鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

小池都知事とのツーショット撮影会3万円

東京都知事であり希望の党の党首である小池さんとのツーショット撮影会が行われた

そのお値段3万円

これは異例だと言う

たかが党首との撮影でお金を取るなんて

撮影会は公認候補予定者との間で開催された

まだ正式に公認はされてはいない人たちである

なんとかして小池さんに近づきご機嫌を取り公認してもらいたい人達なのかもしれない

この写真は選挙用ポスターやチラシに使用できるが撮影料としてお金を取ることが異例みたいである

つまり希望の党は、お金がない

取れる所からは一円でも毟り取る作戦だろうか

しかもカード払いやコンビニ決済は使えない

現金のみである

そのために現金を持ち合わせていなかった人は慌ててATMへと駆け込んだ

撮影会場では現金を手にした公認予定の候補者たちが行列

行列のできる撮影会

順番に小池氏と握手を交わして仲良くツーショット

一方は金

一方は人気がほしい

お互いに利害が一致した撮影会だ

希望の党は立候補に必要な供託金など計600万円以上の負担も候補予定者に求めているそうだが「そんなに金に困ってるのか・・・」との声も聞こえてきたと言う

枝野さんは新党を立ち上げるそうだし

まだまだ混乱が続く

お金もない

公認もない

民進党の人達

さてどうなる

 

 

北野武ビートたけしとして小説を書いた

しかも純愛小説

又吉によりかなり触発されたそうである

「たけしは男と女を描けない」と言われてきた

そのことからも純愛が書きたかったみたいだ

そして何より精力減退

これによりプラトニックな純愛小説が書けるようになったのだ

「自分のすべてをかけて誰かを大切にするってどういうことなのか、この小説で書きたかったんだ」

「人生で一度だけ、こんな恋がしたいと思った」と語った北野武

小説は全編にわたりたけし流のお笑いがちりばめてあり一旦リズムを掴めばサクサクと読んで行ける

ページ数も170ページほどなんで1日で読めてしまう量である

コントのようなお笑いネタと下ネタを交えながら話は進む

この辺り照れくささもあるのかもしれない

そのために又吉のような純文学ではない

芥川賞より直木賞的な作品だが

さすがに直木賞となると人気作家がひしめいてるだけに受賞は厳しいだろう

しかし話自体は後半になった時に一気に引き込まれてしまう

タイトルは「アナログ」

30過ぎのインテリアデザイナーの男性が主人公だ

とある木曜日

偶然ある喫茶店で一人の女性に出会い一目惚れ

そこから二人の木曜日ごとのデートが始まる

とにかく木曜日が待ち遠しい

彼女に会って話できるだけでいい

そのために徹夜で残業をしてでも木曜日までに仕事を終わらせなければ

そうやって二人は木曜日の夕方から同じ場所で会い、同じ時間を過ごす

お互いに連絡先は交換しない

相手の素性すら分からない

それでも惹かれあっていく二人

しかし連絡先が分からないだけに一旦歯車が狂うと会えなくなってしまう

伝えたいことはあるが伝えられない

こんな感じで話は展開していく

そして大人のデートであるにもかかわらず肉体関係はない

あくまでプラトニックな恋愛である

若い頃は愛より下半身優先の恋愛をしがちである

大人になり若い頃のような性欲も薄れてようやく本当の恋愛ってできるのかもしれない

そして若い頃は外見だけで判断しがちだが大人になると中身の方が重要になってくる

まぁこの本は女性もかなりの美人みたいだが

個人的には面白かった作品

俺のような素人が生意気なことを言うが正直文章はそれほど上手くはない

ベタなストーリー

しかしラストは無我夢中でページをめくってしまった

完全に主人公に感情移入して応援してしまっている

俺も結構アナログ人間だしな

映画化して欲しいなぁとも思う

アウトレイジで稼いだであろうから、また初期の頃のような客は入らないけど良い映画を撮って欲しいな

目指すはカンヌにヴェネツィアだな

 

 

アナログ

アナログ