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鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

ホワイトデーの仕掛人は全飴協

今日はホワイトデー

俺自身はバレンタインデーとは縁のない人生を歩んで来てるのでホワイトデーなんか完全に忘れていた

朝起きて何となくめざましTVを見ていて今日がホワイトデーだと言うことを改めて認識したのだ

そういえば今月の始めにデパ地下のスイーツコーナーではカップルがわんさか群がっていて何やら限定商品があるみたいなので俺も覗いてみたら「ホワイトデーのお返しにどうですか?」なんて言われたので「義理チョコすら貰っていないので返す必要は無いのです」と答えたら店員のお姉さんも返答に困ってしまった

俺はただ自分で食べたいからと言うか試食目当てで覗いたのだが

なんかお互いに気まずい雰囲気になってしまったことを思い出したのだ

今から思えばあの時はやたらハート形のスイーツが売られていたような気がする

 

ホワイトデーはある日突然に騒がれ出した

俺が小学生の頃だったかなぁ?

何故か突然出現したイベントなのである

後にホワイトデーは日本独自のイベントだと知ることになるのだが

当時はマシュマロを送るとかTVでやっていて「マシュマロなんか貰っても嬉かないだろうに」とマシュマロがあまり好きでは無い俺は思っていたのだ

そんなホワイトデーの今日の昼に俺はいつものように58円のサンドロールを食べながらスマホをいじっていた

いい加減食べ飽きたサンドロールではあるが58円で昼飯を済ませられるメリットは非常に大きい

そして1個しか食べないので350〜400キロカロリーと低カロリーなのだ

おそらくOLよりも少ないカロリー摂取かもしれない

たった1個のサンドロールを少しずつ良くかんで食べれば結構腹が膨れるのである

栄養に関しては全くダメな食べ物であるが動く為のエネルギー補給としては優れているのだ

とりあえず夜まで体が動けば良い

そんな俺だがある記事が目についた

ホワイトデーの歴史とか書いてある

興味を持った俺は記事を読んでみた

ホワイトデーという言葉を初めて使ったのはアメ菓子の組合

全国飴菓子工業協同組合(全飴協)だった

そしてホワイトは飴の原材料である砂糖の白

この飴の組合が3月14日を「キャンディーを贈る日」として1980年に第一回ホワイトデーが開催されたそうだ

確かに俺が小学生の頃だ

当時複数の企業が自社商品でホワイトデー商戦を繰り広げていたそうだがとても小規模だったそうである

そしてコンサートなどの大規模なイベントでキャンペーンを展開して徐々に知名度を上げて行ったそうである

やはり裏には電通などの広告代理店が絡んでたんだな

その後1984年には55億円85年には70億円の売上があったという

いったい誰がそんなに飴を買ったのだろうか?

不思議である

少なくとも俺の周りでは飴を贈った奴は一人も存在しなかった

大都会の東京のみで行なわれてたのかもしれないな

しかし飴業界は自分たちでホワイトデーを独占したい訳ではなく幅広い業界に広まって欲しかったらしく特別に飴を贈るのではなく様々なプレゼントがお返しとして贈られるようになったそうだ

ただその他の贈り物と一緒に飴を添えて欲しいと言うのが全飴協の願いなのだ

しかしたぶんこの飴業界のささやかな願いを知っている人は少ないと思われる

飴なんか安い物だ

残念ながら俺は義理チョコすら貰えない男なので女性に飴を贈ることは出来ないが

全国のモテ男達は是非飴を添えてプレゼントしてあげて欲しい

のど飴や黒飴など

と思ったらどうやら3月は飴の売上が一番多いそうだ

果たしてホワイトデーの効果なのか?ただ単に花粉や季節の変わり目で、のど飴とかが売れてるだけなのか?俺には分からない

そして何故マシュマロ?

確かに色は白色だが

これにもちゃんと仕掛人が存在したのである

福岡にある和菓子屋の石村萬盛堂が3月14日を「マシュマロデー」として1978年から自社製品の菓子「鶴乃子」を売り出したそうだ

ん?1978年?

どうやらこの石村萬盛堂さんが3月14日を「バレンタインデーのお返し日」としてマシュマロを使ったお菓子を贈ろうとキャンペーンをしたそうだ

つまり「ホワイトデー」なる言葉を作ったのが全飴協で

「バレンタインデーのお返し日」を作ったのが石村萬盛堂さんなのだ

そう言うことか

このマシュマロが回り回って当時はホワイトデーにはマシュマロのイメージが出来あがってたんだな

ネットなんて無い時代だからTVやラジオでの話が口コミでジワジワと広がったのだろう

そして伝達する間に微妙に変化してホワイトデーにはマシュマロを贈ろうと言うことになったと想像されるのだ

ただ石村萬盛堂さんはあくまで「マシュマロデー」であり決して「ホワイトデー」では無かったのである

しかしマシュマロデーでの浸透は弱く売上も伸び悩んだ

そこでマシュマロの白を想起させる「ホワイトデー」として広めて行きましょうという提案がアリ了承したそうだ

そして決して飴やマシュマロに捕われること無く幅広いお返し商戦へと進化して今に至るそうだ

やがて時代はバブルになり3倍返しが当たり前の時代に突入

バブルがはじけてもその名残だけは残っていると言った所だろうか?

俺は全くバレンタインデーとは縁のない男なので一般の人が何を贈るのかは知らない

TVを見ていると下着を贈るとかのキャンペーンを展開していた時期もあったが

あれは成功したのだろうか?

 

結局贈り物って相手次第だからな

まぁ俺には関係のないイベントではある

でも歴史を知ると飴だけは買ってみようかなと思うのであった

自分でなめるけど