ブエルタ・ア・エスパーニャ第12ステージ
休息日前の超級山岳登りゴール
今日の逃げ切りが濃厚なためレース開始からかハイペースでアタック合戦が繰り広げられる。キンタナが落車をしていたがどうやらこのハイペースなアタック合戦の時に落車が多発してレザ、イリサール、フザルスキーがリタイアとなった。またメールスマン、ブランビッラも落車に巻き込まれていることから集団前方での落車が起きたと想像される。そんな中ようやく逃げが決まったのはレース開始から1時間半たったてから70キロ地点で16名の逃げが決まった。その中にはヘーシンク、フェリーネ、オマール・フライレ、ローラン、モゼール、ドンブロウスキーなど最後まで逃げ切れそうな力のある選手が入った
キャノンデールはエース級の3人を逃げに乗せる事に成功。ロットユンボもヘーシンクとアシストのカンペナールツの2名が入る。このカンペナールツが逃げ集団を献身的に引き続けた
一方メイン集団はエティックスに代わりモビスタがコントロール。逃げグループとの差を4分まで縮めて逃げ集団は1級山岳に入る。
1級山岳の頂上付近で2年連続の山岳賞狙いのオマール・フライレがアタックして山頂をトップ通過。その後逃げ集団も合流してメイン集団から3分差で最後の超級山岳へと入る。
超級山岳コバドンガへ入ると逃げ集団は崩壊し始める残り8キロでローランがアタックして単独先頭に出るがしばらくしてアシストの頑張りを無駄にしたくないヘーシンクがローランに追いつきそのまま抜き去り先頭へと。かつてのエースでもあり心臓病を乗り越えたヘーシンクの頑張りは見ていて応援したくなる
メイン集団はモビスタがハイペースで引き続け残り10キロ地点でフルームが遅れ始めキンタナから40秒ほど差が広がってしまい接待絶命のピンチに
残り6キロでモビスタの引きが終わるとコンタドールがアタック。キンタナは即座に反応するもチャベスが遅れてしまう
その後もハイペースで引き続けるキンタナにコンタドールも脱落。キンタナはそのままヘーシンクも追い抜いてゴール。再びマイヨロホを獲得した
そして後続ではなんと遅れていたフルームが丸裸状態でどんどん追いついてくる。バルベルデも交わして2位に浮上。最後はヘーシンクに交わされるも25秒遅れの3位でゴールとなった
休息日前にキンタナはフルームから58秒のリードを奪ったがこれではまだまだ足りないとのこと。TTまでにフルームまでに3分差は欲しいと発言
2位のバルベルデとともに後半もガンガン攻撃をしかけていくであろう
一方ツールからどんどん調子を落としているフルーム。果たしてどこまで調子を維持出来るのか?後半もまだまだ面白くなりそうだ
山岳賞はこの日4位に入ったオマール・フライレがゲット。1日安んで再び逃げまくるのであろう
4位のチャベスは総合で2分9秒遅れ
5位のコンタドールは2分54秒遅れ
この二人は総合は厳しいか?今後はバルベルデとの表彰台争いとなるであろう