鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

フランスの特殊部隊が間違えて隣の家に突入、日本ではコインランドリーにて30代男性が下着泥棒と間違えられる

フランスの特殊部隊がやらかした

あろうことに突入する家を隣の家と間違えてしまったのである

その日フランス警察の特殊部隊RAIDが、探していた人物のいる家の隣の家に到着

その間違えられた隣の家にはフランス北部リール近郊アム出身の夫婦とその1歳半の娘がいたという

間違えて突入された住人曰く

なにやらドアの外で音がしたそうだ

何かと思いドアスコープを覗いたが何も見えない

おかしいな?と思いつつも一歩下がった瞬間、爆薬で玄関ドアを打ち抜かれたのだ

幸いなことに女性は娘の耳を塞ぐことができたためにフランス特殊部隊が突入前に投げ入れたスタングレネードの被害を受けずにすんだ

ちなみにスタングレネードとはフラッシュバンや閃光発音筒とも呼ばれる

起爆すると同時に170−180デシベルの爆発音と15mの範囲で100万カンデラ以上の閃光を放ち、突発的な目の眩み・難聴・耳鳴りを発生させる
防護されていない人員は方向感覚の喪失や見当識の失調を起こすそうだ

そしてベッドで寝ていた夫は突然ベッドから引きずりおろされ手錠をかけられた

もう何が何だか。現実なのか夢なのかもわからない状況であろう

この後、特殊部隊が突入した家を間違えたのに気づくまでには数分かかったという

「ヤベェ、間違えた!!」「隣だ急げ!!!」

おそらく謝罪する間もなく隣の家に移動したと想像される

その後、改めて警察は隣の家の家族に謝罪して吹き飛ばした玄関ドアの修理を約束したそうだ

 

特殊部隊上層部談

「先にアパートのバルコニーに狙撃銃を持った人物がいることに気づいたんだ、特殊部隊RAIDがこの人物を迅速に拘束するために向かったんだけど、場所を特定するためにクローズアップ写真が使われたため、細部まで区別することができなかったのさ」

 

本当に間抜けである

一つ間違えれば大変なことになっていたかもしれない

謝罪だけでは到底済まされないであろう

スタングレネードの影響は全て一時的なものであり、M84は非致死性兵器として分類されるというが、さすがに1歳半の赤ちゃんにはどんな影響が出るのか?

本当に後遺症とか大丈夫なのか?

 

こんな映画レオンみたいなことが突然現実に起こったら

俺なら何も対処できなかっただろうな

まず日本の普通の日常では起こりえないことである

恐るべしフランス

伊達に長くて硬いパンを食べてるわけじゃないな

 

 

一方、日本ではコインランドリーで洗濯していた30代の男性が突然下着泥棒に間違えられた

事件は2017年10月26日に発生

大分市内のコインランドリーにいた男性から110番通報があった

「怪しい人物がいる。下着泥棒かもしれない」

通報した男性が下着泥棒だと疑った根拠は

コインランドリーにて洗濯機を回して洗濯が終わるまで駐車場の車内で待った

洗濯は終わり店内に戻ると洗濯機の扉が開いて妻の下着が床に落ちていたという

「ん?これは?」「女房のパンツじゃないか・・・」「洗濯機の蓋が開いてるぞ」

周りを見渡す

店内には黙々と洗濯する30代の男性

「犯人はあいつに違いない」「早く通報しなければ」

通報を受けて大分中央署員が現場に急行

30代男性は事情を聞かれた

当然30代男性は「心当たりはない」と容疑を否認

そこで警察が防犯カメラの映像をチェック

するとそこに写っていたのは・・・

洗濯が終わり自動で開く洗濯機のドア

そしてそこから落ちる妻の下着

全ては洗濯機の仕業だったのである

防犯カメラがなければ30代男性は犯人にされてたかもしれない

警察は30代男性に事情を説明して平謝り

「不快な思いをさせて申し訳なかった。それにしても事件でなくて良かった」と、現場を後にしたそうだが

 

本当に恐ろしい事件である

今の日本ではいつどこで犯罪者にされてしまうかわからない

ドライブレコーダーみたいなものを人間にも装着したほうがいいのかもしれないが

それはそれで盗撮に使われちゃうんだろうな