鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

園芸日記10

園芸日記10である

今日は先日のオリーブの植え替えについて少しだけ書こうと思う

そもそも俺には壮大な計画がある

ベランダでオリーブを育ててオリーブの実を収穫

収穫したオリーブの実で塩漬けを作りブエルタ・ア・エスパーニャを観戦しながら酒ののツマミにするという名付けて「オリーブの塩漬けをツマミながらビールを飲んでブエルタを観戦するぞ計画」である

何故ビールなのか?

俺はワイングラスを所持していないのと

ワインは温度管理がめんどくさいから嫌いなのである

俺の部屋は冷暖房はいっさい使わない

真夏には室温35度を越す事も珍しくは無い

そんな中で以前放置しておいた高級赤ワインを飲んだら変な味がしたのだ

それ以来俺はワインを飲んでいないのである

まぁそんなことはどうでもいい

今回は植え替えの話だ

その壮大な計画の為に行きつけの園芸屋で俺はオリーブの木を購入した

ミッション980円

マンザニロ980円

何故2種類なのか?

俺のような人間でもオリーブは異なる種類の木を並べておかないと実を宿さないという事は知っていたからだ

そしてその時に1000円以下で買えるオリーブの木がこの2種類だったのだ

値段が値段だけにまだ子供のオリーブの木

形も全然整っていない

よく店などで見かけるオシャレな感じのオリーブではない

俺は小さな木から育てて行くのが好きなのでこれはこれで問題ない

レアルのように最初から完成された選手をかき集めるのでなく

マンUはユースの選手を大事に育てるチーム

俺はそんなマンUがとても好きだ

そんなマンチェスターUであったが今ではすっかり変わってしまった

でもポグバは元ユナイテッド

しばらくの間修行の旅に出してただけだと思いたい

今でも元マンUのユース出身の選手が頑張っているのを見ると嬉しくなる

レスターのドリンクウォーターとか

直訳すると「水飲む」である

また話は脱線気味であるがとにかく俺は最初にこの2種類のオリーブを購入したのだ

この時に同時にイタリア製のテラコッタの鉢も買った

21センチの鉢だ

家に帰りこれに植えようとした

そこでまず問題が発生した

鉢が少し小さかったのだ

俺は無理矢理オリーブを押し込んで植え替えた

その時の俺には根を少し切るとかそんな余裕は全く無かったのである

俺は力任せにぎゅうぎゅう押し込んだのであった

それから一週間後

俺は無性にオリーブの木を追加したくなった

なんかもっとかっこよくてオシャレな形をしたのが欲しくなった

そんな俺は少し離れた園芸屋を冷やかしにいった

一目惚れだった

ネバディロブロンコ1200円

ルッカ1200円

俺は今度は大きめの鉢も買ってベランダにて植え替えたのだ

こいつらは剪定された後がある

そのために良い具合に枝が洗練されているのだ

俺は毎日うっとりしながらこいつらに水を与えていたが

やがて俺はオリーブに飽きた

そして9月の雨

久しぶりに雨が上がった日に俺はネバディロブロンコとルッカがほぼ丸裸にされて辱めを受けているのを発見した

この辺りの話は園芸日記08に書いてある

その後こいつらの葉っぱが消滅する事は無くなった

そして新たな葉っぱがぽつぽつと生え始めて来ている

これでとりあえず問題は解決だ

犯人は複数犯ではなく俺が捕らえた単独犯であった

そして次なる問題の解決の為に俺はようやく重い腰を上げたのだった

それは根詰まり

オリーブは1年から2年で植え替えなければならないらしい

しかも俺は購入時に無理矢理ぐいぐいと鉢に押し込んだために今では水を与えてもなかなか浸透していかなくなっていたのだ

ルッカの鉢なども土の表面にヒゲみたいなのがもじゃもじゃしている

おそらくこれは土に納まりきらない奴の根っこだ

俺は毎日こいつらを見るたびに何とかしなくてはと思っていたのだが

いかんせん植え替えのための予算が下りなかったのである

そしてようやく俺は植え替えのための予算として3000円を計上した

鉢 約600円 4個

観葉植物の土 約600円 12リットル

苦土石灰 120円

鉢底石 約400円 

やや予算オーバーであった

これはオリンピックの会場も同じでいくら試算しても上下動してしまうのだ

オーバーした分はどこかで削減しなくてはならない

俺は今週の昼飯を断念することで予算の穴埋めを行なった

さらに問題が発生

これも豊洲と同じで次から次へと問題が発生する

俺はてっきり27センチの鉢を買ったつもりがなんと4つのうちの2つは25センチの鉢だったのだ

やられた・・・

鉢置き場の棚に誰かが25センチの鉢と27センチの鉢を混ぜて置いていたのだ

そのことに気づかずに俺は購入してしまった・・・

俺は悩んだ

返品しようにも既に土を入れてしまった

そしていつものように俺は見て見ぬ振りをすることにした

25センチでも今は余裕がある

もし問題が発生したら来年考えれば良いと

俺は25センチの鉢と27センチの鉢を交互に置いたのであった

「なんかおまえら急に立派になった気がするぞ」

俺は今再びこいつらをうっとりと眺めている

 

オリーブは酸性を嫌うので石灰を混ぜてアルカリを足してやらないとダメなのだ

腐葉土に石灰を混ぜて2週間寝かせる

しかし俺にはそんな時間はなかった

というかすっかり忘れていた

俺は元々オリーブ専用の土を買うつもりであった

しかしどの店にも売っていなかった

なので仕方が無く観葉植物の土を使うことにした

俺は鉢に観葉植物の土を入れては苦土石灰をパラパラまぜまぜ

これを繰り返しながら植え替えた

そして最終的に土の表面にパラパラと苦土石灰をばらまいた

ちょうどパンケーキの上にふりかけてある白い粉みたいに(ちなみに俺はあの白い物が何かは知らない)

その後で俺はコガネムシの幼虫対策としてオルトランもばらまいて鹿の糞みたいな肥料も撒いたのであった

そして俺は何となく肥料の袋を見てみた

な、なんと!

植え替え直後は肥料をまくんじゃねえぞバカヤロウ!と書いてある

俺は慌てて今撒いたばかりの鹿の糞みたいな肥料を回収した

危ない危ない

ろくに調べもせずに作業するからこうなるんだ

自分で自分を叱った俺はしばし反省した

 

後は果たして適当にばらまいた苦土石灰の量が適正だったのかどうか

これが今の俺の心配どころである

いろいろ調べてみたが正直どのくらいの量が適正なのかわからなかった

だいたい鉢に何リットルの土が入ってるのかさえよくわからないのだ

俺は神に祈ることにした

土がうまく中性からややアルカリになりますようにと

そして念のために仏にも祈るのであった

 

あとは根付くまでは水を切らすな!と言う事らしい

幸いなことにすっかり涼しくなった

水切れは回避出来そうだ

俺の壮大な計画はまだまだ始まったばかりである

 

 

 

おまけ

俺の植物写真展の第一回目

モノクロームな植物たち」

 

パキラ

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ピンポンの木

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テーブルヤシ

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ポトス テルノシャングリラ

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ポトス

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