鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

鎖骨骨折からツール勝利へザッカリン

ツール・ド・フランス第17ステージ

スイスで行なわれた超級山岳登りゴールのステージ

カヴェンディッシュがオリンピックの準備の為にリタイヤ

残り181名でのスタートとなった

たぶんこの日も最初から激しいアタック合戦が行なわれたと想像されるが中継が始まった時には先頭4人に追走7人が追いつき11名の逃げ集団が形成された

この最初の1時間の平均速度は51.5キロ。やはりこの日もハイペースだ

本当に力が無いと逃げに乗れない今年のツール

逃げのメンバーはスプリントポイントが欲しいサガン山岳ポイントが欲しいマイカのティンコフコンビ。なんとかフランス人で1勝したいトニーギャロパン。そしてSDHパンタノにザッカリンと先日に最後まで逃げたメンバーが再び逃げた

そこに逃げのスペシャリストボクレールとヴァンアーベルマート、ルチェンコが追いつき逃げは14名となる

サガンが逃げのメンバーに睨みを利かせながらもがく事無くスプリントポイントゲット

そして1級山岳に突入する

まずはギャロパンが飛び出す

ルチェンコが追いつきそのまま独走するも頂上手前で逃げ集団に吸収

マイカが山岳ポイントを1位で通過

今日の半分の目標は達成

後の半分はステージ優勝に向けてダウンヒルに入ると再びパンタノが

短い下りを終えるとすぐに超級山岳へ突入

すると前回マイカ、パンタノと逃げてコンタクトが外れたために下りで遅れたザッカリンが登りで先頭の二人に追いつく

まるで第15ステージの再現かのようになってきた

積極的に攻撃を仕掛けるザッカリンに対してマイカが送れパンタノも脱落した

メイン集団は完全に逃げを容認

あとは一人でこの超級山岳を登りきるだけ

山頂に行くに連れて勾配がきつくなる山を主催者が想定するスピード寄り2キロ早く登りきり7年ぶりにロシア人のツール勝利となった

ザッカリンは2ヶ月前のジロで鎖骨骨折してるだけに嬉しい復帰の勝利となった

 

一方メイン集団は人数を減らして先頭から13分遅れで1級山岳にはいった

今日もハイペースでコントロールのスカイ

TJやローランが早くも脱落

40人で1級の頂上を超えるとニバリが全力で集団を引き始めさらにハイペースに

さらにメイン集団の中でふるい落としが始まる

残り7キロでニバリのお仕事終了

再びスカイがコントロール

バルベルデ、Dマーティンがアタックするもスカイのポエルスに阻まれる

まったく動けないキンタナ

今までも動かなかったのではなく動けなかったキンタナが遅れ出す

残り2キロでリッチーポートがアタック

これにはポエルスもついて行けずについにラスボスのフルーム自らリッチーを追いリッチーの後ろにへばりつく

するとまたリッチーはフルームのアシストかのようにフルームをチラチラ気遣いながらそのままフルームを引いてゴールとなった

これは俺の予想通り

やはり彼は無意識のうちにアシストしてしまうのだ

それかスカイのスパイとしてBMCに送り込まれたんだな

BMCのエースと見せかけといて実は最終兵器としてフルームの最終アシストなのである

おそるべしスカイ

モレンマ、アダムイエーツはなんとか食らいつきこのステージを終えた

総合をあげたのはリッチーポートで6位

今日は山岳TT

スカイのアシストは関係無し

ガチの力勝負

どこまで差を縮められるかリッチーポート

 

 

で今日の第18ステージ

個人山岳TTの予想です

フルーム

トムデュムラン

リッチーポート

この3人の争いかな

 

条件付きの対向として

調子が良いキンタナ

やる気のあるニバリ

ヴィノクロフ大佐からお手紙をもらったアルー

フランス人から元気玉を分けてもらい走るバルデ

コンタには負けないぞモレンマ

弟もよろしくアダムイェーツ

ってとこかな

 

まぁここはやっぱりフルームで

でもリッチーとデュムランも健闘しそうだ

天候次第では出走時間がずれているデュムランにもチャンスがあるかも

さて運はどっちに見方をするのか?

 

で今日はやっぱりフルームです