鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

フルームが2018年ジロ出場へ

11月29日にミラノで2018年ジロ・デ・イタリアのプレゼンテーションに送ったビデオメッセージの中でチームスカイのクリストファー・フルームが2018年ジロへの出場を明言したそうだ

来年のジロ期間中に33歳になるフルーム

当然の事ながら最大の目標はツールの5勝クラブ入りである

すでにツール4勝のフルーム

あと1勝で念願の5勝クラブ入りだ

そのフルームがジロにも出場、そしてジロ、ツールのWツールを目指すのだ

去年はツール、ブエルタでWツールを達成したフルーム

まずはツール5勝に狙いを絞るかと思われていたが、まさかの8年ぶりのジロ出場となった

当然チームとは何回も話し合いを持ったそうだ

フルームといえどもあまりにも無謀すぎる

失敗すれば1年間の全てを失うことにもなる

過去にジロとツールのWツールを達成した選手は7人いる(コッピ、アンクティル、メルクス、イノー、ロッシュ、インデュラインパンターニ

しかし今と昔ではレースの内容が全く違う

最後にWツールを達成したのは1998年のパンターニ

彼以降はコンタドールでさえ無理だった

ただ来年はWツールを目指すには絶好のチャンスでもある

フルームの年齢的にも最初で最後のチャンスかもしれない

それはサッカーW杯

普通ならジロの終わりからツール開幕までは5週間しかない

それがサッカーW杯の関係でツールの開始が1週間遅れるのだ

つまり2018年はジロからツールまで6週間の準備期間がある

いつもより1週間多い

この1週間の差は非常に大きいのだろう

Wツールに対する調整方法はすでに今年のツール、ブエルタで掴んだ

チームスカイも様々な技術やデータを駆使して行けると判断したのかもしれない

そして意外にもチームスカイはまだジロ0賞なのである

スカイとしてもジロを勝ちたいんだろうな

そして待望のデュムランとの勝負

Jスポでの中継は無理なんだろうなぁ

タイムマシーンがあれば過去に戻ってダゾーンの設立を阻止したい

なんで余分に金払わなければならないのか?

しかも録画すら出来ないし

見逃し配信もたったの1ヶ月しかない

どうするかなぁ?来年のジロ

 

 

ドン荒川が死んだ

71歳

死因は不明

俺が小学生の頃、初代タイガーマスク全盛期の頃だ

新日本プロレスの第一試合はドン荒川VS髙田延彦であった

便所ではアニマル浜口に遭遇

ウンコをしているアニマル浜口の個室のドアを蹴りまくり激怒され逃げ出した俺はドン荒川さんを発見

その時に俺はドン荒川さんにサインをお願いして彼は快くサインしてくれた

今でも家のどこかにあるはずだ

ご冥福をお祈りします

 

 

明日はボストン美術館へ行く予定

ボストン美術館と言ってもアメリカ本土ではなく名古屋である

お目当は「鈴木春信」

錦絵創始期の第一人者として知られる浮世絵師

若い恋人たち、母と子、さりげない日常、古典主題から発想された見立絵・やつし絵など小さな画面の中に詩的で洗練されたイメージを豊かに表現した絵師だ

そしてほとんどの鈴木春信の作品は海外にある

その中でもボストン美術館は600点以上の作品を所有しているのだ

なので日本でこれだけの鈴木春信が見られるのもこれが最後かもしれない

名古屋のボストン美術館も無くなっちゃうしな

そうそう世界からかき集めては来れないだろう

ボストン美術館でさえ大切に保管してきた作品である

それもそのはず春信の時代の錦絵は植物性の絵の具なので光に弱い

そのためにボストン美術館でも錦絵、浮世絵などはあまり展示されてこなかったのだ

日本の秘仏もそうだがそのおかげで保存状態は極めて良好なのである

しかも今までの保存状態を保つために今回の日本での展示の前後5年

つまり合計10年間もの間、本国のボストン美術館でさえ展示しないという

今回見逃したらアメリカまで出向いても5年間は見ることができない

そしてたとえ展示されたとしても今回ほど大量には展示されないのだ

これはもう見に行くしかない

来年の正月明けにしようかとも思っていたが北朝鮮情勢がわからない

なので見れる時に見ておこうと言うことなのだ

東京では北斎をやっているが

名古屋で春信もまたいいもんである

明日は10時の開館とともに行こう

日本にあるボストンへ