鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

もやし安売りし過ぎ

「もやし安売りし過ぎ」

コレは俺の発言ではなく全国のもやし生産者協会や工業組合の訴えである

確かに最近のもやしは一袋18円で当たり前のように売られてたりする

しかも俺なんかはそこから半額になった奴を購入するのだ

もやしは安くて量もあり低カロリーなのに食べごたえもある非常に優れた野菜

そんなもやしを俺は大変重宝して来たが、どうやら今の価格は適正では無いようだ

近年のデフレにより販売価格の低迷状態に加えて原材料と人件費も高謄しているという

原料の緑豆の輸入価格高騰の理由は現地の天候不良だと言う

1月時点で2005年に比べて約3倍まで高騰しているそうだ

さらに発芽率も悪く生育不良で歩留まりが悪いと言う

そして人件費の高騰でとどめを刺され

2009年には全国で230社以上あった製造会社と生産者だが100社以上が廃業に追い込まれて現在では130社以下だそうだ

そのために今回の「もやし安売りし過ぎ」となったわけである

とにかく小売業者の人には度を超えた値下げ競争は辞めて1袋40円で売って欲しいという

俺はてっきりもやしの低価格はスーパーの起業努力で行なわれてると思っていたが、仕入れ価格自体も激安なのだろうか?

おそらくスーパーはもやしでは利益は出ていないであろう

もやし購入で浮いた予算を他の食材に回して欲しいという戦略だと思っていたが実際にもやし協会が安すぎと訴えるということは市場でも激安価格で取引されてるんだろうな

ただいきなり40円にしちゃうと一気にもやし離れが起きるんだろうな

「それなら他の野菜でも買うか」「もやし飽きて来たし」となるかもしれない

どの業界も同じだろうが一度下げた単価は中々あげれないからな

でもどこかであげて行かないとデフレ脱却は無理なわけで

いつまでたっても負のスパイラルが続くことになる

その一方で特別無くても生活には困らないような趣味の製品はどんどん値段が高くなって行く

ロレックスなんかの高級時計なんか30年前に比べるとビックリするぐらい高い

さすがに80万も出して買うような価値は無いと思うが

俺が買った頃は30万だったから買っただけで80万では買わなかっただろうな

ただロレックスの場合は売る時も高く売れるので、売り時さえ間違わなければ結果的にはお徳ではあるが

カメラだとハッセルブラッドも高く売れた

中古で15万で買って15年後に8万円で売れた

今は二眼レフが密かにブームらしいのでローライなど今のうちに売ってしまった方がいいかもしれないな

まぁ俺のはローライコードだがフレックスより軽いのでコードの方が実用的ではある

ただM型ライカとバルナックだけは手放せない

おそらくもう使うことは無いのだが

ロードバイクなどスポーツバイクも高くなって行く

シマノなどのパーツが値上げしてるのも原因なんだろうが

つくづくクロモリを買っておいて良かったなぁと思う

デザイン的にも廃れること無いし

おっさんになればなるほどクロモリの乗り心地の良さを実感出来る

それでいて平坦なら踏んだだけ加速してくれるし

後は俺が所有してる絵画もかなり高騰しているみたいだ

何を所有しているかはここでは言えないが

世界的に超有名なのに30年前なら学生でもローンで買えた物である

コレクター達が手放さない為に

ほとんど市場には出回ること無く確かな販売価格は分からない

コレクターが亡くなると一気に市場に出たりするのだが

しかしネットで検索すると同シーリズの物が俺が購入した値段の4倍以上に高謄していたりする

おそらく値段が下がることはない

でも買い取り価格ってどのくらいなんだろう?

30年

変わらない物もあれば随分と変わってしまった物もある

短いようだが結構長くもあるんだな

30年って

 

そしてもやしは40円で買おう

日本経済の為にも40円で