今日の俺は休日なのだ
この前の3連休に仕事をしたので今日は臨時休業
せっかく早く家を出て来たので以前から気になっていた店に行列ができる前に食べに行って来たのだ
といっても開店前の3分ほど並んでしまったが
ここは大名古屋ビルヂングの地下一階
鯛茶福乃である
店の紹介記事によると独自の世界を展開して来た覚王山の日本料理店の有名店「野嵯和」が初めてプロデュースした「和のファストフード」店だそうだ
有名店だそうだが俺は知らない
名古屋の和食は味が濃いのであまり好きでは無いのもあるが
この日泰寺にはタイから送られた仏舎利(お釈迦様の骨)が納められている
そして日本の各宗派が協同で運営している珍しいお寺なのだ
そして名前の覚王山
「覚王」これは覚りの王様と言う意味でつまりお釈迦様のことなのである
そんなタイのゆかりの地だからなのかこの店のメニューは鯛茶漬け1500円のみである。あとはドリンクメニュー
俺はこういった店は好きだ
何故かと言うとメニュー選びに迷わなくて済むからである
しかしビールは3種類あるエビス、エビス黒、ハイネケン
俺は迷った
エビスか黒かで
黒が良いかなぁと思いつつもまずはノーマルエビスからだなと思いノーマルエビスを注文した
「和のファストフード」を語るだけあって鯛茶漬けは直ぐにやってきた
鯛の刺身はクルクルと団子状に撒かれている
鯛のコロッケが付いて来た
ソースか醤油でお召し上がりくださいと言われた
俺は再び迷った
コロッケならソースであるがこれは鯛のコロッケだ
俺は鯛とソースの組み合わせがどうしても想像する事が出来ずに醤油を選択した
まずはサラダからである
キャベツの千切りを一口口の中に押し込んで本日のランチスタートである
エビスを一口飲んで鯛のコロッケを食べてみる
正解だ
やはり醤油で正解だ
この鯛のコロッケはなかなか美味い。最初に鯛と言われないと分からないだろうがこれをメインで800円程度の定食も出して欲しいと思うぐらいの出来である
まぁメニューを1種類に押さえる事で無駄をなくしコストを削減しているのであろうが
次に俺は説明書きの通りに鯛の刺身にわさびをちょこんと乗せてゴマだれに付けて食べた
ん〜ゴマだれがかなり濃厚だ
これでは鯛の味が消され気味になっている
鯛自体は値段の割には美味いと思う
もちろん最高に美味いという訳では無いがちゃんと熟成された鯛の旨味が出ている
この値段でこの味なら合格点だ
もう少し予算があるとこの熟成された旨味プラスプリプリ感抜群の鯛が食べれるのだが
贅沢を言っちゃいかん
なんせ1500円である
俺はエビスを飲んだ
俺の頭の中で滝川クリステルの姿が映し出される
次に俺は鯛の刺身にゴマだれを付けてそれをごはんの上に乗せて鯛丼状態にして食べた
これも店からの「こうしなさい!」って指令通りの食べ方だ
あいかわらず濃厚な胡麻だれのために繊細な白身の鯛の味はかき消され気味ではあるが
この食べ方は美味い!
俺はエビスを飲んだ
そして残りの鯛コロッケでエビスを飲み干したのだ
残るは鯛茶漬けのみ
俺は残りのごはんの上に胡麻だれを付けたありったけの鯛の刺身と薬味を乗せてお茶をかけてやった
な、なんなんだこの濃い緑は?
抹茶なのか?
でも緑茶と書いてある
西尾「南山園」の緑茶だそうだ
聞いた事ある名前だ
鯛の上から緑茶をかけることによりほんのり白くなる
そしてよりいっそう鯛の甘味が引き出されるのだ
それにしてもこれまた濃厚そうな抹茶みたいな緑茶だ
俺はとにかくこの緑色になった鯛茶漬けを食べてみることにした
ん〜
予想通りではあるが淡白な鯛にかなり濃厚な胡麻だれと緑茶
それぞれ単品の味は悪くは無い
むしろ美味い!
しかしこれが融合すると
ん〜微妙
これは鯛の刺身はわさび醤油で食べて残りのごはんに胡麻だれと薬味をぶっかけて食べた方が美味いのではと俺は思う
胡麻だれは確かに美味いのだ
緑茶も美味いと思う
でもなぁ
やっぱりこれが名古屋なんだろうな
濃い濃いで素材の味を潰してしまう
おそらく名古屋飯が好きな人は美味しく感じられると思う
実際に周りの反応はスゴイ美味しいであった
でも俺には合わなかった
やっぱり俺は銀座「竹葉亭」の鯛茶漬けのほうがあっさりしていて好きだなぁ
これはあくまで俺の個人的意見ではあるが
多くの意見は美味しいという方が多い店である
濃いめの味付けが好きな人には」おすすめな鯛茶漬けです
俺は一回食べればもういいかな
でも単品同士は悪くないんだよなぁ
やはり胡麻だれ丼と鯛コロッケに緑茶
この定食を出して欲しいな
胡麻だれ丼には鯛の塩焼きの身を少し混ぜ込むのも良いかもしれない
と勝手な想像をする今日の俺であった