鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

寒波到来

ついに今年も寒波がやって来た

寒い

俺の部屋の朝の室温は5度

今は7度ある

しかし朝より今の方が寒く感じるのはどうしてなんだろう?

雪に備えてベランダのオリーブの鉢は軒下に移した

なんとか耐えてくれと願うばかりである

しかし受験生も大変だな

今は共通一次ではなくセンター試験だったかな?

俺は大学受験するほどの頭脳は持ち合わせていなかったので詳しい事は知らない

なにやらみんなでデカイ会場で試験受けるぐらいしか知らない

俺の頃はとにかく大学受験が大変だった時代

高校のクラスの奴らは20カ所ぐらい受験するとか言ってた記憶がある

受験の費用だけで10万越えとか

でもほとんどの奴らは大学に落ちてた

受かったのはクラスで2〜3人

でも高卒でもトヨタに入れた時代でもあった

ただ高卒と言う学歴には一生縛られる

俺が若い頃は携帯がまだ普及してなかったので交際相手の自宅に電話することになる

当然相手の親が出るのだが

その時に学歴や職業を聞かれては電話を切られる

「うちの娘とは2度と会わないで下さいと」

そして交際していた彼女は常に周りの友達から

「なんで高卒なんかとつきあってるの?」と言われ続けてたそうだ

なので俺は学歴コンプレックでもある

全く勉強をしなかった俺が悪いのだが

高校受験の時もまったく勉強はしなかった

ただひたすらTVを見たり本を読んでたりゲームをしていただけ

教科書は試験前に一通り目を通すのみ

でもなんとか高校は受かった

しかし後から先生に聞いた話によると俺の入試の成績はかなり良かったそうだ

適当に記入したのが良かったのかもしれないな

うちの近所にある学校

当時は全国ニュースにもなった大問題をおこして定員割れ

入学してみればとんでもない状況

廊下でどうどうとタバコを吹かし

廊下で誰かとぶつかれば喧嘩になる

小栗旬が出てた不良映画みたいに2年を潰すぞとか息巻いてる奴らばかり

しかし見事に1ヶ月でみんな退学になった

一クラス分の人数があっという間に減った

その後でNHKが取材にやってきた

「荒れる学校」と言うテーマでの取材らしい

放課後のことだ俺は一刻も早く家に帰り、ふしぎな島のフローネ銀河鉄道999の再放送を見ようとママチャリを飛ばしていた

無理矢理俺を止めてカメラを向けるNHK

カメラに向け中指立てて「ファック!!」と、アメリカ人かぶれな俺

果たしてあの場面が放送されたのかどうかは定かでは無い

あの頃はいくら頑張って勉強したとしてもおそらく大学行くのは厳しかっただろうが

今になって思えば大学に行って見たかったなぁと思う

ただ高校生では自分が何をやりたいかなんて決められないのも事実である

もし人生がやり直せたら?

でも今からやり直すのも厳しい

今はNHKの番組は好きだ

新しく始まった番組だと

幕末に日記を残した食いしん坊の酒井伴四郎を題材にした

「幕末グルメ ブシメシ!」毎週火曜午後11時15分BSプレミアムがお気に入りだ

酒井伴四郎は散歩好きでもあり

言ってみれば永井荷風の先駆け的な人なのである

今日の夜はBSのアンテナに雪がつまらないように注意しなければならない

昔のアンテナはどんだけ雪が積もっても大丈夫だったのに新しいアンテナは直ぐに映らなくなる

やはり安物だからだろうか?

ツールの時なども土砂降りの雨が降らないように毎日祈るしか無い

 

先日デパ地下で購入した玉子皮の春巻き

やはり京都中華の春巻きとは似て非なる物であった

確かに皮は卵焼きだ

しかし皮が厚すぎてまさに卵焼き

鶏ガラのみで昆布が使われていない

そして中の具材はいろんなものが入ってるのだが皮の卵焼きの印象が強すぎて中身の具材の味がぼやけしまうのだ

京都中華の春巻きは皮がもっと薄く仕上げてある

そして中身の具材はタケノコが沢山詰まっている

皮とタケノコの食感のメリハリでとても美味しく感じられる一品なのだ

だがデパ地下の春巻きもあれはあれで悪くは無い

でも期待してただけに残念ではあった

 

寒波到来だというのに来週から仕事が忙しくなる

今月と来月は暇だろうなぁと思っていただけに嬉しい事ではあるが

一段落したら日帰りで京都まで中華を食べに行きたい気分である

今度は芙蓉園で1番人気の鳳凰蛋を食べたい

何やら中華風親子丼みたいな奴

これを白飯に乗っけて食べたいが焼飯も食べたい

嗚呼胃袋が二つ欲しい

ウシのように順番に4つの胃を通るのではなく食堂から二手に別れるみたいな感じで欲しい

右は白飯、左は焼飯

真ん中にもう一つあればそこはカラシソバか広東麺で

副菜にシュウマイと春巻きと甘酢の酢豚など

甘味は別腹なんで杏仁豆腐辺りがまたどこかに収納されるであろう

そんな体になってみたい