ツール・ド・フランス第10ステージ
アンドラからフランスへと戻るコース
最初から1級山岳今日も15人の逃げが決まる
そのメンバーがニバリ、サガン、マイケルマシューズ、ルイコスタ、ランダ、ボアッソンハーゲン、カミングス、ヴァンアーベルマートなどエース級の選手が入った
1級山岳でカヴェンディッシュが遅れたこともありクリストフを勝たせたいカチューシャがハイペースで引き続けるが遅れた選手らが下りで集団に戻ってくるとペースダウンとなった
多くのチームが逃げに選手を送り込んでるだけにメイン集団を引くチームが少ない状況
IAMやディレクトエナジーのボクレールが今回も舌をベロベロさせながら必死に引くが先頭との差は中々縮まらない
そして天候の悪化や横風分断などでペースも上がらずどんどん差は開く
一方逃げも残り25キロ地点で横風を利用してサガンがアタック
そこについて行ったのがヴァンアーベルマート、ボアッソンハーゲン、マシューズ、ダーブリッジ、ダリル・インピー、サミュエル・ドゥムランのスプリント、パンチャー系7名
オリカがマシューズ3名入ったことにより今日勝ちたいマシューズは先頭交代には加わらずに足を貯める
一方全ての選手からマークされるサガンは一番足を使わされながら走ることに
やがてメイン集団は引くチームがいなくなり逃げを容認超スローペースとなる
先頭は残り3キロからアシスト2名を連れたオリカがサガンの足を削るべくアタック
これぞチームプレーサガンがことごとく潰すもどんどん足は削られて行く
その一方で充分に足を貯めているマイケルマシューズ
アタックを繰り返したインピーを覗く6名でのスプリント合戦
いつものような伸びが無いサガンをマイケルマシューズが下しツール初優勝となった
まさにロードレースがチーム競技だと言うお手本のようなレース
ロードレースを見始めた人には教科書として見せたいレースであった
遅れてゴールするオリカのアシストのガッツポーズ
自己犠牲が報われた瞬間なのである
そして今日の予想
今日は最初に4級二つ超えての平坦ステージ
今日こそ集団スプリント
今回のツールはスプリントチームのトレインが崩壊してるとはいえ
各エーススプリンターがライバルの番手と言われる後ろを取る為のポジション争いがポイントとなる
そのためのアシスト、レンショーを失ったカヴェンディッシュおそらくボアッソンハーゲンが代役になると思うが今回は厳しいか
ゴール前のコースレイアウトが分からないのでなんとも予想しがたいが今回も各チームトレイン崩壊で集団に沈むカヴェンディッシュとクリストフとグライペル。王者キッテル、フランスの期待を背負うコカール、そして嬉しい初優勝のマシューズとやっぱりサガンが抜け出してキッテルの力勝ちってとこかな
でキッテルです