鯖棒亭日乗(下)

日常の記録写真と駄文  sababoutei@gmail.com

あいちトリエンナーレ「昭和天皇の写真を焼いて足で踏みつける映像」

文化不毛の地、名古屋

その名古屋市を中心として開催されてるアートイベント

「あいちトリエンナーレ

最近何かと話題である

なぜか芸術監督が津田とか言うジャーナリスト

そして問題となっているのが「表現の不自由展」と言うコーナーである

詳しいことは知らないがどうやら過去に様々な美術館で展示を断られて来た作品が集められてるそうだ

まぁそういったことはよくあること

世界中の美術館などでクレームがあれば撤去されたりする

政治的だったりエロであったり

その度に芸術とは?と議論も起こったりする

今回の表現の不自由展

どうやら中身は実質反日コーナー

なんか表現の自由とは建前でただ単に反日的な作品を展示しているような気がする

今問題となっているのは例の従軍慰安婦像みたいな像

まぁ従軍慰安婦としか見えないが

広報は否定するがさすがに無理がある

そしてあいちトリエンナーレは愛知県、名古屋市、国から補助金が出ている

日本を代表する企業もスポンサーで名を連ねている

10億とも言われる大きなイベントで反日展示は如何なものかと

これでは文化庁自ら反日アピールしているようなものである

 

そしてこれ以上に大問題なのが

昭和天皇の写真を燃やした後で土足で踏みつける行為の映像が作品として展示してあるそうだ

俺も実際にネット上では見た

この事実がなぜか地上波のニュースでは報道されていないそうで

やはことがことだけに何らかの規制がかけられているのか?

こんなこと昭和なら某団体の人がとんでもないことしでかすことだろう

イベントを企画した人、作品の製作者に危険が及ぶ可能性は高い

そしてもはやこんなことは表現の自由では済まされないのでは?

芸術なら何やってもいいと言うわけではないはず

たとえ写真を燃やされる本人に許可を得ていたとしても見せられる側はとても不快な思いをする

ましてや今回は日本の象徴でもある昭和天皇の写真である

確かタイトル名は「焼かれるべき絵」

津田と言う人は一応謝罪はしたみたいだが共産党とかマスコミ関係とか展示中止に意義を唱えてる団体もある

名古屋市長も今回の反日展示にかなりご立腹

文化不毛な地で開催される大きなアートイベントが台無し

不適切な作品がごく一部だとしてもあいちトリエンナーレ全体が悪く見られてしまう

そしてそれは今後もずっと続くのだ

もはやいくら謝られてもお金を賠償されてもどうにもならないのである

そして今回参加している不自由展以外の作家さんたちもきっと何か言いたいことだろう

何故このような作品の展示が許可されたのか?

県、市、国のチェッック体制もいい加減だったのかもしれないな

 

 

お盆休みに暇があれば行ってこようかと思ってたが

なんか行く気なくなったな

残念だな

何であんな人を芸術監督に選んだのか?

そこがそもそもの間違い

確かに開催前からネット上で色々噂はされてたがまさかここまで酷いとは

でも地元の人はアートに興味ない人が多いから案外何とも思ってないのかもしれないな

 

 

 

 

 

平成30年間で3倍「日本人女性のおっぱい5割以上がDカップ」

どうやらトンリプの調査結果みたいだ

普段ブラジャーなど買わない俺でもトリンプという会社名は知っているぐらい有名な会社ではある

それだけに「信じていいものなのか?」

俺自身わからない

調査方法は最近主流となりつつあるネット調査

「下着白書vol19」として隔月で調査し報道関係者向けに発行されているという

「報道関係者ってそれほどまでに下着に興味あるのか」

まぁ口に出さないだけで興味はあるだろう

巨大ショッピングモールなど女性の下着屋がとてもカラフルな商品を店頭に陳列していて無意識に見入ってしまうこともしばしば

慌てて視線をそらすのだ

調査内容は

所有数、年間購入数、ブラに求める機能、色デザインの好み、下着にまつわる恋愛事情

まぁこの中からブラの大きさに注目してみると実に興味深い結果が出たそうだ

 

「平成30年で3倍」

 

なんとDカップ以上の女性が53・1パー

実に半数以上Dカップなのである

確かに昭和の時代ならDは巨乳にランクされてたイメージ

それが平成の間に3倍にまで成長していたとは

やは食べ物なんだろうか?

 

1980年

アイドル全勢時代だな

河合奈保子とか巨乳キャラがいたな

でもこの当時のい俺はまだ子供さほどおっぱいの大きさには興味がなかった

それよりも短いスカートの中身の方が興味津々だった

この1980年はAカップが58・6パーセントと圧倒的に貧乳日本なのである

それが平成も終わって令和な今Dカップが半数以上

「大きくなるにもほどがあるぞ」

多分男のアレは変化ないと思われる

ただ調査方法がネットなんで盛られている可能性も否定できないだろう

例えば男に対して「あなたのちん長は何センチですか?」「平常時と戦闘時でお答えください」

なんてアンケートが来たら多少盛るかもしれない

女性にしてもワンカップぐらい多めに答えてるかもしれないな

 

あとは昔と今ではカップの基準が違うという意見もある

昔はAだった人が今はDを装着してるとか

アンダーのサイズも関係してくるだろうし

詳しいことは知らないが最近の高機能ブラは脇などの脂肪をかき集め無理やりカップの中に収納するイメージ

つまり昭和の時代はただの脂肪だった部分が令和になりおっぱいの仲間入りしたのでは?

昭和から比べると市町村合併も進んでるしな

同じようなことなんだろう

Aが限界集落だとしたらDは政令指定都市

名古屋がEなら東京だとGカップぐらいか

そんな感じなんだろうな

 

思春期を迎えた若い頃はとにかく巨乳が全てだった

ちょうど俺たちは松坂世代

松坂季実子さんに非常におせわになった世代だ

あの頃の有名なAV監督のドラマが山田孝之主演で放送されてるらしい

ちょっと気になる

いつからだろう?

女性はおっぱいの大きさが全てでは無いということに気づいたのは?

実際に付き合った子がBとかCなんで

その辺りからだろうな

体制によって十分も見応えがあること知ったのも大きい

個人的に日本人女性はやはりC、Dカップ程度が一番顔とのバランスが取れてる気がする

鑑賞するならこの辺りだな

ただ揉むとなると話は別でそこはやはり正直E以上欲しいとは思うのだ

まぁこればかりは致し方がないな

好きなった女性のおっぱいを愛するだけである

 

外人女性の規格外のおっぱいをたまに目にするが

あれはもはや別物というか

あまりにも現実離れしていて俺は全く興奮しないのである

 

 

 

などとこの猛暑の中でおっぱいのことを書いている

今日は午前中にいつもの50キロコースを自転車で走って来た

いつも立ち寄る峠にある道の駅

スポーツドリンクが全てのメーカー売り切れだった

正直死ぬかと思った

仕方がないので近くのお寺の参道の自販機へ

やはり売り切ればかり

結局酒屋で購入した

去年なんかスーパーからも商品が消えたしな

来週からは多少は涼しいみたいだが

まぁ来週にならないとわからない

そして直ぐにお盆はやってくる

遠出する予算はないので近場でもと思い

地元美術館情報を調べたら

どこもかしこもトリエンナーレ

そして今年のトリエンナーレは大問題に

さすがにあんなもの見せられたくはない

表現の自由だと主張しているそうだが

税金が投入されたイベントでやるべきではない

やるなら自費でやれと言いたい

なんか愛知トリエンナーレもこれで味噌ついちゃったな

名古屋だけに

 

 

外人観光客獲得に向けて政府が「ナショナルサイクルルート」創設へ

ようやく日本でも自転車政策が動きはじめたとか

要するに外人観光客目当ての政策

今でもしまなみ海道などは外人にも大人気だがいかんせん日本のサイクリングロードは名前だけのところが多い

草ぼうぼう

路面はひび割れ穴が空いている

サイクリングロードでも一般車が紛れ込んできたり

一般道と交差する道が多かったり

とてもまともに走れる場所ではない

 

今回創設されるのは「ナショナルサイクリングロード」

どうやらしまなみ海道をお手本にするとか

まぁあそこは特殊だしな

基本島なんで交通量は少ない

道の駅もたくさんあるし

海の上を走り県をまたぐと言う楽しさもある

そして食べ物も美味しくて景色も最高だ

ただ普段自転車に乗らない人からしたら橋へのアプローチがキツイ

あとはダラダラ峠が1箇所か

まぁ地元の学生がママチャリで走ってる道なんで慣れてしまえば十分平気だ

 

最近では琵琶湖も自転車の聖地を目指している

通称ビワイチ

しかし琵琶湖の場合は危険な場所も多く事故も多いと聞く

海外では大人気な自転車ツーリズム

今回のナショナルサイクルルートは政府が絡んでるそうで

そこそこ期待はできそうだ

「国際水準のサイクリングロードを・・・」

2019年にもナショナルサイクルロード制度を創設するそうだ

 

どんなサイクリングロードになるのか?

まだ議論の最中

有識者会議では最低限として安全に100キロ以上の距離を走れることなどの意見が出ているみたいだ

まぁ最低150キロだろうな

できれば300キロ

自転車の場合150キロからがロングライドと言われるぐらい100キロ程度なら楽に走れてしまう距離だしな

一番重要なのは安全性

これは大事

完全に車とは隔離してもらえるとありがたい

そして安全にすれ違える十分な車幅

綺麗な路面

トイレ、休憩所、自転車整備場

あとは歩行者立ち入り禁止

現在の自転車道は名前こそ自転車道だが歩行者も自由に入れる道が多く

この場合は歩行者優先となる

新しく整備するなら是非歩行者とも分けて欲しい

あと個人的には多少の起伏だな

平坦ばかりではつまらない

アルデンヌクラシックみたいな短いアップダウンが理想だが

そしてそこそこの山岳コースも盛り込まれてると尚嬉しい

その場合登りが嫌いな人のために平坦路の迂回コースも作ることで対応できないかな?

 

どうやらすでに候補地がいくつか出ているみたいで

全国36箇所

北海道の石狩川の河川敷を走る「石狩川流域圏ルート」

山梨、静岡両県にまたがる「富士山一周サイクリングルート」 

千葉県銚子市から神奈川、静岡、愛知、三重の4県を横断し、和歌山市までを結ぶルートとして整備が進む「太平洋岸自転車道」(約1400キロ)

琵琶湖を1周する「ビワイチ」(約200キロ)

筑波鉄道廃線跡地を活用した「つくば霞ケ浦りんりんロード」(約180キロ)などなど

実際に今でもこれらの地域ではスポーツバイクのレンタルサイクルもあったりする

 

「なんでももっと早く構想しなかったのか?」

俺はすでにアラフィフ

毎年体力の低下を実感している

三十代の頃に比べて明らかに筋力も落ちて踏めるギアが軽くなっている

若い頃に走りたかったなぁ

太平洋岸自転車道1400キロ

作るならとにかく早急に整備してくれ

さすがに1400キロ安全に走れるなら楽しくて仕方がないな

車から受けるストレスがないのは最高だ

 

富士山もいいなぁ

琵琶湖は比較的近いし安全に走れるならまた走りに行きたい

北海道は仕事してる限りは難しいか

70歳過ぎても働かされる未来

老後の楽しみとはいかないんだろうな

でも以前から北海道まで自転車で走ってどこか迷惑のかからない場所で野垂れ死ぬのが俺の人生の目標だしな

人生終わりの旅として北海道も悪くはない

でもあの広大な景色見たら

「死にたくない・・・」と思ってしまうんだろうな

 

とにかく一日も早く整備してくれ

既存のサイクリングロードをベースにするみたいだしな

走りたくて仕方がないぜ

それまでに俺の幸之助号も11速化しておっさんギアを搭載予定

おっさんギアで山岳乗り切ってやるぜ

 

 

 

 

猛暑、週末まで熱中症に注意

しかし今年も暑いな

確か冷夏だと言ってた気がするが

随分と長い梅雨が開けた途端に猛暑猛暑猛暑

さすがにこれでは熱中症で倒れる人も続出だ

今日は多治見が一番暑かったのかな?

それでもまだ38度の壁は突破していない

今現在の俺の部屋は室温35・7度

昨日の夜も同じぐらいで室温が下がらなかったな

無印で紹介されてたサーキュレーターの熱気抜きをフルパワーでやってるのだが0・2度程度しか下がらない

もしかして騙されたのかな?俺

効果は全くない

 

今現在俺のMacもチンチコチン

素早くブログを書き上げなければ熱暴走でお亡くなりになることだろう

アイフォンも先日暑すぎて自動で停止してしまった

温度が下がるまで電話ができなくて非常に困った

カバーを外して風を当てて介抱してやった

 

昨日は仕事中に6リットルの水分補給をした

それも15分ごとにこまめに

水4リットル

スポーツドリンク2リットル

それでもおしっこはほとんど出ない

ようやく少し出たおしっこも茶色

茶色のおしっこは脱水症状の証

しかも紅茶色どころかアメリカンコーヒー

要するにこの時期外にいると6リットルでも全然水分は足らないのだ

問題なのは塩分

正直塩分摂取の目安がわからない

何パーとか言われても高卒なんで計算できないしな

基本は味噌汁と梅干し

気休め程度に塩タブレット

あとは塩分たっぷり弁当

制作時間も5分で作れて塩分たっぷりでかなりうまい

弁当箱に白飯を薄く敷き詰めて久世福商店の唐辛子味噌を全体にたっぷり塗る

その上にまた白飯を薄く敷き詰める

そして半分におかかのふりかけをたっぷりかけてノリを乗せる

残りの半分にはピリ辛の高菜をたっぷりと敷き詰めて完成

「塩分たっぷり弁当」の完成だ

要するに握らないおにぎりを弁当に敷き詰めた感じだろうか

注意点は安すぎる高菜は中国産

なので多少高くても国産材料で国内生産のものを選んだほうがいい

理由は俺が国産オタクだからだ

この弁当はマジでうまい

保冷剤ガンガンで完全に弁当が冷え切っても美味しく食べられる

基本ピリ辛素材なんでどんだけでも食べれるしな

この塩分たっぷり弁当で今年の夏を乗り切ってやるのだ

通常なら「塩分を控えなさい」と医者は言うが

夏になると「塩分取りなさい」と口うるさくなる

夏だけは塩分解禁

とても嬉しい

やはり人間塩がないと生きていけないのである

 

熱中症

まぁほとんどの人は正しい対策できていない

エアコンだけが対策ではない

ちゃんとした自己管理をしないと

真夏の長風呂も危険だしな

でも35度以上が当たり前になると厳しいな

昭和時代のスパルタ式で鍛えないとみんな死んでしまうだろう

でもあのスパルタ式は現代では絶対に許されない

「水飲むな」

マジできつかった

でもそのおかげで夏バテとは無縁の体になった

室温36度でも熟睡できる体になった

ただ問題なのはエアコン完備の部屋に長時間いると確実に風邪を引くか腹を壊すことぐらいか

 

世の中うまくいかないものだな

 

 

2019ツール・ド・フランス第21ステージ

2019年ツール第21ステージ

ツールもいよいよ最後のステージ

ランブイエ〜パリ・シャン=ゼリゼ
距離は128キロ

とは言ってもパリの周回コースに入るまでは基本パレードラン

これは正式ルールではなく暗黙の了解

総合優勝の争いは20ステージまでで終わり

21ステージはステージ優勝だけ争いましょうというのがツールなのだ

当然正式ルールではないので再逆転を狙って逃げてもルール的には構わない

ただ世間体的に世界中から袋叩きにされることだろう

コースは基本ど平坦なんでまぁ逃げ切りは難しい

そして最後は大集団のスプリントになるのでタイム差もつかない

結局総合成績を争う意味がないので3週間頑張ったご褒美

思いっきりツールを楽しみましょう的なパレードランとなる

 

スタート地点前方には表彰台メンバーと4勝ジャージが並ぶ

白の新人賞ジャージだけは繰り下げでゴデュが着ている

ポイントのサガン

山岳のバルデ

そんな中にアラフィリップも先頭にいる

これはおそらく総合敢闘賞

3週間含めての敢闘賞

世界中の誰からも文句が出ない総合敢闘賞だろう

 

選手たちは0キロ地点まで移動

ここから一応はレーススタートである

アラフィリップがふざけてファーストアタックをするフリをする

これまた誰かがやるいつものおふざけだ

でも実際にアラフィリップが逃げたらフランスは盛り上がるのかも知れない

 

とにかくのんびりとサイクリングだ

時速30キロぐらいだとも言われている

素人なら一般的なスピードだがこのレベルの選手にとってはかなり遅いスピードである

この日もアラフィリップとベルナルが握手を交わす

沿道ではフランス軍も声援を送る

イネオスのチームカーからは早くも恒例のシャンパンがベルナルに渡される

走りながらシャンパンで乾杯

しばし記念撮影タイムだ

そのあとでチーム全員にシャンパンが渡されて横一列に並びイネオスおめでとう写真タイム

しかしその後ろではサガンがおふざけ

サガンは謝りすっと前へ逃げる

何年か前はマシューズがシャンパンを横取りしてたな

イネオスは全員グローブが黄色になっている

恒例のチームカーも黄色だ

そしてGはサングラスも黄色だ

多分最初から用意されていたはず

でも今年は一回もマイヨジョーヌを着ることがなかったな

 

ニバリとクロイッゲルがお話

これも毎年恒例

リクイガス歴代のエース同士の談笑タイム

すぐ後ろにはサガンもいる

みんなリクイガスの元チームメイトであり

元エースである

 

Gとアラフィリップもお話

「来年マイヨジョーヌ狙うのか?」的な会話かな?

ちなみにアラフィリップは総合系にはならないそうだ

やはり彼はクラシックライダー

これからもクラシックでガンガン勝利を目指すそうだ

 

今度はゲシュケとバルギルがお話

この二人も元チームメイト

「契約切れたらうちこない?」

それとも単純に世間話か

 

先頭ではドイツ人選手が集合

このようにみんなそれぞれ

チームメイト

元チームメイト

死闘を繰り広げたライバル

自分のチームに勧誘したい選手

同国の選手

練習仲間

お友達

楽しそうに談笑をしながらパリまでのんびりとパレードラン

これがつまらないという人も確かにいる

最後まで真剣勝負レースがみたいと

でも俺はこのパレードランが大好きだ

多分これがなかったらツールにハマってないと思うほど大好きだ

俺もまたシャンパンを取り出し

「お疲れ様」と一人で乾杯する

正直3週間テレビ観戦でも相当辛い

毎年毎年この3週間睡眠不足で乗り越えた自分に乾杯なのだ

 

実況解説陣がバルデラマの話をしている

懐かしい

大きなボンバーヘッドが特徴のコロンビアの司令塔

バルデラマはとにかく動かない

そしてインサイドキックのみ

そんなバルデラマを俺たちは真似したものである

戦術「全員バルデラマ

動かずにインサイドキックでパス回し

当然攻められまくった

 

 

今度はイェーツ兄弟が二人で喋っている

正直同じチームなんだし普段からいくらでも会話してるだろうに

本当に仲良し兄弟だ

そしてどっちがアダムでどっちがサイモンなのか?

誰にもわからない

 

今度はオスとニバリ

ここも元リクイガスだな

 

デヘントとウェレンスの仲良しコンビも先頭に出る

4級山岳だ

オフルドとふざけあって山岳争い

ウェレンスが見事4級山岳をGET

お友達デヘントと祝福をする

本当に仲良しな二人

本当はできてるんじゃないかと思うぐらいラブラブだ

いつだったかレース後に自転車で1000キロキャンプしながら走った仲でもある

 

どうやら今年のツールは史上最も僅差の戦いだったそうだ

確かに僅差ではあるが

アルプス見てるとやはりイネオスの圧勝だったな

クライスヴァイクは3位を守るだけで精一杯だった気がする

 

サガンとクリストフもお話

去年のシャンゼリゼを制したクリストフである

「今年は俺が勝つよ」

「俺だって負けないぜ」

 

イェーツのどちらかとGもお話

「イネオスこいよ」

「給料すげえいいぜ」

「イギリス勢で頑張ろうぜ」

 

サガンとヴァンアーベルマートもお話

サガンはどこにでも顔を出す

 

 

そして先頭にコロンビア勢が集合した

コロンビア祭りの開始である

 

ウラン

キンタナ

エナオ

ベルナル

 

今年は4人なんだな

ウランがしきりに

「写真取ってよ」アピールする

 

 

 

パリに入る

イネオストレインが前方に出る

やはりここはチャンピオンチームが先頭でパリに突入だ

サンジェルマンを抜けセーヌ川

ノートルダムが見える

プロトンセーヌ川を越えてパリの発祥の地でもある中洲のシテ島を横に眺めながら左に曲がる

そこにはあのルーヴル美術館

そしてなんと今年は特別にルーヴルの中を走らせてくれるらしい

普段では考えられない場所を選手たちは走り抜けていく

多分マカロン大統領に感謝だな

パリはちょうど夕日が

「なんて綺麗なんだ・・・」

ルーヴルの中を走り抜けるプロトン

彼らも確実にアートとなっている

 

いつもの移動遊園地

この辺りにフラムルージュがある

ここを越えて左に曲がるとオベリスクがそびえ立つ

毎年辻さんが撮影する場所もこの辺りである

最終コーナー右に曲がるとシャンゼリゼ

その先には凱旋門が見える

 

世界中の自転車乗りの憧れ

パリ、シャンゼリゼ

ようやく今年もやってきたのだ

 

 

21ステージはパリまでパレードラン

どこから本気を出すかは各チームごとで事前に決められている

そしていよいよ21ステージ本当の意味でのスタート開始

トーマス・スクーリーとオマール・フライレが飛び出す

ここにヤン・トラトニクとニルス・ポリッツが合流して4人の先頭集団

まず逃げ切りは不可能

あくまで泳がされる4人

でも逃げなければ何も起こせない

とにかく今は逃げるしかないのだ

かつて日本の別府選手もここで逃げた

そして21ステージの敢闘賞を獲得した

 

「コロンビア!コロンビア!」

そこらじゅうから聞こえてくるコロンビアの大声援

どうやら彼らははるばるコロンビアからやってきたらしい

 

そして「アラフィリップありがとう」の声援も飛ぶ

 

選手たちはいつもの周回コースへ

セーヌ川沿いを走りルーヴル前のトンネルを抜けるとそこには黄金のジャンヌダルク

移動遊園地を抜けて左に曲がり右に曲がるとシャンゼリゼ

一度も行ったことのないパリ

しかしちゃんと覚えている

それだけ何回も何回も見た光景である

この後で凱旋門をぐるっと周り再びセーヌ川へ出る

 

 

総合4位のブッフマンがパンク

幸いまだ距離はある

問題はないだろう

それにしても彼は安定感抜群だったな

いい意味で存在を消していた

今後の成長が楽しみだ

 

今度はGがメカトラ

以外とトラブルの多いG

やたら前乗りなのが気になる

今度真似してみよう

 

コロブレッリもパンクである

今日のステージを狙いたいコロブレッリの緊急事態にエースニバリが彼を引き戻す

来年はトレックに移籍するニバリ

でもチーム内での関係は良いみたいだな

 

あぁマシューズもパンクだ・・・

 

 

残り1週の鐘がなる

ついに今年もこれで最後

なんかとても寂しい

嗚呼ツールが終わってしまう・・・

しかし見届けなければ

今年のシャンゼリゼでの勝者を

 

残り6キロ

ヴァンアーベルマートがアタックするもすぐに吸収

マシューズはなんとか集団に戻る

 

最後の凱旋門を周りセーヌ川

ここでミッチェルトンが先頭を引く

トンネルに突入だ

トンネルを抜けると最後のジャンヌダルクが選手を見守る

ドゥクーニンクがトレインを作る

フラムルージュ通過

アラフィリップが引き終わる

モルコフが上がってくる

なんか今年はワチャワチャだ

なぜか再びアラフィリップが先頭にでて最終コーナーを曲がる

「これで良いのか?」

「引きすぎなんじゃ?」

各チームトレインが作れずにワチャワチャな展開

ここでボアッソンハーゲンがロングスプリント

こうなるとヤバイ

彼を逃してはダメだ

予定外にスプリントが早まる

しかし前方にはエーススプリンターはいない・・・

ヴィヴィアーニが間に合わない

瞬時の判断で最終発射台のリケーゼがそのままスプリントする

ワチャワチャな中で後方からものすごい加速でフルーネウェーフェンとユアンがお互いに両サイドからスプリント

シャンゼリゼの右はダメだ」

シャンゼリゼは右の路面が荒れてるらしい

しかしユアンにはコースが右しか空いていない

そのまま右側からスプリンしたユアンが見事シャンゼリゼを制した

 

何度も何度も雄叫びをあげながらガッツポーズ

 

2019年ステージ3勝目である

そしてあの夢にまで見たシャンゼリゼでの勝利であった

 

 

後方ではしっかりグライペルも最後のスプリントを見せてくれた

「お疲れグライペル

グライペルのツールも終わった

 

 

 

そしてベルナルとGトーマス

仲良く手をつなぎベルナルに手を差し伸べる

「こちらがうちの勝者ベルナルです」

マイヨジョーヌを確定させたベルナルに敬意を表する

ベルナルもGを指差し

「この人がGです」「彼もまた勝者です」

これまた敬意を表した

 

若干22歳のベルナルがツール・ド・フランスで総合優勝を確定させた

 

 

マイヨジョーヌ(個人総合成績)
1位 エガン・ベルナル(コロンビア、チームイネオス) 82:57:00
2位 ゲラント・トーマス(イギリス、チームイネオス) 0:01:11
3位 ステフェン・クライスヴァイク(オランダ、ユンボ・ヴィズマ) 0:01:31
4位 エマヌエル・ブッフマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) 0:01:56
5位 ジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ) 0:04:05
6位 ミケル・ランダ(スペイン、モビスター) 0:04:23
7位 リゴベルト・ウラン(コロンビア、EFエデュケーションファースト) 0:05:15
8位 ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター) 0:05:30
9位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) 0:06:12
10位 ワレン・バルギル(フランス、アルケア・サムシック) 0:07:32

 

 

マイヨベール

ペテル・サガンスロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)

 

マイヨポワ

ロマン・バルデ(フランス、アージェードゥーゼール)

 

マイヨブラン

1位 エガン・ベルナル(コロンビア、チームイネオス) 82:57:00
2位 ダヴィ・ゴデュ(フランス、グルパマFDJ) 0:23:58
3位 エンリク・マス(スペイン、ドゥクーニンク・クイックステップ) 0:58:20

 

 

チーム総合

モビスター

 

総合敢闘賞

ジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ

 

 

 

今年もツールが終わった

数々のドラマ、感動をありがとう

 

ありがとうアラフィリップ

 

ありがとうピノ

 

そしてベルナル

 

ありがとう

 

 

 

 

今回の予想はステージ2つと総合優勝でベルナルを当てることができた

まぁ世界的に見てもみんな「ベルナルベルナル」言ってたしな

でも来年はどうなるのか?

復活のフルーム、G、ベルナル

イネオスは贅沢な悩みだな

 

そして対抗となるドュムランはユンボに移籍

これまたどうなる?

来年はニーススタートで最初から登りがあるらしい

今から楽しみで仕方がない

 

また来年だな

 

 

 

 

 

2019ツール・ド・フランス第20ステージ

2019年ツール第20ステージ

泣いても笑っても総合の争いはこの日が最後

アルプス最終決戦の山頂ゴール

アルベールヴィル〜バル・トランス
距離59・5キロと極端に短い

これは前日の天候不良のために土砂崩れが発生して道路が封鎖されてしまった為にコース変更となった

主催者としても苦渋の決断だっただろう

レースは進行中

考える時間なんか僅かしかない

そこから全ての段取り変更をしなければならないのだ

 

今日のコースは前半30キロほど平坦を走り山を30キロほど登るヒルクライムコース

超級山岳を一つ登るだけなステージである

しかも距離が約60キロと前代未聞な短さ

レースはスタートからハイペースな展開が予想される

トップレベルの選手で行うヒルクライムはちょっと楽しみだ

 

前日のベルナルのインタビュー

感極まって号泣するベルナル

ロードレースの美しい場面である

 

そして20ステージ

スタートラインに並び最後の最後まで補給食のジェルを絞り出し食べ尽くすベルナル

両隣にはサガンとバルデ

先輩たちと丁寧に挨拶を交わす22歳のマイヨジョーヌである

 

当日はネットでも情報が錯綜

ネット上に上がる動画や写真は豪雨

前日同様とてもレースができる状況ではない

錯綜する情報

いよいよ中止が濃厚になってきた

現地では辻さんがインスタやツイッターで情報を出してくれてるが

現地にいてもわからない

果たしてレースは行われるのか?

やきもきしながら情報を集める

「中止決定!」との情報が入る

落胆する

これでもかと落胆する

「なんでこんなことに・・・」

しばらくして続報が入る

「中止かどうかまだわかりません」との情報が

選手たちは集まってきてるらしい

レースの準備も進められてるそうだ

「一体どっちなんだ?」

とりあえずこちらも準備してスタートを待つしかない

放送開始の21時05分を

 

放送が始まる

無事第20ステージはスタートするそうだ

ただ急激な天候の変化も予想されるためいつ中止になるかわからない状況

自然のことなど誰にもわからないのだ

それでも現地は快晴

すでに路面も乾いている

無事レースは始まった

 

スタート開始から飛び出す選手が多数

次から次へとワチャワチャと出てくる

メイン集団も逃がさない

距離が短いだけにタイム差は最小限に抑えてくる

急なコース短縮で予定してた現地制作のビデオが次から次へと流される

その度にライブ中継画面は小さくされて片隅に追いやられる

その間にもレースは進んでいく

 

集団の中でアラフィリップとベルナルが横に並び言葉を交わしお互いの健闘を讃え拳を突き合せる

 

気がつくと29名ほどの逃げ集団

ニバリ、ウッズ、ザカリン、ルイコスタなどエース級の選手に加えてスプリンターもちらほらと混じっている

これはタイムアウト対策か?

できるだけ先頭付近で登った方が後が楽になる

しかし流石に今日は逃がさない

総合争い最終ステージ

今日で出し切っても構わない

メイン集団は2分30秒ほどで追走する

 

平坦区間を終えていよいよ超級山岳へ突入

集団コントロールはイネオス

ようやくマイヨジョーヌを手にしたイネオスが集団コントロール

しかし今年のマイヨジョーヌはフルームでなくGトーマスでもない

22歳のベルナルなのだ

 

デヘント、ウェレンスの仲良しコンビが飛び出す

何もできないかもしれないが、やれることはやろう作戦

彼らにとってはいつもの練習かもしれないな

 

登りに入るとメイン集団からFDJのライヒェンバッハが飛び出す

ピノを失ったFDJ

ピノのために!」の思いも強いのだろう

なんとか一矢報いたい

 

マイヨジョーヌを獲得してリーダーチームとなったイネオス

追う立場から追われる立場になった彼らは本気で逃げを潰す気もない

彼らはライバル勢のそばにいればいい

みんなで仲良くゴールすればパリでのマイヨジョーヌはほぼ確定だ

そんなイネオスにしびれを切らしてかユンボがコントロールに入る

メイン集団はペースアップした

 

大きな逃げ集団もどんどん人数を減らしていく

さすがにいつもと違うヒルクライムレース

本来なら各チームのエースとアシスト数名で登る峠である

登れない選手たちを吸収しつつメイン集団は登っていく

 

先頭も5名に絞られる

ニバリ、ザカリン、ウッズ、ギャロパン、ペリション

残り15キロ

リッチーが遅れた

結局何もできなかったリッチーポート

来年はニバリがトレックにやってくる

リッチーもこのまま終わってしまうのだろうか?

スカイでのアシスト時代は他のエースよりも強かったリッチー

フルームと別れ自らエースになった途端結果が出なくなった

今でも思い出すサクソバンク時代のジロでの走りが懐かしい

 

 

そしてついにこの時が

残り13キロ

この日も苦しい表情で耐えてきたアラフィリップが遅れた

アシストのマスが助けに来る

限界を超えて気持ちだけで走り続けてきたアラフィリップ

マイヨジョーヌも失い

彼を支えてきた気持ちすら保てなくなってきたのかも知れない

もはや表彰台すら守れないところまで落ちていく

しかし間違いなく今年のツールを盛り上げてくれた一人である

世界中から温かい拍手が送られたことだろう

彼の脚質から言って19ステージまでマイヨジョーヌを守ったことがもはや奇跡である

世界最強のクラシックレーサーだからこそ出来たことなんだろうな

本当に強い奴しかクラシックでは勝てない

 

 

アラフィリップの後ろには山岳ジャージのバルデ

山岳ジャージ黄色信号

あとは他力でしかない

 

 

先頭ではニバリが抜け出し独走態勢に入り

見事逃げ切りステージ優勝

なんとか最後の最後で王子様への土産ができた

 

メイン集団はユンボとボーラがコントロール

お互いに表彰台争いを繰り広げる

イネオスは何もしなくていい

ニバリを捕まえる必要もない

ベルナルとGトーマスの表彰台を守るだけだ

 

ランダが出る

動けないイネオス以外の総合勢

はやみんな限界

ここで動けば自分が落ちてしまう

なんとか踏ん張るしかない

今の順位を死守するために

 

 

2位にはバルベルデ

3位にランダ

 

そしてイネオスの二人

ベルナルとGトーマスが手をつなぎゴール

事実上のベルナルの総合優勝が決まった

あとは何事もなくパリを走りきるだけである

 

ゴール後のニバリを見ていると全てを出し切ったかのようだった

短いとはいえそれだけ厳しいレースだったみたいだ

結局総合争いは現状維持を選んだ

これもイネオスが強すぎるからなんだろうな

 

 

バルベルデたちがポイントを潰してくれたおかげでバルデも山岳ジャージ確定

ピノ、アラフィリップだけに注目が集まり

すっかり忘れさられ常にイラついていたバルデ

終わってみればフランス人として表彰台を獲得

やはり安定感のバルデである

そしてニッコニコのバルデである

 

総合成績

1位 エガン・ベルナル(チームイネオス) 79:52:52
2位 ゲラント・トーマス(チームイネオス) 0:01:11
3位 ステフェン・クライスヴァイク(ユンボ・ヴィズマ) 0:01:31
4位 エマヌエル・ブッフマン(ボーラ・ハンスグローエ) 0:01:56
5位 ジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ) 0:03:45
6位 ミケル・ランダ(モビスター) 0:04:23
7位 リゴベルト・ウラン(EFエデュケーションファースト) 0:05:15
8位 ナイロ・キンタナ(モビスター) 0:05:30
9位 アレハンドロ・バルベルデ(モビスター) 0:06:12
10位 ワレン・バルギル(アルケア・サムシック) 0:07:32

 

 

ここから選手たちはパリまで大移動

そしてここまで頑張って山を越えてきたスプリンターたちの夢の舞台シャンゼリゼ

前半はパレードラン

これまたツールの美しい場面

ライバル同士お互いに健闘をたたえあいながらパリを目指すのだ

 

 

 

第21位ステージは放送時間が深夜から早朝となる

さすがに生中継での観戦は無理

録画して明日の夜だな

なのでブログは火曜日以降かな

 

 

忘れてた

第21ステージ予想

ガチガチ力勝負

フルーネウェーヘンで

 

でも個人的希望はグライペル

最後に勝負に絡む姿が見たい

 

月曜日か

暑いし

仕事したくないな

ツールロス

ブエルタが始まるまでしばらく続くのだ

 

 

 

 

2019ツール・ド・フランス第19ステージ

2019年ツール第19ステージ

最終決戦アルプス3連戦の2日目

初日は無難にこなした総合争いも今日はさすがに何か仕掛けなければならない

誰も逃がさない

ボーナスポイントもステージも俺たちが取るんだ!

そんなステージなる予定だったが・・・

 

サン・ジャン・ド・モーリエンヌ〜ティニュ
距離126・5キロの予定だったレース

獲得標高も本来なら4000メートル越えなはず

まぁとにかくレースはスタートした

 

通常よりショートコースでもあり勝負となるステージだけにレース開始からわちゃわちゃな展開に

スタート直後こそお見合いして誰も行きたがらなかったが

一人がアタックすると一斉に逃げたい選手が動き出す

そして逃がしたくないチームがチェックに入る

こうなるとレースは逃げが決まらないままハイペースな展開で進む

これを望むチームもあれば望まないチームも

しかしこの展開は簡単には変えられない

とにかく追うしかないのだ

 

それでも逃げらしき集団が出来上がる

ニバリ、Dマーティン、ビルバオ、ヘスス・エラダの4人

誰もがアルプスで十分にステージ優勝を狙える実力もつ選手たち

しかし逃げというほどのタイム差はない

後方からも大集団がわちゃわちゃと追ってくる

結果的にこのままのハイペースでレースは進んでいく

どうせ超級に入ればほとんどの選手は淘汰される

 

カメラもコロコロと切り替わり実況解説陣も誰がどのポジションなのかはっきりと把握できていない

ゴールに向かいずっと登り基調なステージでのハイペースな展開についていけない選手が次から次へと脱落していく

気がつくとメイン集団もかなり絞られている

 

カメラがFDJの選手を映す

「ん?ピノか?」

ピノがメディカルカーの所へ

「もしかして落車か?」

痛みに顔を歪めるピノ

一体何があった?

情報が錯綜している

最初は蜂に刺されたの情報が入ってきた

自転車で走ってると蜂にはよく刺される

過去にはニバリも刺されていた

俺も数回刺されたことがある

結構痛い

しかしあの痛みに強いロード選手があれだけ苦悶の表情を見せるほど痛くはない

蜂でどうこうなる場合はアナフィラキシーショック

こうなったら即リタイアで病院へ運ばれるはず

しかしピノはまだ走り続けている

ドクターがバイクパンツを捲り上げてハサミで何かを切っている

見たとところ落車の痕跡はない

どうやらテーピングらしきものを切って撒き直している

「そうなると筋肉系か?」

続報が入るも相変わらず錯綜

古傷が痛み出したとか前日のステージでカメラバイクとぶつかったとか

世界中が混乱しまくっている

治療を終えたピノが再び走り出すも

ペースは上がらない

明らかに痛みで踏めていない

どんどん広がるタイム差

そしてなぜかアシストが降りてこない

この緊急事態に何が起きているのか?

全く走れないピノ

カメラがピノを映す

走りながらピノが泣いている・・・

痛みもあるだろうが悔しくて悔しくてたまらないのだろう

「何故今なんだ?」

思えばツールで鮮烈デビューを果たしフランス中の期待を背負ったピノ

あまりのプレッシャーに潰れかけ

チームは彼をツールから遠ざけた

しばらくの間イタリア、スペインへの武者修行

イル・ロンバルディアも制してさらなる実力と確かな自信を身につけたピノ

今年のツールはTTが少なくクライマー向け

まさにピノ向けのツールに満を持して帰ってきた

チームとしても早くからツールメンバーを決定

アルプスに拠点を構えてツールメンバーで高地トレーニングも積んできた

体調管理も万全でツール前から絶好調だったピノ

ツールが始まっても調子の良さは一番目立っていた

途中横風でタイムを失うも山岳での走りで失ったタイム差を取り戻し

表彰台も見えてきた

そしてこのアルプス次第でマイヨジョーヌも夢ではない位置だ

「それが何故今なんだ・・・」

「チームメイトと毎日毎日走り込んだこのアルプスなんだ・・・」

涙が止まらないピノ

ライバルたちとのタイム差はもはや挽回不可能なところまで広がっている

FDJのアシストが一人降りてきた

並走しながらピノを抱きしめる

どんな言葉が交わされたのか?

ピノは止まり自転車を降りた

ピノのツールが終わった

 

 

のちに確かな情報が入ってきた

ピノは2日前のステージでの落車回避の行動でハンドルに膝を打ち付けたようだ

その痛みが前日のステージで出て歩くのも困難なほどに悪化していたと

それがこのハイペースな展開で耐えられなくなってしまったのだ

確かに前日のコメントでは調子の悪さを匂わす発言もあった

そして緊急事態でも降りてこないアシストたち

おそらくこの日ピノがリタイアするとこは想定されていたのだろう

すでにチーム内ではプランBが発動されていたのだ

 

 

突然ピノを失ったフランス人

一体どれほどショックを受けていることだろうか?

日本人の俺でさえ買い込んだピノを食べるタイミングを失くしてしまった

「あと3箱、一体どうすればいいんだ・・・」

箱に描かれたミニオンの絵を見るだけで悲しくなってくる

 

 

喪失感でレースが頭に入ってこない

一体今どこを走っているのか?

FDJプランBのエース、ゴデュが遅れている

これまたフランス期待の山岳ジャージを着るバルデも遅れた

どうやら先頭のニバリたちに追走が追いついている

ウラン、バルベルデ、バルギル、モレマ、サイモン・イェーツなどの大集団ができている

メイン集団はイネオスが牽引開始

いよいよ決戦に向けてハイペースでコントロールしてきた

残り60キロ

逃げとメイン集団との差は2分

超級山岳へ突入した

 

そしてアラフィリップの貴重な山岳アシストのマスが遅れる

苦しい表情でなんとか耐えているアラフィリップ

さらに前日復活を遂げたキンタナも遅れた

やはり彼は総合を狙うのは厳しいのだろうか?

コンデイションが安定しない限り総合は勝てない

 

先頭がニバリ、デプルス、バルギル、ウラン、サイモン・イェーツ

メイン集団からGが動いた

しかしさすがにライバル勢もGトーマスを逃がさない

山頂まで6・5キロの位置でGを捉える

カウンターでクライスヴァイクが仕掛ける

いよいよ始まったアルプス決戦

お互いが探り合いを入れる

誰が調子が良く、誰が調子が悪いのか?

ポーカーフェイスの奥を見極めなければならない

アタック勃発で自然とペースが上がるメイン集団

この影響を受けたのがアラフィリップ

本来ここまで残れるほど登りは強くない

アシストのいない孤独な戦い

騙し騙しマイヨジョーヌ根性でここまで踏ん張ってきた

しかしこの日も彼は遅れた・・・

 

 

ピノ、バルデに続きアラフィリップまでも・・・

フランス中から悲鳴が聞こえた気がした

 

 

アラフィリップマークのベルナルがスルスルっと彼を交わして前へ上がる

どうやらかなり調子が良さそうだ

おそらくGトーマスよりベルナルは登れる

そしてそのままアタックだ

 

キレキレのベルナル

メイン集団のライバル勢を引き離し逃げ集団へと迫る

タイム差は広がる

ピノがいない今、山で一番早いのはベルナルである

逃げていたニバリ、ウラン、バルギル、バルベルデを吸収して後ろに従える

もはや大先輩たちに「回ってください」などとお願いはしない

誰よりもベルナルが一番強い

自分で行く

俺が行く

このまま大先輩をぶっちぎる

2回目のツール

若干22歳の彼が歴戦の猛者たちを引き離す

唯一サイモン・イェーツだけが食らいつくもベルナルの走りについていくのが精一杯

そして引き離される

ベルナルが超級の山頂へ向けて独走でトップ通過した

 

後にこの場面が非常に大きな意味を持つこととなる

 

Gトーマス、クライスヴァイクたちの集団はベルナルから1分03秒遅れで山頂を通過

ここから降って最後の1級山岳で再び勝負だ

後方から苦しみながらアラフィリップが2分10秒遅れで登頂

さぁ前日に引き続き怒涛のダウンヒル開始である

「大丈夫だ、必ず追いついてみせる」

アラフィリップは下りを攻めまっくった

そして見えてきた

捉えた

Gトーマスのお尻

これでまた降り出しかと思われたのだが・・・

 

 

事前情報ではちらちらと入ってきていた

ゲリラ豪雨で道が川のようだとか

正直「まぁなんとかなるでしょ」と思っていた

映像が来た

パリでは40度超えだというのに道が真っ白だ

明らかに雪が積もっている

どうやらゲリラ雪かゲリラ氷

「さすがにこれは無理だな・・・」

混乱する現場が想像される

一旦レースを止めて安全な場所まで大移動というレースは過去に在った

ジロなど春先のレースでは雪でステージごとキャンセルやコース短縮もよくある

しかしレース中、突然の緊急事態は俺が知る限りは初めてだ

 

怒涛のダウンヒルでメイン集団に追いついたアラフィリップが状況を知り

大きなリアクションで悔しがる

「何故なんだ!これからだろうが!!」

先頭のベルナルとサイモン・イエェーツにも状況が知らされる

突然の出来事に誰もが状況把握できない

ニバリが冷静にレースは終わりだとウランに告げる

アドレナリンが出まくってるウランは怒りが治らない

そんな二人を後ろから冷静なGがニコニコ見守る

 

 

アルプス2日目

第19ステージは天候不良のため突然の終了となった

 

ネットでは情報がポツポツと

どうやら土砂崩れで完全に道がふさがっている

積もった雪だが氷も直ぐに溶けて水となり川となる

重機が必死に書き出すも全く効果はない

この日の宿泊場所はゴール地点の山頂だ

しかしそこまで移動する交通手段もない

主催者側がコンボイを用意して選手たちを運んだそうだ

 

中継終了後も辻さんがインスタのライブ中継をしてくれていた

本当にありがたい

できる限りの情報を発信してくれた

しかしまだ現場は大混乱みたいだった

 

 

このとき確定したのは超級山岳通過タイムがそのまま総合タイムに反映される

ステージ優勝はなし

マイヨジョーヌはベルナル

「今日の宿までたどり着けるかなぁ」

このぐらいだった

 

総合成績

1位 エガン・ベルナル(チームイネオス) 78:00:42
2位 ジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ) 0:00:48
3位 ゲラント・トーマス(チームイネオス) 0:01:16
4位 ステフェン・クライスヴァイク(ユンボ・ヴィズマ) 0:01:28
5位 エマヌエル・ブッフマン(ボーラ・ハンスグローエ) 0:01:55
6位 ミケル・ランダ(モビスター) 0:04:35
7位 リゴベルト・ウラン(EFエデュケーションファースト) 0:05:14
8位 ナイロ・キンタナ(モビスター) 0:05:17
9位 アレハンドロ・バルベルデ(モビスター) 0:06:25
10位 リッチー・ポート(トレック・セガフレード) 0:06:28

 

 

まさかこんな風にツールが終わるとは

あれほど面白かった今年のツール

ピノがいなくなり

そしてステージ途中でレース終了

今日の20ステージもコース短縮で130キロから59キロに

スタートから直接ゴール地点の超級山岳を登るだけのヒルクライムレース

これではアラフィリップの挽回も厳しい

あとは表彰台争いに絞られる

おそらくベルナルの総合優勝は確定

歴史に残るようなすごい偉業だが

最後がこれだと心から喜べない部分もあるかもしれないな

あのままレースが続いていたらまた違ったかもしれない

そして20ステージもちゃんと開催されればここで数分差もひっくり返る可能性は十分にあったはずだ

 

 

自然の中で開催されるツールだけに天候も含めてのツールである

しかしあまりにも残念でならない

せめて20ステージ

通常通り開催できないものなのか?

 

 

 

 

今日第20ステージ予想

超級山岳ではあるが勾配のゆるく距離が長いだけのダラダラ峠

正直山岳一つでは差はあまりつかない

山に入るまでにどれだけハイペースで疲労させられるかがポイント

各チーム最初から全開

今までにないレースになる

これが吉と出るか?凶と出るか?

「あれ?案外面白いじゃん」となることを心から願う

 

第20ステージ予想はベルナルで

さすがにステージ勝利を味あわせてあげたい

 

 

 

コース短縮で放送時間も変更なので注意が必要です

こまめに水分補給とJスポーツサイトをチェックだな

 

  

2019ツール・ド・フランス第18ステージ

2019年ツール第18ステージ

いよいよ最終決戦の地アルプス3連戦が始まる

スタート直後に3級をこなし標高2000メートル越えの1級超級超級と続く

最後は下ってゴールなところが僅かに残された主催者の良心だろう

イゾアール、ガリビエと連なる超級山岳

ツールではおなじみの峠である

 

アンブラン〜ヴァロワール
距離は200キロで獲得標高4700メートル

200キロの距離はちょうど琵琶湖一周

しかし琵琶湖は平坦

このアルプス200キロを4700メートルも登ってしまうなんて

やはり彼らは化物である

 

今年最難関のステージが始まる

スタート直後から激しいアタック合戦でレースはハイペースで進んでいく

しきりにサガン、ルツェンコらが仕掛けるがなかなか決まらない

結局はそのままの勢いで3級山岳へと突入

やがてメイン集団が二つに割れて前方の集団33名が逃げ集団となった

 

逃げ33名

 

ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)
アンドレイ・アマドール(コスタリカ、モビスター)
カルロス・ベローナ(スペイン、モビスター)
ロマン・バルデ(フランス、アージェードゥーゼール)
マティアス・フランク(スイス、アージェードゥーゼール)
グレッグ・ファンアーフェルマート(ベルギー、CCCチーム)
サイモン・ゲシュケ(ドイツ、CCCチーム)
セルジュ・パウェルス(ベルギー、CCCチーム)
アレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン、アスタナ)
ゴルカ・イサギレ(スペイン、アスタナ)
アダム・イェーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット)
ダリル・インピー(南アフリカ、ミッチェルトン・スコット)
クリストファー・ユールイェンセン(デンマーク、ミッチェルトン・スコット)
マイケル・ウッズ(カナダ、EFエデュケーションファースト)
アルベルト・ベッティオル(イタリア、EFエデュケーションファースト)
ティム・ウェレンス(ベルギー、ロット・スーダル)
ティシュ・ベノート (ベルギー、ロット・スーダル)
ジャスパー・デブイスト(ベルギー、ロット・スーダル)
レナード・ケムナ(ドイツ、サンウェブ)
ニキアス・アルント(ドイツ、サンウェブ)
ピエールリュック・ペリション(フランス、コフィディス
ステファヌ・ロセット(フランス、コフィディス
マイク・テウニッセン(オランダ、ユンボ・ヴィズマ)
ディラン・ファンバーレ(オランダ、チームイネオス)
マキシミリアーノ・リケーゼ(アルゼンチン、ドゥクーニンク・クイックステップ
アムントグレンダール・ヤンセンノルウェーユンボ・ヴィズマ)
セルジオルイス・エナオ(コロンビア、UAEチームエミレーツ
ジュリアン・ベルナール(フランス、トレック・セガフレード
ニルス・ポリッツ(ドイツ、カチューシャ・アルペシン)
ダミアーノ・カルーゾ(イタリア、バーレーンメリダ
マチュー・ラダニュ(フランス、グルパマFDJ)
アマエル・モワナール(フランス、アルケア・サムシック)
ポール・ウルスラン(フランス、トタルディレクトエネルジー

 

キンタナが総合タイムで9分半遅れ

このタイム差を目安にメイン集団はコントロールすることになる

 

注目選手としては予想通りバルデがアシストを従えて逃げに乗ってきた

その他総合エース級が数名入ってきた

アダム、ウッズ、バルデ、キンタナ

珍しくイネオスもファンバーレを逃げに乗せてきた

やはり今年は攻撃を仕掛ける側のイネオスである

 

1級山岳の山頂ではウェレンスとバルデが山岳争い

ウエレンスがトップ通過でなんとか踏ん張る

8分近くあるメイン集団との差

下りでアルントが抜け出してヴァンアーベルマート、ベルナールが追走

後続の追走集団から2分差をつけて超級山岳イゾアールへ突入

追走集団では徐々に登れるメンバーに絞られていく

一方メイン集団はモビスタがコントロール開始でどんどんペースアップする

やはり今日も攻撃を仕掛けてきたモビスタ

逃げにはキンタナ、アマドール、ベローナを乗せてきている

ランダのための前待ちなのか?

メイン集団は5分差まで縮めてイゾアールに突入した

 

逃げ集団はバルデ、カルーゾ、キンタナら登れる選手が抜け出すも後続も合流

やがて9名の逃げ集団へと

アダム・イェーツ、バルデ、カルーゾ、キンタナ、ウッズ、ルツェンコ、パウェルス、ベルナール、ケムナ

 

メイン集団もモビスターのペースアップでどんどん選手をふるい落としていく

その数20名ほど

リケーゼも逃げから落ちてきてアラフィリップのために最後の一仕事をする

 

先頭の9名に後続からウェレンスたちが追いつき16名へと再び増殖

減ったり増えたりを繰り返しながら山岳をこなし

アダム、バルデ、ルツェンコ、キンタナ、ウッズ、カルーゾで山頂を越え下へ突入

後続は牽制も入りどんどんタイム差が広がる

こうなるとなんともならない

もはや先頭に復帰することも困難になる

 

そしてそのままガリビエ峠へと突入

メインとの差は4分58秒

 

メイン集団はイネオスがコントロールを開始する

ここから怒涛の追い上げか?と思われたがタイム差はさほど縮まらない

タイム差は5分差で推移する

メイン集団ではアラフィリップがかなりきつそうな表情を見せている

 

残り28キロ

先頭からアダムが遅れる

これで先頭は

バルデ、カルーゾ、ルツェンコ、キンタナ、ウッズ

メイン集団との差は4分30秒

 

残り27キロ

ルツェンコがペースアップ

すかさずキンタナがチェックに入る

どうやら今日のキンタナは一味違う

 

残り26キロ

ウッズが仕掛けるもカウンターでキンタナがアタック

全盛期を彷彿とするキレキレアタックでバルデらを突き放す

バルデたちはお見合い中

「本日はお日柄もよろしいようで」

毎回のことながらこうなると先頭との差は広がるばかり

見てる俺以上に選手たちもわかってるはず

それでも牽制しなければならない

誰も動けない

「あとは若い人達で・・・」

23秒

ベテランとなったキンタナはどんどん差を広げ始めた

 

一方メイン集団では相変わらずイネオスがコントロール

そして相変わらず縮まらないタイム差

本来メイン集団は共同作業でハイペースを維持してアラフィリップを落とさなければならない場面

それでもまだ動かない

イネオスはのんびりとコントロール

その時を待っているのか?それともGの調子が悪いのか?

 

 

残り25キロ

先頭からカルーゾが遅れた

追走はバルデとルツェンコの二人

しかしレース開始から積極に動いてきたルツェンコには先頭を引く力は残されていない

仕切りに後ろを向き

「引けよバカ」とバルデが叫ぶ

ついこないだもネチネチとバルデから小言を言われ続けたルツェンコ

本格的にバルデが嫌いになるかもしれない

 

残り23キロ

イネオストレインからポエルスが遅れる

対して仕事してない気もするが

明日からに備えてのことかもしれない

ここでカメラがアラフィリップを捉える

さっきは苦しそうだったアラフィリップがやたらと元気に見える

ヴォクレール同様この男はわからない

 

 

ガリビエ山頂

バルデらに1分以上差をつけてキンタナが越えていく

あとは下るだけだ

ステージ優勝が半分見えてきた

 

 

メイン集団ではベルナルがアタック

どうやらGからゴーサインが出た

「かき回してこい!」

これまたキレキレのベルナル

すかさずバルベルデがチェックに入るも追走は断念する

このまま付いていくのは危険だと感じたのかもしれない

Gとしてはこのベルナルの動きにピノたちライバル勢がつられて欲しかったのかもしれない

自分はライバルのケツを眺めながら付いていけばいい

そしてペースアップすることで長い登りが苦手なアラフィリップが苦しくなる

そんな意味もあるベルナルのアタックなんだろうがこの時はライバルは誰も動かなかった

あえてGマークなのか?単に動けなかったのか?

 

先頭ではキンタナ

メイン集団からはベルナル

このアルプス標高2000メートルの地でコロンビア祭り開始である

「祭りだ、祭りだ」

俺の頭の中でサブちゃんが歌いだす

 

残り19キロ

バルデがついにお荷物ルツェンコを切り離す

しかし時すでに遅し

キンタナとの差は1分40秒

 

一方メイン集団はキンタナと6分

キンタナも総合ジャンプアップのチャンスである

それでもイネオスはペースアッップしない

そしてスローペースなのにライバル勢も動かない

おそらく主催者の良心でもある下ってゴール

これが影響していることだろう

動くべきところは明日だと感じてるのかもしれない

 

コロンビア祭りでとにかくベルナルは絶好調だ

相変わらずサブちゃんもノリノリで歌っている

そんな中でついにこの男が動いた

Gトーマス

通称G

Gを一人見たら100人いると思え

Gトーマスがアタックした

 

すかさずピノがチェックに入る

さすがに期間限定でミニオンパッケージになってるだけのことはある

この攻撃でアラフィリップは一番後方へと追いやられる

そしてジワジワと遅れ始めた・・・

 

フランス中から悲鳴が聞こえている

アラフィリップだけを残してメイン集団は下に突入した

 

残り12キロ

先頭キンタナとバルデの差は下りでも縮まらず1分37秒

 

 

一方メイン集団

アラフィリップが遅れて下りに入る

ダウンヒルが得意なアラフィリップ

ここから怒涛の追い上げを見せる

攻めまくるアラフィリップ

どんどんGとの差を縮めていく

そしてついにGを捉えた

そのまま一気にG集団の先頭まで出て抜け出す

視聴率50パーセント越えのフランス大興奮だ

 

残り5キロ

キンタナとバルデは1分30秒

メイン集団は再び一つになり休戦協定

「安全第一、今日はこのままで行きましょう」

みんなで仲良くゴールを目指す

 

 

残り2・5キロ

突然の雨

エースとしての信頼を取り戻すためにキンタナは走る

 

残り1キロ

フラムルージュ通過

大きく両手を広げ

天を指差しゴール

 

クイーンステージを復活のキンタナが制した

 

 

表彰台では村長選挙で当選したかのような満面の笑顔

メダルをかじるパフォーマンスを見せるほどご機嫌だった

総合でも一気に7位にジャンプアップ

8位のランダから再びエースの座を取り戻したキンタナであった

 

 

爆走ベルナルも総合で2位に

彼もまた3位のGトーマスより上にきた

マイヨジョーヌのアラフィリップとの差は1分30秒

Gとは5秒

クライスヴァイク、ピノ、ブッフマンもすぐ後ろに控えている

この日をダメージなく守りきったことでアラフィリップのマイヨジョーヌも可能性が出てきた

本当に今年のツールは面白い

 

 

そしてついに山岳賞はウェレンスからバルデへ

西川きよし作戦として「小さなことからコツコツと」ツール序盤から地味にポイントを積み重ねてきたウェレンス

終盤に来て一気にバルデに山岳ジャージを強奪される

世の中理不尽なものである

 

 

 

今日の第19ステージ予想

126キロのショートステージで最初からワチャワチャな展開が予想される

しかも登りつつ3級2級3級とこなして超級でボーナスポイント

そこから1級を登ってゴール

最後が1級とはいえ山頂ゴール

確実に総合も動くことだろう

調子のいいものだけが残れるステージである

おそらく今回こそ総合がボーナスポイントを取りに来る

そこで動くのが誰なのか?

イネオスは動けるのか?

ドゥクーニンクもユンボも動けない

FDJゴデュピノコンビか?それともベルナルか?

ベルナル動かしておいしいところをGがかっさらうか?

正直イネオスはベルナルエースの方が勝てるような気もするが

でも翌日は超級山頂ゴール

勝負は最後までお預けかな?

なんせみんな疲れている

 

 

そして予想だが

難しいな

キンタナの復調もある

ランダも怖い

そしてピノ

ベルナル、G

フランス的には最後の平坦区間2キロでアラフィリップか

でもそうなるとGが有利でもある

 

全てはGの調子次第

手前の超級で山岳狙いのバルデがペースアップ

これによりGはアラフィリップとクライスヴァイクと共に遅れる気もする

下りで追いついて再び1級で遅れる

そこでベルナルにGOサイン

 

第19ステージはベルナルで

そして20ステージもベルナルで

しかし数秒でマイヨジョーヌはアラフィリップ

そんな展開が望ましいかな?

そうなるとピノが不憫か

まぁとにかく19ステージはベルナルだな

 

 

 

2019ツール・ド・フランス第17ステージ

2019年ツール第17ステージ

アルプス3連戦へ向けての移動ステージ

ゴール前に3級山岳があるためにピュアスプリンターはここでポジションを下げてしまう可能性がある

そのために狙えるのはパンチャー系が有利なコースレイアウト

ポン・デュ・ガール〜ギャップ
距離は200キロで獲得標高2000メートル

あの水道橋がポン・デュ・ガールである

日本だと京都の南禅寺の境内で水道橋が見られるがやはり本場は規模が違う

翌日から大事な大事なアルプス3連戦を控えているために各チーム元気な奴を逃げに乗らせて他はお休みするステージ

とにかく今は休むことが大事なのである

放送が始まると33名の大きな大きな逃げ集団

「みんなで逃げれば怖くない」

 

クサンドロ・ムーリッセ(ベルギー、ワンティ・グループゴベール)
アンドレア・パスクアロン(イタリア、ワンティ・グループゴベール)
バウケ・モレマ(オランダ、トレック・セガフレード
ジャスパー・ストゥイヴェン(ベルギー、トレック・セガフレード
トムス・スクインシュ(ラトビア、トレック・セガフレード
ルイ・コスタポルトガルUAEチームエミレーツ
セルジオルイス・エナオ(コロンビア、UAEチームエミレーツ
スヴェンエリック・ビストラム(ノルウェーUAEチームエミレーツ
ヴェガールステイク・ラエンゲン(ノルウェーUAEチームエミレーツ
ヘスス・エラダ(スペイン、コフィディス
ピエールリュック・ペリション(フランス、コフィディス
ナトナエル・ベルハネ(エリトリアコフィディス
アントニー・ペレス(フランス、コフィディス
グレッグ・ファンアーフェルマート(ベルギー、CCCチーム)
ミヒャエル・シェアー(スイス、CCCチーム)
トーマス・デヘント(ベルギー、ロット・スーダル)
イェンス・クークレール(ベルギー、ロット・スーダル)
ダニエル・オス(イタリア、ボーラ・ハンスグローエ)
ルーカス・ペストルベルガー(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ)
マッテオ・トレンティン(イタリア、ミッチェルトン・スコット)
クリストファー・ユールイェンセン(デンマーク、ミッチェルトン・スコット)
ゴルカ・イサギレ(スペイン、アスタナ)
オマール・フライレ(スペイン、アスタナ)
サイモン・クラーク(オーストラリア、EFエデュケーションファースト)
トーマス・スクーリー(ニュージーランド、EFエデュケーションファースト)
エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー、ディメンションデータ)
ベンジャミン・キング(アメリカ、ディメンションデータ)
カスパー・アスグリーン(デンマーク、ドゥクーニンク・クイックステップ
ニコラス・ロッシュ(アイルランド、サンウェブ)
アレクシ・グジャール(フランス、アージェードゥーゼール)
ディラン・トゥーンス(ベルギー、バーレーンメリダ
ニルス・ポリッツ(ドイツ、カチューシャ・アルペシン)
ネルソン・オリヴェイラポルトガル、モビスター)

 

一番総合タイムが良い選手でもムーリッセの28分遅れ

まぁ20分ぐらいは逃がしても大丈夫な逃げ集団

「どうぞ逃げてください」的な展開

タイム差もすでに7分でじわじわ広がっていく

メイン集団のコントロールはドゥクーニンク

その後ろにはFDJ

完全に逃げを追う気はない

放送開始直後で逃げ確定なレースである

永井さんも言っていたがよくわからないのがFDJの後ろにつけてるバーレーン

この日何かをするわけでもないのに何故この位置に?

ただの危険回避なのか?

たまたまこの位置になったのか?

イネオスはいつもより後ろにいる

 

ざっと逃げメンバーを見てみると

コース的にバッチリハマる選手が数名逃げている

トレンティン、ヴァンアーベルマート、ボアッソンハーゲン

展開によっては後ろ髪のオスも行ける

これらスプリント力のある選手をどこでどう蹴落とすのかがその他大勢の逃げメンバーの思惑

とりあえずはレース後半まで仲良く逃げるだけである

 

途中で土砂降りにあったりするが猛暑のフランスだけに返って涼しいのかもしれない

解説のシマノレーシングの話をぼっと聞きながらレースは進んでいく

野寺さんは昨日からしゃべりっぱなしである

さすがに景色は綺麗だ

そのことだけでも見てる価値はある

 

相変わらず野寺さんが喋ってる

すると逃げ集団で動きが出る

どうやらこのままの大集団で行くのを嫌う選手が小集団に絞ろうとアタックを仕掛けてきた

それでも喋るのをやめない野寺さん

そんな中でようやくレースは動いた

 

 

残り26キロ

オス、アスグリーン、グジャール、イサギレ、スクーリー、トレンティン、ヴァンアーフェルマート、ラエンゲン、スクインシュ、ペリション、キング

逃げ集団は11名に絞られた

しっかりと優勝候補たちも名を連ねている

やはり蹴落とせなかった

このまま彼らをゴールまで連れて行くのは危険だ

やはり勝負は3級山岳か

 

と、誰もが思ってたかもしれない

その隙をついたのが一番スプリント力のあるマッティオ・トレンティン

スルスルっと前方に飛び出る

「ん?」「ん?」

お互いにお見合いする逃げメンバー

「おいおい誰か追えよ」

「ここはあなたでしょ」

「いえいえ私はほら今日あれだから」

「あれってなんだよ、女の子の日とでも言うのか?」

「まぁそう捉えてもらっても一向に構わない」

「仕方ねえな、そうなると残るはあいつだな」

「おいお前が行けよ」

「なんで俺が・・・」

「そういうあなたが追ってくださいよ」

「なんだこら!」

「俺様は無駄な足を使いたくねえんだよ」

「そんな理不尽な・・・」

「誰だって無駄な足は使いたくないですよ・・・」

のび太のくせに生意気だぞ!」

 

お見合いをする逃げメンバー

その間にトレンティンはどんどん差を広げていく

ここで危機を感じたペリションが単独でトレンティンを追走開始

「待ってよ!トレンティン」

毎回おなじみの光景だ

そしてトレンティンは待たない

 

 

正直ゴールスプリントになっても勝つ確率の高いトレンティンが3級山岳手前でアタックで独走に持ち込んだ

これはよほど調子が良く自信があるとうことだ

実際に3級山岳に入っても彼のペースは落ちない

このまま下りに入られたら・・・

そんな中で逃げのメンバーからドゥクーニンクの機関車アスグリーンが飛び出す

先行するペリションとの差をぐんぐん差を縮めるアスグリーン

トレンティンは後続に30秒差をつけて3級山岳の下りに突入

ペリションを交わしてアスグリーンが2番手に浮上

しかしここからが縮まらない

トレンティン独走でステージ優勝

見事に狙ったステージでの逃げ切り勝利となった

 

 

毎回のことながらロードレースは一瞬の判断で勝敗が別れる

なぜ?他のメンバーはお見合いしてトレンティンを直ぐに追わなかったのか?

ツールもすでに17ステージ

誰もが限界近くで走っているのだろう

結局は追えないのである

 

 

メイン集団ではちょっとしたいざこざが

途中でマルティンが幅寄せしてルーク・ロウがご立腹パンチ

総合を争うライバルチーム同士のポジション合戦で二人は失格処分となった

お互いに貴重なアシストを失ったイネオスとユンボ

優位になるのはドゥクーニンクとFDJ他

特にフランス人にとっては嬉しい彼らの失格

さすがツールである

ホームアドンバンテージではないと思いたい

 

 

それ以外は何も起こらないメイン集団

20分以上遅れて仲良くゴールした

 

 

さぁ今日の第18ステージ

いよいよアルプス3連戦の始まりだ

とりあえず今日は下ってゴール

しかし最後の超級にボーナスポイントがある

実質ここがゴールとなるのかもしれないな

この超級に入る前にすでに集団は総合エースのみ

アシストはポエルスとゴデュぐらいか

アラフィリップはとにかくイネオスのケツにしがみつくだけ

ペースで登るGとクライスヴァイク

お互いに早い攻撃は仕掛けにくい

モビスタはなんらかの攻撃を確実に仕掛けてくる

アマドール、ソレルを使いランダを走らせる

バルベルデは後方支援

キンタナは蚊帳の外

このモビスターの動きに誰が便乗するかだろうな

孤独なブッフマン

そして絶好調のピノ

とにかく差を詰めたい選手が動く

僅差で登り切れば下りでまた一つに

 

 

難しいな

予想がつかない

ボーナスいらないのなら逃がしちゃうし

そうなるとニバリとかバルギルとかバルデとかキンタナとか

調子の悪いエースたちの争いになる

まだアルプスは2つある

真の戦いは山頂ゴール2連戦だな

 

今日の第18ステージ予想は

視聴率50パーセント越えのフランス人のために

フランスチャンピオンのバルギルだな

でもバルギルって何分遅れなんだろう?

10位のリッチーが6分半遅れだからそれ以上か

でも最後は下り

ニバリ爆走もありえる

でもあまり調子良くなさそう

迷いだしたな俺

 

迷った時はバルデ

彼もまた下りは早い

そしてすっかり忘れているが彼もまた期待のフランス人

 

今日の第18ステージ予想はバルデで

 

 

 

今日は放送時間が早い

5時45分

録画して追いかけ視聴だな

ピノ用意しないとな

 

 

 

 

2019ツール・ド・フランス第16ステージ

2019年ツール第16ステージ

アルプス3連戦前のスプリントステージ

スプリンターにとって16ステージと最終21ステージのパリが仕事場

なんとしてでも勝ちたいステージである

しかしチームとして総合を争ってるドゥクーニンク、ユンボ、ボーラ

この辺りがどう影響するのか?

ニームニーム
距離は177キロで獲得標高1500メートル

要するにニームをぐるっと回るコース

過去には横風分断も起きているだけに注意が必要だ

そしてこの日のフランスは原発が暑すぎて停止するほどの猛暑

気温39度が選手たちを苦しめる

しかも午後1時半頃のスタート

一番暑い時から走る選手たち

サポートするチーム側も準備万端で臨む

とあるチームは一人あたり8リットルを用意とか

多分足らないな

イネオスはもっと多かったのかな?

まぁとりあえずスタートだ

 

さすがにこれだけ暑いとあまり逃げたがらない

しかも確実に捕まるステージ

みんな疲れている

まだアルプスが控えている

逃げるなら17ステージだ

 

逃げは5名

 

ラルスイティング・バク(デンマーク、ディメンションデータ)
ステファヌ・ロセット(フランス、コフィディス
ポール・ウルスラン(フランス、トタルディレクトエネルジー
ルカシュ・ヴィシニオウスキー(ポーランド、CCCチーム)
アレクシ・グジャール(フランス、アージェードゥーゼール)

 

バク、懐かしい名前が出てきた

今はディメンションデータなんだな

彼もこれが最後のツールらしい

一昔前よく逃げてた選手だ

メイン集団はロット、ユンボなどスプリンターチームがコントロールして逃げとの差を2分台に抑える

やはりここをドゥクーニンクに任せてしまうとタイム差が開きすぎてしまう

彼らはヴィヴィアーニを抱えているとはいえ彼もまたアラフィリップのためにアシストをしている

今日のステージもスプリントするかどうかは展開次第なんだろうな

 

 

実はこのニーム

あのジーパンのリーバイスと深い関わりがある街

昔から織物の町として栄えていたニーム

このニームの生地をリーバイスの創業者がアメリカに持ち帰ってデニムを製作

「デニム」の語源は「デ・ニーム」だったのだ

そんな織物の町を走り抜けていく

 

暑い、とにかく暑い

みんなストッキングに氷を入れて首元を冷やしている

それでもタイム差を広げないで集団は走る

平均スピード45キロ

そこそこハイペースだ

残り130キロ地点ぐらいか

なんでもないコーナーで一人転んだ

イネオスだ

誰だ誰だ

「嗚呼Gトーマスだ・・・」

結構なスピードで転んだがスリップしての落車なので地面には叩きつけられずに擦過傷だけで済んだみたいだ

それにしても彼はよく転ぶ

スイスから転びっぱなしだ

2度あることは3度ある

さすがに4度目はないと思いたい

 

残り65キロ

スプリントポイント

もがくヴィヴィアーニ

とりあえず中間は取っておく

でもゴールはわからないってところか

この辺りから横風注意報

ミストラルが吹き荒れるかもしれない

若干横風は吹いてるみたいだが流石に全チームが警戒しまくってるだけに各チーム前へ前へと位置取り

メイン集団がぎゅっと凝縮された一つの塊となって進んでいく

 

残り28キロ地点ではフグルサングが落車

前方で落車した選手がいてかわしきれなかったそうだ

アスタナのチームメイトがほぼ全員エースの元で待機

しかしヘルメットを外されるフグルサング

彼はここでリタイアとなった

 

逃げが粘っている

残り15キロ

まだまだ捕まえれない

ここでドゥクーニンクも集団を引き始める

ユンボもかなりやる気だ

総合もスプリントも大変だな

その点イネオスは総合だけに割り切っている

 

再びニームの町へと戻ってきた

逃げとの差10秒が縮まらない

残り3キロまではコーナーが連続するだけに逃げ有利だ

そしてクロイッゲル落車

キンタナも巻き込まれて集団から取り残される

もはやエースの面影はない

 

コースは下り基調

最後の最後まで粘る逃げ集団だったが

ついに残り2キロで吸収

ここからがスプリントに向けて最後の仕事

激しい位置取り合戦

バルギルも先頭に出てグライペルのために引く

後方でちらちらとグライペルを確認

彼も最後のツールだけにせめてスプリントする姿だけは見てみたいが・・・

 

残り1キロ

フラムルージュ通過

ここでドゥクーニンクが完璧なトレインを作る

モルコフ、リケーゼ、そしてヴィヴィアーニ

完璧なリードアウトからヴィヴィアーニが発射

番手にはサガン

そしてクリストフにフルーネウェーフェンと続く

後方からユアンが別ラインで加速する

クリストフが遅れ

フルーネウェーフェンはユアンの前に出られない

サガンは伸びない

最後はヴィヴイアーニとユアンの戦い

お互いに低い姿勢でもがく

最後はユアンがヴィヴィアーニを振り切りステージ2勝目

現地に駆けつけた奥さんと生まれたばかりの娘の前で

嬉しい嬉しいツール2勝目となった

 

 

 

第17ステージ予想

真ん中に4級がありゴール手前で3級を登る

サガン、マシューズ、トレンティン、コロブレッリあたりなら狙えるだろうが

ツール終盤にチームとしてコントロールする気があるのか?

おそらくそこそこの人数が逃げてくるステージ

ボーラはブッフマンの総合もあるのでサガンは「どうぞご自由に」と言ったところか

この次からはアルプス3連戦

とても大事で厳しいステージ

とりあえず元気な奴らを逃げに乗せて俺たちは休もうぜパターンかな

 

で、第17ステージの予想は

考えてもわからない

もはや妄想力も残っていない

伏兵的な選手が勝ちそうだが

こんな時は個人的に大好きなデヘントで

予想というより個人的な希望だな