ブエルタ・ア・エスパーニャ第11ステージ
平坦を走っての最後だけ激坂を登るブエルタらしいステージ
休養日明けだけあってまったりとお休みムードかと思いきやこの日も逃げに乗りたい選手が続出でハイペースなアタック合戦。
やはりみんな考える事は同じなのであろう
逃げれば勝てると
なんと最初の1時間は平均49.8キロ
もの凄いハイペースである
そして23名の逃げが形成。マシャド、スティバール、ローランなどエース級の選手が今日も逃げに乗る
メイン集団はモビスタの引きでタイム差を5分まで広げると今度は何故かティンコフが出て来てハイペースで引き始める。どんどん縮まるタイム差。どうやらティンコフは本気で逃げを捕まえるみたいだ。この展開はモビスタやスカイにとってはありがたい展開。仕事をせずにエース達をステージ争いに持って行ける。
もちろんティンコフがこれだけ仕事をするという事はコンタドールも調子が良くて少しでもライバルとの差を埋めたい考えなのであろう
残り30キロでタイム差は1分を切る
もういつでも逃げをとらえられる展開だ
逃げ集団の中でも最後の抵抗をこころみるも流石に登りに入ると厳しい。平坦ではティンコフ。登りではモビスタの引きで逃げ集団は吸収
メイン集団も人数を減らしつつ最後の山を登って行く
途中の短い下りと平坦区間を過ぎて残り2キロから再び始まる激坂区間でチャベスがアタック。完全に抜け出し15秒の差をつける。
メイン集団はスカイのケーニッヒがコントロール。残り1キロでバルベルデが動くと今度は残り700メートルでついにキンタナもアタック。これにはフルームも反応
コンタドールは少し遅れる
キンタナとフルームはチャベスも交わして一騎打ちに
できればツールでこれを見たかったが絶好調のキンタナにフルームが残り150メートル最終コーナーでインを付きキンタナを交わして渾身のガッツポーズでゴール
調子を落としてるかと思われたフルームだがやはりこの男分からない
強すぎるフルームがボーナスタイムも獲得してキンタナと54秒差の2位に浮上した
総合は落車などのアクシデントが無い限りキンタナとフルームの争いだろう
そして2位ではあるが今の段階ではフルームが実質的にリードしている
まだまだモビスタとティンコフの攻撃は続くであろう
そんな中チーム力が劣るチャベスも大健闘である
今日の第12ステージの予想
山岳がいくつあって最後は下って平坦でゴール
普通に考えれば逃げが決まるステージ
まぁツールの時は下りと平坦でもフルームが差をつけてしまったが
たぶん今日も前半からハイペースなアタック合戦
どの逃げの乗るか?まるで宝くじ
山岳賞狙いも確実に動くが
運が良ければ別府、新城にもチャンスあり
なので今日は期待を込めて新城で行こう
でも俺が予想すると当たらないんだよなぁ
でも歴史的な瞬間が見たい
日本人がグランツールでのステージ優勝を
新城が逃げに乗ったら今日は寝れないな
俺も頑張らないと