

日本のおかしな風習の一つお歳暮だ

既にデパートなど商売になっているために中々廃れないのが困る

正直お歳暮はいらない

もらったらもらったでお返しにお歳暮を送らなければならないからだ

うちも昔は大量のお歳暮をもらっていた

ハムだけでも10個以上

高級ハムではあるが到底食べられる量でない

正直スライスされてるハムがひとパックあれば十分だ

そんなお歳暮にうんざりして

うちの親父が相手と話をしてお歳暮制度をやめた

相手も相手でその方が助かると喜んでいた

そのおかげで俺はお歳暮に気を使わなくて済んでいる

しかし未だに断っても断っても送ってくる親戚がいる

しかも飛騨牛霜降り肉

俺は肉に興味がないので食べないと言ってるのに

結局その肉は誰かにあげてしまうのだ

そんな迷惑でしかないお歳暮

不動産住宅サイトのスーモが調査したところ「もらっても収納に困るお歳暮」ランキングが判明した

まず調査した人の中で57・5パーセントの人がお歳暮をもらった経験があるという

ちなみに年齢は20〜59歳まで

男208名、女208名

もらっても収納に困るお歳暮ランキングがこれだ

1位:お酒 9.6%
2位:寝具 7.5%
2位:石鹸・ボディソープなどのバス用品 7.5%
4位:和洋菓子 7.1%
5位:タオル 6.7%
6位:カニ・ホタテなどの海産物 6.3%
6位:洗濯洗剤 6.3%
8位:フルーツ 5.9%
9位:食用油 4.2%
10位:コーヒー・お茶 3.8%

 

ここで重要なのは不動産関係らしく収納に困るお歳暮

同率2位の石鹸や5位のタオル、6位の洗剤、9位の食用油

この辺りもあまり世話になっていない人向けのお歳暮の定番ではある

そしていつかは使うであろう、別に持っていても構わないお歳暮でもある

しかしそれだけにかさばり収納に困るのも事実だ

そして俺はこれらの製品をよく知り合いの人からもらうのだ

「あんた洗剤いらん?」「よかったらタオル持ってって」

その理由が今わかった

みんなお歳暮で貰って困ってたんだな

俺はいつもありがたく頂戴してくる

そして俺がよく人からもらう物の一つにお酒がある

これもお歳暮でもらった物が多いみたいだ

体を悪くして飲めなくなったとか

もともとお酒が好きじゃないとかいう人が俺に酒をくれるのだ

これはとてもありがたい

酒はどんだけあっても困ることはないからだ

大量に飲めば飲んだで早く死んで楽になれるしな

なのでお歳暮にはお酒をどんどん送るべきである

それも酒を飲まない人に送るべきだ

そうすることにより今まで以上に俺にお酒が回ってくることであろう

スーモのランキングを見ていて2位の寝具はさすがに俺も困るな

好みもあるし間に合ってる場合がほとんどだ

もらうなら寝具よりペヤングの方が俺は嬉しい

6位のカニホタテの海産物

これはまぁ別に構わないかな

食べてしまえばいい

4位の和洋菓子

これも困らないが賞味期限の長いやつにしてほしい

親戚の葬式、法事があるともらってくる大量の和菓子達

翌日から俺の朝食と昼飯に姿を変えるのだ

8位のフルーツ

これも葬式など大量にもらってくる

そして俺が1番困るのがフルーツかな

正直バナナ以外のフルーツはいらない

たとえ夕張メロンでも

誰かが皮をむいて切ってくれれば別だが

10位のコーヒー、お茶

これはコーヒーやお茶を飲まない人には迷惑だろうな

コーヒー好きの俺は全く持ってOKだ

いらないのなら俺が貰ってやる

 

これらのランキングはお歳暮だけには限らない

香典返しなどにも当てはまるであろう

お土産なんかも結構気を使うしな

食品系だとなるべく日持ちするもので最高にうまいもの

そしてその土地へ行かなければ買えないものなどセレクトしているが

俺は渡す時に「いらなかったら捨ててくれ」と言って渡すのだ

贈り物なんてものはごく親しい人だけに渡せばいいのだ

しかしそれでは商売が成り立たなくなる人もいるだろうし

そう考えるとなかなか難しい問題でもある

お中元、お歳暮なんてものは大富豪の間だけでやればいい

お互いに超超超高級なものを送り会えばデパートの売り上げも落ちないだろう

石鹸なんかだと超高級石鹸100年分まとめて送るとか

酒なんか酒蔵のタンク丸ごと一個買い取って送るのもいいな

どうせ豪邸に住んでるんだから保管場所にも困らないだろうし

いらないのならリサイクルショップに売ればいい

出張買取もしてくれるしな

俺もついこないだリサイクルショップでエビスを1缶100円で買ってきたが

あれもお歳暮とかを誰かが売却したと思われる

捨てるエビスあれば拾うエビスあるのだ