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鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

シャンゼリゼで吠えたグライペル

ツール・ド・フランス最終日パリシャンゼリゼの第21ステージ

レース当日の朝にチャーター機で移動の選手達

そしてスタッフは車などで陸送

おそらくかなり大変な大移動の中で行なわれた最終日

郊外のシャンティからのスタートとなった

途中にキレイなお城もあり選手達も和やかにパレードラン

スカイはおなじみのチーム全員が横一列肩を組んでの写真撮影

そして今回はシャンパンで乾杯ではなくビールで乾杯

そしてビールファイト

その後にフルームはシャンパンに口をつけていたが

プロトンはいつものピリピリ感は無くチームメイト、元チームメイト、同国同士、日頃の練習仲間などなどそれぞれの相手と談笑し時にはふざけ合いのアタック合戦などしながらゆっくりとパリへと向けて走って行く

そんな中でも土井ちゃん曰く寡黙なデヘントはやはりここでも寡黙であったが

前の方ではニバリやクロイツィゲルと談笑ニバリとサガンが談笑

とここでも元リクイガスの選手達が目立った

プロトンは深い深い森の中を走って行く

空撮がとてもきれいだ

そして森の向こうには新凱旋門などの市街地が見え始める

見てる方も「今年もパリに来たんだぁ」と長かった3週間の戦いを感慨深く振り返る時である

そしてセーヌ川を渡りプロトンはいよいよパリ市内へ

セーヌ川沿いを走りルーブル美術館前を通るといつもの見慣れた周回コースに入る

すると大きくKと書かれた赤いジャージのカチューシャの選手が前に出る

今年で引退のホアキンロドリゲスである

ホアキンが先頭に出て最後のツールを走る

プロトンからホアキンへのプレゼント

このあたりやはりプロトンは一つの大きな家族みたいな関係なのだろう

ホアキンが集団に下がるといよいよレースは動き出す

フランスチャンピオンのヴィショのアタックをきっかけに今日も何かしたいルイコスタやジェレミーロワなど8人の逃げ集団が形成された

一方メイン集団はなんとかコカールで勝ちたいフランスのチームディレクトエナジーが積極的に引き出す

スカイのフルームなど総合のチームはリラックスムードではあるがスプリンターチームはここからがツールの本番である

スプリントの聖地シャンゼリゼに向けて

すると残り5週の地点で今日の優勝候補筆頭のキッテルがメカトラブル

タイヤを交換するも何か不具合が合ったのかイライラしてホイールを地面に叩き付ける場面も

その後もバイク交換に手間取り集団から1分半ほど遅れて再スタート

ハンドルに拳を叩き付けながら感情を爆発させるキッテル

チームカーを風よけにしてなんとか集団復帰を計る

いつもなら直ぐに審判カーに注意を受けてそれでも辞めない場合は失格となる所だがシャンゼリゼでは審判も寛大な措置をしてくれてるようだ

この辺りもロードレースの人間臭い所が出ていて好きだ

やがてキッテルは集団に復帰するがここでかなりの足を使ったのか結局彼はスプリントに加わる事はできなかった

一方メイン集団からはスカイのルークロウとポエルスがアタックするも不発

なかなかスカイも面白い事をやるなと思ったが今日はスプリントチームの気合いが違う

そう簡単には逃がしてもらえない

今度はルチェンコとヴァンアーベルマートがアタックして逃げるも吸収

最終ラップの残り3キロの地点でこの日一番仕事をしてきたディレクトエナジーのエースコカールがパンク

シャンゼリゼでフランス人が勝つという夢が終わった

パンクしたコカールは冷静にタイヤを外してチームカーを待っていたのが印象深かった

アドレナリンが出まくってるスプリンターならバイクを投げ捨てていてもおかしく無いからだ。しかもフランス人のコカールがシャンゼリゼでスプリント直前に脱落という絶望的な場面で

この先彼はもっと強くなるのかもしれない

そして集団はスプリントチームがトレインを作る

やはり総合系に邪魔をされないシャンゼリゼでは各チームキレイにトレインが組める

ロットソウダル、カチューシャ、エティックス赤と青の戦い

しかしエティックスがおかしい。キッテルがいない

最後はカチューシャが先頭で最終コーナーを曲がりクリストフ発射

その後ろからドイツチャンピオンジャージのグライペルがもの凄い勢いで追いつきクリストフを交わす

すると今度はグライペルの横から緑のジャージ。マイヨベールのサガンがこれも鋭い加速でぐんぐんグライペルに迫る

ハンドルを投げる二人

右手を挙げてシャンゼリゼで吠える一匹のゴリラ

最後の最後でグライペルが勝った

グライペルの雄叫びとともに今年のツールも厳戒態勢の中で無事幕を閉じた

ちなみにグライペルはゴリラと言われることに心を痛めているらしい

スカイはまたもフルームを中心に横一列で9人全員揃ってのゴール

クリスフルームの三回目の総合優勝が確定した

しかし強すぎるフルームに強すぎるチームスカ

この先彼らを倒せるチームは出て来るのだろうか?

 

日本の新城も六回目のツールを総合116位で完走

春先の大怪我から奇跡の回復でツールを走ってることすら信じられないのに

敢闘賞をとっての完走

本当にスゴイ

そして今現在彼の調子は良いらしい

次は是非オリンピックで頑張って欲しい

 

マイヨジョーヌ  クリス・フルーム

2位       ロメン・バルデ

3位       ナイロ・キンタナ

 

マイヨベール   ペーター・サガン

 

マイヨアポワ   ラファエル・マイカ

 

マイヨブラン   アダム・イェーツ

 

総合敢闘賞    ペーター・サガン

 

チーム総合    モビスター

 

 

 

今年も沢山の感動をありがとう

ツール・ド・フランス

また来年

 

 

 

 

そしてイノーさんもお疲れさまです