ブエルタ・ア・エスパーニャ第16ステージ
ピレネー山脈を抜けて海へとゴールするステージ
連日の激しいレースのため翌日の休息日も含めて集団はお休みモード
序盤で6名の逃げが決まると3分差ぐらいでレースは進んで行く
スプリンターのいないスプリントステージだけあって狙えるチームが多いために
総合系のアシストは休める。そして逃げにはこの日もマテマルドネスが乗った
集団はIAM、エティックス、ジャイアント、などが牽引
3級山岳を超えると海へ向かって長い長い下り
道幅もあり路面もキレイ。それほど踏んでいないのに集団後方では90キロ以上でていた。逃げとの差は2分ほどまで縮まる
とにかく真っすぐに下って行く。見通しも良く景色も最高だが逃げ集団には不利なコース。どんどん迫り来るメイン集団に対して逃げの6人もペースアップするが全く引き離す事が出来ない。やがて逃げは3人になりティンコフがペースアップして残り12キロで吸収となった
ここからはスプリント狙いのチームにくわえて総合系もトレインを組んで前に前にと位置取りをし始める
すると絶妙のタイミングで黄色のジャージが飛び出した
ベンナーティである
かつてはエーススプリンターで今は平坦において集団の牽引役の彼が単独で抜けだした
意表を付かれたスプリントチーム
ペースが落ちる事無く逃げるベンナーティ
残り1キロでエティックスがなんとか射程圏内に捕らえる
逃げ切れるか?
残り200メートル
ここでベンナーティは惜しくも吸収
追走していた集団内ではバルベルデがエティックスのトレインに割り込んで中切れを起させた為に予定より早くメールスマン発射
早駆けで失速するメールスマンの番手を取っていたドラッカーが混戦のスプリントを制してグランツール初勝利となった
この日もまた初勝利の選手が誕生
今年もいろんな選手にチャンスのあるブエルタとなっている
総合は変動無くゴール
休息日を経て再びキツい第17ステージとなる
第17ステージの予想
休息日明け
2級2級3級1級超上ゴール
しかもまた激坂ゴール
シーズン後半のグランツール二回目の休息日明け
総合を狙うエース達のコンディション次第でもあるが
今度はスカイが仕掛ける展開になるのか?
果たしてフルームはコンディションを保てるのか?
諦めないコンタドールも何かしてくるであろう
モビスタ、スカイ、オリカの争いにTOP10内争いと山岳争いがここから勃発する
1つのミスで大きく順位をおとしてしまうステージ
どうしても結果が欲しいローランなども逃げたいだろうが最後の山がキツすぎる
やはり最後はキンタナ、フルームの一騎打ち
キンタナが勝ちそうな気がするが
ここでフルームが挽回したほうが面白くなるのでキンタナがバッドディでフルームとコンタドールがタイム差を縮める
これにしよう
ステージはフルームで
以下コンタ、チャベス、Sイェーツ、スカルポーニ、タランスキーでバルベルデに引かれたキンタナ
キンタナとフルームのタイム差は2分45秒に
こうなると面白くなりそうだ