ブエルタ・ア・エスパーニャ第8ステージ
コーズのほとんどは平坦基調だが最後の8キロで登りになりまたまた最後の最後の3キロでとんでもない激坂になるという意地悪なコース
これが平坦カテゴリーと言い張る主催者。ブエルタらしいと言えばブエルタらしいが
レースはスタートして11名の逃げが出来る
正直ブエルタになるとあまり選手も分からない上に名前は知っていても脚質までは分からなかったりする。なのでまったりと酒を飲みながらTV観戦
メイン集団はBMCがコントロール
逃げの最高順位はドモンで約24分遅れなんでメイン集団もまったりとレースを進める
タイム差は11分ほどまで広がりそれほど集団も踏んでいるようには見えないが平均速度は43キロ以上で意外と速い。どうやら追い風基調みたいである
逃げの集団が最後の1級山岳に入るといよいよレースは動き出す
カチューシャのレストレポが抜け出し単独で先頭にたつ。この選手もコロンビアだ。最近どんどんコロンビアの選手達が出てくる。順調に登りをこなしていたかに見えたが残り3キロの激坂区間に入ると一筋縄では行かなくなる。こんな坂俺では全く登れない
あの化け物みたいなプロ選手が蛇行する登りである。気がつくと先頭のレストレポに後続が追いついて来た。メンバーはドモン、ケムヌール、ピーターセリー、ラグティンだ
誰が一番登りに強いのかさっぱりわからないが。もうここまで来ると根性の争いになるのだろうか?やがてセリーが千切れてケムヌールとドモン、ラグティンの争いになる。
残り1キロ切っても仕掛けられないほど勾配がきつい。最後の最後まで力を残しておかねければならないからだ。そしてついに残り200メートルで35歳のラグティンが最後の力を振り絞りアタック。どんどん後続を引き離し、手で顔を押さえ左右に振りながら「信じられないよ」と言ったポーズでゴール。
35歳にして嬉しいグランツール初勝利である
一方メイン集団ものんびりムードで体力を温存させた状態で登りに入る
登りに入ると総合系が先頭に出てくる。モビスタ、スカイ、ティンコフがペースアップするとマイヨロホのアタプマが遅れ出す。今日でいったんマイヨロホとはお別れみたいだ。そして残り2キロでエース同士の争いに
いつもよりダンシングが少ないように感じるコンタドールが遅れ始めるとキンタナがアタック。やはりこの男不気味である。まったく表情が分からないポーカーフェィスでぐんぐん激坂を加速する強いキンタナが戻って来た
そしてここでキンタナにフルームが反応出来ない。またまたペース走法かな?と思いきやいつもと様子がおかしい気がする。やはりフルームも人間である。ツールの時のようなキレはない
キンタナはそのまま先頭から4分41秒遅れでゴール。その後を続くフルームに対して後ろから見慣れたダンシングがどんどん迫ってくる。コンタドールである。昨日の落車で足にはスペインカラーのテーピング。いつもよりダンシングが少なく途中で失速したコンタドールだが彼は死んではいなかった。彼の特徴的なダンシングで力強く激坂を登ってくる久々に見る光景だ。そしてついにフルームを追い抜き更に差を広げてキンタナから25秒遅れでゴール。総合を一気に7位までジャンプアップさせたコンタドールこの後の2週3週目が楽しみである
マイヨロホはキンタナ。2位はバルベルデで19秒遅れ。3位にフルームで27秒遅れで4位がチャベスで57秒遅れ7位のコンタドールは1分39秒遅れ
今の段階だと絶好調のキンタナ。少し落ちて来た感じがするのがバルベルデ、フルーム、チャベス。そしてコンタドールは上がって来てる感じはするがまだまだ油断はできない。この先どうなるのか全く読めないが今日も総合の動きがでるであろう
とここで第9ステージの予想
まず中盤あたりで2級山岳を登るその後長いダウンヒルがあって3級を3つ登って最後は2級登りゴール。
今日も逃げが決まりそうな気がする
逃げなら初勝利となるような新人君に頑張ってもらいたい。新城にはコース的に厳しいだろうな。ベテランだとLLサンチェスかな。もう1度LLサンチェスにかけてみよう
という所で今日は逃げでLLサンチェス
で次は総合争い
コンタドールの調子が良ければコンディション落ち気味のライバル達に少しでも追いつく為にティンコフが仕掛けそうだ。ただチーム力的に最初からコントロールするのは厳しいのでどこかの3級山岳からペースアップさせてキンタナとの一騎打ちになるかな
でもやっぱり今日もキンタナが強いという事で総合はキンタナが差を広げコンタドーは総合5位まで上げてバルベルデとフルームは同集団ゴールで今の順位キープかな。チャベスはタイムを落としそうな気がする
まぁこんな妄想をしてみたがさてどうなる?