自転車の話
知り合いの女の子がロードバイクを買ったそうなので少し自転車の話をしてみる
俺が最初にロードバイクに乗ったのは俺自身も忘れていたぐらいなのだが小学6年生の時なのである
どこのメーカーで本当にロードバイクだったのかは忘れてしまったのだがハンドルはドロップハンドルで変速はWレバーと言ってフレームのダウンチューブと呼ばれるところについていたレバーで変速をするのだ。今のロードバイクは手元で変速出来るようになってるが当時はハンドルから手を離さないと変速できないようになっていた
あの自転車がロードマンと言う当時大ヒットした自転車だったのかロードマンに追随して各メーカーが出して来たロードバイクだったのか定かでは無い
当時俺はたぶんだが競輪選手を見てかっこいいと思い親父にドロップハンドルの自転車が欲しいとお願いして誕生日に買ってもらった記憶がある
購入したのはおじいさんが一人でやっていた近所の小さな小さな自転車屋さん
今はもう無いのだが昔はこういった個人経営の店でカタログを見て注文した物だ
そうやって買ってもらったロードバイクだが当時は子供用なんてものは無い
なのでサイズが大人のサイズでサドルを一番下に下げても足が届かない。つま先立ちすらできない。ハンドルのどこを持って良いのか分からない。変速の仕方もわからない
なにもかもが分からない状態でフラフラとしながらも乗っていた。
ドロップハンドルの自転車があればどこにだって風のように速く走れるんだと当時の俺は思っていた。しかし乗り方も分からないサイズもまったく合わない自転車
当時は交通量が少なかったとはいえ非常に乗っていて怖かった
そして何より周りの友達から不評であった。俺の誕生日は1月である。なのでロードに乗り始めてから直ぐに中学生になった。そしてみんなピカピカのママチャリでハンドルを少し上のほうに上げて乗るのがその頃のトレンドであった
そんな中で俺一人だけハンドルがひんまがった自転車だ。当然のごとくまわりからは「だせぇ」と笑われ俺はやがてロードバイクに乗るのをやめてしまった
そして自転車は自宅の屋根付きの車庫であったが
乗らない鉄の自転車は直ぐに錆びてしまった
これが俺のロードバイクの初体験物語である
そして俺は中学高校とママチャリでガンガン飛ばすようになる
今のように変速なんてついていないシングルスピードのママチャリである
しかし今の激安中国製ではなく当時は国産のちゃんとした自転車であったが
そんな高校生の頃に俺は友達のバイクに捕まり時速60キロまでスピードを上げてもらいバイクから離れた
その瞬間もの凄い勢いで俺の自転車は発射された。
ハンドルが左右にぶれまくってまっすぐ持っていられない
ブレーキをかけてみるが全く減速すらしない
目の前に迫り来る交差点
俺は死を覚悟して一か八かハンドルを切り横の田んぼへ自転車ごとダイブした
泥まみれになる俺
腹を抱えて大爆笑の友達
まぁ俺は生きていた訳だ
手のひらの肉が少しえぐれてはいたが
そして俺は18歳になり車の免許を取得
その後しばらく自転車からは遠ざかった
そして映画「メッセンジャー」を見て再び俺は自転車に乗り始める
マウンテンバイクである
俺は5万円ぐらいのGTのマウンテンバイクを買って当時はやっていたカスタムをしまくってクロカンモデルなのにダウンヒルのハンドルを切らずに装着したりして
非常に無茶な使用であった。ハンドル幅がおもいっきり広いので夜間など狭い道で何回か車にひっかけられた。しかし車という物は自転車にぶつかってもみんな知らん顔して逃げるのだ。今なら携帯ですぐに通報できるが当時は携帯なんかなかった時代なのだ
で何回かひき逃げされた俺は再び自転車に乗らなくなる
そんな俺がまた自転車に興味を持ったのがしまなみ海道である
俺はたまたま尾道を旅していたのだ。その時にレンタルサイクルがあるのを知って四国まで自転車で走れることを知った
俺は少しだけ走ってみようと自転車を借りた
あの頃はレンタルサイクルもボロボロのママチャリばかりで数台だけボロボロのマウンテンバイクがあっただけだった
楽しかった。海沿いを走る気持良さは最高だった。そのとき俺は半分の20キロほど走って多々羅大橋の道の駅からバスで帰って来た
そして帰宅後俺は地元の自転車屋に行く
そこでひとめ惚れしたのがスポーツタイプの折り畳み自転車BD-1のビアンキバージョンのフレッタのチェレステであった
この自転車があれば簡単に電車に持ち込めるし高速バスのしまなみライナーにも乗れる
当時は空前のミニベロブーム。オシャレさんたちがこぞってミニベロに乗っていたのである。そんな俺はフレッタを購入
仮想しまなみ海道を目指してトレーニングを始めた
そして俺はその後も何回かしまなみ海道を完走しているのだが自転車は結局持って行くのがめんどくさくてレンタルサイクルでクロスバイクを借りて走っていた
連休しかいけないのでやはり自転車を持ち込むのは困難だったのだ
そしてついに俺は二台目のロードバイクを買う事になる
巷では三代目なんとか兄弟が流行ってるみたいだが俺は2代目である
俺がロードを購入したのはいずれ日本一周して北海道で熊に食べられて死んでしまおうと思ったからである
俺は生きるのがとても辛かったのだ
そんな俺が選択したのがパナソニックのカスタムオーダーである
レースに出る訳では無いし快適に長く乗れるクロモリがいいなぁと思いパナソニックにしたのだ。自宅の近くには取り扱い店が無かったので通販で注文した
パナソニックは注文してから図面を起してパイプを切断して溶接して塗装となる
すべて日本の工場で日本人がつくっている大手メーカーとしては唯一の自転車なのだ
注文してから届くまでのワクワク感
やはり待ち遠しくてしかたがなかった
そして約一ヶ月で俺の人生二台目のロードバイクは届いたのだ
しかしその日は土砂降り
俺は段ボール箱からとりだしてただただニヤニヤしながら眺めることしかできなかった
翌日俺はサイコンやボトルゲージやライト類を装着して試走した
楽しかった。俺は確かに風になった
俺はおもわず50キロほどの距離を走ってしまった
翌日体中が痛かった
でも俺は生きようと思った。生きて少しでも長くこいつといっしょに走ろうと
これが俺の自転車物語である
そして今頃ワクワクしているであろう誰かさんにおすすめな商品をいくつか紹介したい
まずは購入されたかもしれないが必需品の簡易型メンテナンススタンド
自転車の駐輪から注油に空気入れまでなくてはならないものである
MINOURA(ミノウラ) ディスプレイスタンド [DS-30BLT] 折りたたみ式 ブラック
- 出版社/メーカー: MINOURA(ミノウラ)
- 発売日: 2012/05/21
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次にボトルである通常のボトルは飲み口の所を引っ張ってロックを解除しないと飲めないがこのボトルはそのまま飲めるので走行中でも手間が省けるのだ保冷機能はおまけみたいなものだが。下のは夏用のサイズがでかい奴なので通常は小さいサイズの方が良いと思う
CAMELBAK(キャメルバック) ボトル ポディウムビッグチル 25OZ 52372 ピンク 18892053
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あとは使わないにしろ持っていれば通りすがりの人が直してくれるかもしれないので一応携帯工具やパンク修理用品
工具は最低限の物で充分だと思うので小さくて必要最低限のこれを
タイヤレバーとパンク修理キット
パナレーサー パンク修理 タイヤレバー&パッチキット [携帯用ポーチ付属] PTL-KIT
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自分でチャレンジするなら簡単に張れるパッチセットも追加で
パナレーサー パンク修理 イージーパッチキット RK-EASY
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交換用の予備のチューブ
ホイールに合わせてバルブの長さが異なるので注意が必要だが一応これを
SCHWALBE(シュワルベ) 【正規品】700x18-28Cチューブ 仏式 40?バルブ 15SV
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携帯用の空気入れは俺はコンパクトなんでこれを使っているが
結構空気を入れるのは大変だが非常用と割り切って
TOPEAK(トピーク) マイクロ ロケット AL マスター ブラスター
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携帯用ポンプは選ぶのが難しい。入れやすさを重視すると大きく重たくなる
何を重視するかで購入する商品はは変わってくる のでよく考えた方が良いとは思うが
後は自分でタイヤ交換する時に持っていると便利な商品だが
タイヤとチューブがくっついてしまって中々取れない時がある
そんな時にこの粉をタイヤの内側に振りかけておけば直ぐにチューブが外れるようになる便利な魔法の粉
パナレーサー タイヤパウダー [タイヤ・チューブ専用設計] スポンジ付属 BTP-1
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次はタイヤをはめる時にてこの原理で力が無くても簡単にはめれる道具
俺は右手が腱鞘炎で指に力が入らない時があるので結構この道具にはお世話になっているのだ
あとはタイヤをはめやすくするビードワックスなんかも女性には良いかもしれない
AZ(エーゼット) BCR-001 自転車用 ビードクリーム 10g [ビードワックス/タイヤフィッティング/タイヤマウント/タイヤマウンティング] BG041
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これらがタイヤ交換の時にあると便利なグッズである
無くても構わない物であるが
とりあえず今思いつく所はこんなところである
また何か思いついたら次回の自転車の話で会いましょう