ツール・ド・フランス第6ステージ
ピレネー前の平坦ステージ
正直逃げを決めるのはかなり難しいと言うか奇跡でも起きないと無理なステージ
新城はチームオーダーで最初からアタックしたそうだが
あっさりバルタとの二人の逃げが決まる
逃げも二人なんで集団も余裕を持って追いかける展開になった
逃げが決まる可能性が少ないのに何故逃げるのか?
逃げる事に寄ってより多くTVカメラに写りスポンサー名をアピール
レースの中で負荷をかけてコンディションをあげて行く
とりあえず一か八か逃げてみる
などの理由がある
チームがプロツアーに昇格を目指してるバルタはスポンサーアピールの逃げ
新城はチームオーダーではあるがおそらくコンディション調整の為の逃げであろう
新城自身あと二回ほど追い込めば仕上がるみたいな事を言っていた
新城は春に大腿骨骨折という選手生命にも関わるような大けがをした
それから3ヶ月で復帰
直ぐにツアー・オブ・ジャパンでステージ優勝
ツール・ド・スイスを経てツールへと出場している
正直まだベストなコンディションではなく走り込みも足らない
なのでレースで走りながらの調整をしてると思われる
3週目とオリンピックに照準を合わせて
昨日の展開はまさに予想通りの展開
3級山岳からペースが上がり逃げは残り21キロで捕まった
追って来たのはコカールを引き連れた新城の古巣ディレクトエナジーであった
舌をベロベロしながらボクレールが追走
新城は本気で踏まないうちに吸収になった
そして集団はそのままスプリントへと
危険回避の為に総合系のチームもトレインを組んで位置取り
スプリント総合各チームいりまじってグチャグチャ状態の中
レンショーに引かれたカヴェンディッシュはいい位置をキープしてキッテルの後ろを取る
集団ぐちゃぐちゃのままスプリント開始
姿勢を低くしたカヴェンディッシュはキッテルに隠れて姿が見えない
そしてタイミングを見てカヴェンディッシュがキッテルを使って横に並ぶ
いつもより大きいギアを回したというカヴェンディッシュがキッテルを寄せ付けることなく
新旧王者同士の力勝負を見事に制して今年3勝目
ツール通算でも歴代単独2位となった
昨日はまさに俺の予想通りの展開となった
ちょっと嬉しい
そして新城の敢闘賞
まぁ敢闘賞に関しては逃げに乗った時点でたぶん大丈夫だろうとは思っていたが
やはり日本人が表彰台に登るのは嬉しい
今日は赤ゼッケンをつけて走る事になる
さて今日からピレネー
いよいよ総合の出番です
フルームにキンタナを筆頭にアルーやティボピノーやバルデやローランなどなど
コンタドールとリッチーポートは脱落してしまったがステージ優勝は狙ってくるであろう
さて勝負所は名物峠の1級山岳コル・アスパン(12km/平均6.5%)だ
標高1,490mの峠を越えるとフィニッシュまでは残り7km
最後は4%の上り勾配でゴール
誰が最初にアスパンを超えるかだろうな
で下った後の小集団スプリントを考えるとバルベルデかな
今日はバルベルデです
でこれがJスポーツ昨日と今日の解説の
元ティンコフサクソの宮澤崇史さんの料理本です