鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

北朝鮮が弾道ミサイル発射、3発がEEZ内に落下とパリ〜ニース

最近ではすっかり話題にもならなかった北朝鮮のミサイル発射

正直「またかよ」感が強かったのが今回はちょっと雰囲気が違う

マレーシアでの正男氏暗殺もあり世界的から孤立しようとしている北朝鮮

そして今までならミサイル発射の兆候を事前に知ることが出来たのだが、前回辺りからミサイル発射後に情報を知ることになった

コレは液体燃料からより技術力がいる個体燃料に変わった為だそうで以前の液体燃料の時のような発射の兆候が分からなくなったそうである

これにより迎撃態勢も遅れ日本の上空に飛んで来たとしても迎撃出来ない可能性が高いという

今回の発射は午前7時34分頃に北朝鮮西岸の東倉里(トンチャンリ)付近から、4発の弾道ミサイルを東方向にほぼ同時に発射した

そのうち3発がEEZ(日本の排他的経済水域)に落下したそうだ

幸いにも漁船などへの被害は無かった物の、運が悪ければ被害者が出てしまう所である

そして日本はいつもの「遺憾の意」

果たしてこの「遺憾の意」がどれだけ相手に伝わっているのか?

まともな話し合いすらできないような隣人だけに困った物だ

今回の落下地点は秋田県男鹿半島から300キロ離れた辺り

本当に日本列島の目と鼻の先だ

今回の発射は発射はミサイル開発の誇示と、今月から始まった米韓合同軍事演習に対する強い反発を示したものと報道されているが

そうなら日本に向けて撃つなよと言いたい所だが

一時はICBMか?とも言われていたがどうやらその可能性は低いらしい

もし仮にこのミサイルがアメリカ本土まで届くICBMだったら?

果たしてトランプはぶち切れて北朝鮮空爆ということになるのだろうか?

その時に北朝鮮の反撃としてはまだ未完成なICMBよりもノドンあたりで日本の米軍基地を狙うような気がしてしまうのだが

そしてそれが核だったら?

どちらにしろ今年は世界が大きく動きそうな気配がある

今のところアメリカは国内で精一杯なので静観しているが

なんとかならないものなのか?

なんか近所を走り回る暴走族みたいな国だな

いったい何がしたいんだ?

 

 

話はガラッと変わりいよいよパリ〜ニース

ヨーロッパでのサイクルロードレースが日本で生中継されるレースの開幕である

そして我々視聴者もこの時期から少しずつサイクルロードレース・リハビリをしなくてはならない

シーズンオフの間に起きた移籍やチームの消滅に新チームの発足

そして様々なドーピングなどの疑惑

スポンサーの交代にチームジャージ変更

毎年のようにこれらが繰り返されるサイクルロードレース

そして今年は見慣れたティンコフとランプレとIAMのジャージが無い

ランプレはUAEのチームとして新たに発足したが半分は新チームのバーレーンメリダに参加している

コンタドールはトレックのエースとなりそのトレックにはデゲンコルブも移籍

トレックもかなりメンバーが様変わりしている

その他トニーマルティンはカチューシャへ移籍して青から赤になった

中継では仕切りに「赤マルティン」「赤い彗星」と称されていた

その他もいろいろ変わっているがとりあえず書ききれないのでレースの話に入ろう

2017年 パリ〜ニース第一ステージ

太陽に向かうレースとも言われ温暖なニースを目指して走るレースである

メンバー的には総合系、スプリンター系と豪華なメンバーが集結した

総合だとトレックのコンタドール、BMCのリッチーポート、カチューシャのザッカリン、オリカのサイモン・イェーツ、クイックステップのDマーティン、AG2Rのバルデなどなど

スプリンターもキッテル、グライペル、クリストフ、マイケルマシューズ、デマール、ブアニ、コカールなどトップスプリンターが勢揃いしている

第一ステージは比較的平坦なコースを周回するコース設定

いつもなら小集団の逃げか形成されてゴール手前で逃げを吸収して集団スプリントだろうがこの日は違ったようだ

中継が始まった時は既にゴールまで残り50キロ程度

雨と横風により集団は分裂

キッテル、グライペル、クリストフなどの有力スプリンターは先頭集団に残るも総合系のコンタドールやリッチーポート、ザッカリンなどは追走の第2集団に取り残されたみたいである

そして二グループとも人数が少なく他の集団は中継にすら映らない状況なのだ

レースはこの二つのグループで進んで行く

だいたい1分から1分半ぐらいの時間差で進んで行った

見てる方もシーズン始めで頭が混乱しているので選手紹介などを聞きながらの鑑賞だ

レース自体は淡々と進んで行くも第2集団にいたバルデが落車

そしてチームカーにつかまり瞬間移動という魔法の絨毯戦法で見事に第2集団まで復帰するも後に失格処分となった

流石にフランスでフランス期待の星でも違反行為は許されなかったみたいだ

やがて第2集団をカチューシャの赤い彗星トニーマルティンが引き倒して先頭との差を縮めるも追いつくことは無くステージ争いは先頭の集団内で行なわれた

コースプロフィール的には残り2キロで勾配5%ぐらいの坂がある

しかし中継をみていると平坦であるはずの場所でも結構登ってるのだ

残り6キロからはダラダラと登り始める

ここでキッテルがそうそうに遅れる

万全の体制でメンバーを先頭集団に送り込んでいたクイックステップであったがここからはプランBの発動だろうか?

そしてグライペル、コカールも遅れ出した

残っているスプリンターのクリストフとデマールに勝利の女神が近づいてくる

しかし残り2キロの坂で集団スプリントを避けたい選手が飛び出した

クイックステップのプランB、アラフィリップである

パンチャーの彼はまさにこの短い登りが主戦場である

ぐんぐん後続を引き離しにかかるがただ一人だけすがりつく選手が

同じくフランス人スプリンターのデマールであ〜る

毛糸荒いならエマールだがスプリントならデマールなのだ

そしてなんとか坂でアラフィリップを捕まえたデマール

この二人でのスプリント勝負となる

牽制することなく再びアラフィリップが仕掛けるも流石にスプリントではデマールに叶わず

2017年のパリ〜ニース第一ステージはFDJのデマールが勝利した

総合系ではクイックステップのDマーティンとロットソウダルのトニーギャロパンとスカイのエナオが9秒遅れでゴール

そして第2集団ではリッチーポートとザッカリンが抜け出して先頭とは47秒差でゴール

コンタドールは歯を食いしばりながらのゴールとなってサイモン・イェーツと同じく1分4秒差

ロットNLユンボのクライスヴァイクが2分28秒遅れ

事実上の総合争いはこの辺りまでだろう

 

3枚看板を先頭集団に入れてアシストも充実していたクイックステップがまたしても勝てず、去年同様にレースをコントロールして万全の体制にしながらも最後にかっさわれるシーズンになってしまうのか?

ボーネンには最後にパリ〜ルーベで勝って欲しいが

なにわともあれ

今年も忙しい季節がやって来たのであった