東京の話01
東京の旅の話である俺は高校生の頃から東京へ遊びに行っていた
田舎者の憧れ東京
以前に高校生の時に当時のセンチュリーハイアットに泊まり初フランス料理を食べた事はお話したかと思う
高校生の頃はとにかく原宿と渋谷だった
20〜30代の頃はサッカーやコンサートを見る為によく東京まで行っていた
そして40代になり俺は下町が好きになった
泊まるホテルも新宿や渋谷から上野になった
その頃の俺が東京へ行く目的はとにかく1日中歩いて写真を撮ることだった
なので俺はあまり観光地と呼べるような場所には行かない
強いて言えばお寺ぐらいであろうか
とにかく歩くのだ
三ノ輪、千住、吉原、浅草、上野、鴬谷。谷中、根津、千駄木、豪徳寺、佃島、銀座、築地、などなど
荒木経惟、永井荷風、夏目漱石ゆかりの場所や池波正太郎の鬼平巡りなどしながら写真を撮り歩くのである
なのでおすすめな観光知的なことは分からない
普通の住宅街を歩いたり商店街を歩いたりする
先日、今度東京に旅行に行くと言う子からおすすめな店が無いかと聞かれた
正直東京は店がありすぎる
TVなんか見てると美味しそうな店ばかりだ
優柔不断な俺はまず決める事が出来ない
大名古屋ビルヂングでさえ常に一人クリテをしてしまうぐらいだ
だから俺は最初から決めていたりする
まず予算的に高い店は行けない
寿司とか天ぷらとか肉系とか
俺の中でのルールはひとつは趣味である池波正太郎行きつけの店へ行く事
朝昼は適当に済ませる(商店街でコロッケやメンチカツや焼き鳥とかおでんとか
たとえば三ノ輪だとジョイフル三ノ輪という商店街にてたまたまみつけたおでん屋へ
このようにふらりとおでん屋に入りモツ煮込みでビールを飲んだりする
あとは食べ歩き系
ここは巣鴨の大学芋の店。このように気が向いた時に適当に食べ歩くのだ
で、夜は必ず行く店が決まっている
それが浅草の水口食堂である
ポテサラ
ミックスフライ
肉豆腐
こんな感じで飲むのだ
しかし俺がこの店で一番好きなのは「いり豚」である
残念ながら写真は無いがネット上にいくらでも転がってるので検索してみて欲しい
このいり豚、ソースとケチャップとカレー粉を使った味付け
ここでしか食べられない味なのである
もう白いごはんに合う合う
たまらない一品なのだ
そしてこの店は大衆食堂にありがちだがやたらごはんの量が多い
普通がドンブリサイズだと思っておいた方が良い
なのであまり食べられない人は小がおすすめ
後はアサリ汁もうまい
そしてマグロの刺身
東京は築地があるためにうまいマグロが食える場所でもある
名古屋の高級店より東京の大衆食堂で食べるマグロの方が美味いのだ
俺が最初にこの店を訪れた時は孤独のグルメの井之頭五郎さんのようにとにかく食べたい物を注文しまくった
いり豚、ポテサラ、ミックスフライ、マグロぶつ切り、肉豆腐にアサリ汁他
そして酒を飲んだ。その結果俺の腹はパンパンに膨れ上がり動くのが辛いほど食べてしまった。全てが美味かった
メニューはやたら多い
そしてその全てが食べてみたい
なので俺は東京では毎日の用に行く店なのである
そしてこの時の会計でさんざん食べて飲んだ為にあまりにも高額になり店の人が計算間違いじゃないかとレジを打ち直してたのだ
さすがに一人でこれだけ食べる人も少ないのであろう
なんせ一品一品量が多い
やはり数人で分け合うスタイルが良いと思う
ただ東京旅行でこういった大衆食堂と言うのは好き嫌いが別れるのだろうが俺は大好きな店である
近所に欲しいなぁ
とりあえず今日はここまで